ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【2021-1-4 vs BKN】

前回のMIN戦で初勝利を挙げたWASでしたが、ここから怒涛のアウェイ戦が待ち受けていて、その初戦が優勝候補のBKNでした。
いや本当にただでさえアウェイでの勝率が悪いWASなのに、なんで強豪ばっかと急に当たる??とシルバーを恨みました。

 

ただBKNはディンウィディーが大きなケガをしたことで2ndユニットの弱体化、アービングとKDともにケガ明け&ケミストリー構築前ということもあり、勝てる可能性が少しあるんじゃ…?と期待しました。1割くらい。

 

今日はラスがちゃんと出るらしく
ラス、ビール、アブディア、八村、トマブラ
がスタートで、
BKNは
アービング、キャバロ、ハリス、KD、DJ
でした。

 

・前半
1Qはアブディアと八村のディフェンスが良く、アービングとのミスマッチを八村が狙う形でオフェンスを展開できました。
ラスもミドルシュートではなく、ペイントアタックをするようになったのも好材料です。

 

ただラスとビールがハリスを見失いがちで、こんなオフボールの動きに弱かったっけ…?と悲しくなりました。
エース2人がこんなにディフェンスができないとこの先つらいぞ!

 

そして始まる3ガードタイム
今回お届けするのはスミス、ビール、タケシの3人です。
いや、トロイかボンガ使えよ。
そして今日の試合で一瞬も出なかったトロイとボンガでした。

 

ここ最近のWASは
スタート
ビール+ベンチ
ラス+ベンチ
の順で起用されますが、ラス+ベンチのときの構成が問題で、
今日はスミス、ラス、タケシ、ベルタンス、ロペスでした。

 

スペースがなさすぎてつらいし、ベルタンスの介護ができるディフェンダーがいないのでつらい地獄の時間でした。
さいわいシュートがほとんど決まらずに29-28と1点リードで終わらせましたが、ラスが出てくるならスミスからネトに替えるとか、ベルタンス出すならボンガ出すとか考えてほしい。

 

2Q最初はスミス→ネトにしてスタート
ベルタンスの奇襲3Pとロペスの3Pと立て続けに決まって差を広げました。

 

BKNはやはりディンウィディー不在が大きく、ルバート1人じゃどうにもならない感じで、アービングかKDいないときどうするかを何とかしないときつそうです。

 

ロペスは本当にトランジションに弱く、トマブラはオーバーヘルプをしてマークマンがフリーになるというインサイド貧弱問題…
アービングとKDが戻ると、最大10点差あったのがなくなり、逆に70-71で1点差ビハインドとなってしまいました。

 

2Q終わりのプレーがラスの3Pってなんなん??
ビールも急に球離れ悪くなるし、そういうとこコントロールするのはHCの役目だろうに。
1Q途中もブルックスHCとラスがテクニカルを取られるという「何してんだこいつら…」状態

 

・後半
3Qはまたしても作戦名「八村」発動で、ミスマッチをつくってアービングやハリスに対してポストアップをするのですが、これがドハマりしていて、ダブルチームに来ても冷静にパスを捌けるようになったのが非常に良いです。
3Pは入らない八村でしたが、KDのマークとポストアップによる得点でチームに大きく貢献しました。

 

ただラスのオフボールでのディフェンスは、まるでボールマンの引力に吸い寄せられているようにじりじりと寄っていき、自分のマークマンを見失うことがあります。
介護マンのアブディアもさすがにそこまではカバーできず、簡単にシュートを決められました。
誰かきつく言ってくれないかなー

 

チームディフェンスも少しずつ改善の兆しは見られるのですが、いかんせんベルタンスは個人でもチームでもダメダメなので、ファールで見事に帳消ししてきます。
2ndユニットの時間以外出さなくていいぞ本当に。

 

BKNは連動性はないものの、アービングとKDの個人技頼みで、アレンが上手くサポートしていました。
ずっとこんな感じなら優勝は難しそうだ…。

またしてもラスとスミスという並びを使い続けて、3Q終了時には94-93と1点リードで終わりました。

 

4Qは逆転したりされたりのシーソーゲームでした。

ラスはポストアップを多用し、シュートやファールを貰うこともありましたが、周りが動かないので単発のシュートで終わってしまいます。
これはタイミングを見てやる分には武器になりますが、連続してやるもんじゃないです。
もっと効果的にやるタイミングを決めてほしいものです。

 

KDは八村がついていないときは積極的に攻めました。
途中のビールのブロック未遂は惜しかったですね。

 

残り30秒のラスの3Pからトランジションで簡単にキャバロに決められたのは…
言葉にできません。
よく見るとフォロースルーを見つめたラスが戻らずに突っ立っていたため簡単にシュートを決められました。
これで負けたら戦犯と言われてもおかしくないレベル。

 

オフェンスはビールの3Pが外れるも、トマブラがオフェンスリバウンドをとって、
再度ビールがドライブ→トマブラの合わせで1点リードに。

BKNはタイムアウト明けにアービングが八村相手に3Pを打つも外れ、
2ndチャンスがKDにいってミドルジャンパーを打つも外れて試合終了。


いやぁ心臓に悪い結末でした。
どっちが入ってもおかしくないシュートだったのでラッキーと言わざるを得ません。

 

てかなんで最後ディフェンスで重要なのにベルタンス出てるんだ?
アブディアかトロイ入れろよ!

 

・まとめ
勝ったは良いものの、課題がまだかなり残っています。

①ラスとビールのFG%の低さ
ラスは今までドライブでのペイントアタックが多いスタイルでしたが、今季はやけにプルアップのミドルジャンパーが多いです。
確率が高ければなにも問題はないのですが、そこまで高くないし、結構タフショットも多いので安定感がありません。

しかも3Pも22.7%しかないのに4.4本も打っています。
それならトマブラかアブディアに打たせろ。

ビールはまだ3Pの確率が良くなく、決してタフなショットばかりではないのに外しているので、
おそらくメンタル的なものだと思います。
ウォール在籍時の確率の良い3Pは、主にセットオフェンスから展開して打ったもので、なぜそれをチームでやらなくなったのか謎すぎて怖いです。

 

②ベルタンスの多用
今回の試合では4/10とベルタンスガチャとしては及第点の決定力でした。
ただ、スターティングメンバーと出ているときのディフェンス時の穴っぷりは神懸っています。
これが示すのは、2ndユニットでは脅威ではあるものの、スターティングメンバーの強度にはまったく追いつけないということです。

クロージングが下手すぎて、毎回のようにドライブで簡単に抜かれるし、そのあとのフォローもできないため、ファールで止めるorシュートを決められる二択しかないのが痛いです。
なのにも関わらず、今回の試合では4Qをほぼフルで出続け、最後の大事なディフェンスでも交代することなく出ていました。
今回なぜか八村が狙われましたが、普通ベルタンスを狙えば簡単にシュートを打てた気がします。

ベルタンスの多用、ダメ、絶対

 

③メンバーのプレイタイムがブレブレ
顕著にこれが出ていたのがボンガです。
八村が不在のときはスタメンで起用されていたにもかかわらず、八村が復帰した途端に出番は0になりました。
正確に言えばガベージタイムで少し出たくらいですが。

そして急に使われだしたタケシは、ディフェンスで活躍しましたが、肝心のアウトサイドは今一つです。
アブディアも悪くない動きだったのに今回はわずか16分のプレイタイムにとどまりました。

なにか裏でトレードの話が動いているなら話は変わりますが、そうでないのならバランスのいいプレイタイムの配分を考えるべきです。