ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【コロナ明けの3試合】

WASはコロナの健康プロトコルの影響で、2週間もの空いた期間ができてしまいました。


スミス、トロイ、アブディア、八村、ベルタンス、ワグナー

と主力のほとんどが欠場という形で試合に臨むことになりました。

この辺も他のチームと違って欠場者が多すぎることから、チームでの管理が杜撰なのでは…?と疑問に思います。

 

足りないメンバーとして、TORからウェイブされたアレックス・レンと、FAだったジョーダン・ベルと契約してインサイドを補う形になりました。
インサイドファイトができるレンは、TORのシステムに馴染めなくてウェイブされましたが、特にルールのないWASにはぴったりの人材です。
ベルもオフェンス力は無いものの、GSW時代にグリーンに鍛えられたディフェンスが売りの選手です。チームを転々としてまだFAだったことを考えると、能力以外のところで問題があるのかもしれませんね。

 

SAS
この試合は
ウェストブルック、ビール、タケシ、ボンガ、ロペス
というスタメンで始まりました。

 

SASがスモールラインナップを多用してくるのでしょうがないですが、ボンガをPF起用するのはさすがにフィジカル面で心配がありました。ただ、背に腹は代えられないのでおとなしく死んでくれボンガ。

 

前半までは割と拮抗した試合でしたが、相変わらずビール一辺倒のオフェンスでした。
対してSASはバランスアタックが戦術なのか、全員に均等のシュートアテンプトが与えられ、少し気持ち悪く思ったのは内緒です。
自分がバスケをするときはバランスアタック重視なんですけど。

 

そしていい勝負するんじゃ?と思ったのは一瞬で、後半からは着々と点差をつけられ、4Qになると24-36と12点もの差ができました。
これがチーム力の差だぜと言わんばかりのポポビッチ
Fire Scott Brooks.
終わってみれば101-121の圧倒的完敗。

 

ただ収穫はありました。
レンはWASでの初出場ながら20分で11得点5リバウンドと活躍してくれました。
ウィンストンは初めて20分以上のプレイタイムを与えられ、ルーキーながらも堅実なゲームメイクができ、最初こそシュートが入らなかったものの、3Pは2/5とまぁまぁな結果になりました。

 

それ以上にひどかったのはウェストブルックでした。
プレイタイム制限で25分しか出ていないのに±は-20とチームトップの成績。
9点8リバウンド6アシストとどこのドレイモンド?というスタッツですが、TOVは4つもありました。
PGタケシとウィンストンでやればよくない?と思ってしまうほどのウェストブルックでした。

 

SASはデローザンが9点、オルドリッジが15点なのに121点も取られるなんてひどいチームディフェンスです。

 

HOU戦
トレードされてしまったWASのスターだったウォールとの再会です。
ウォールもウェストブルック同様にまだ本調子ではなく、たびたび試合を休んでいるそうなのですが、WASとの試合だからか出場してきました。
ビールと親しげに喋っているのを見ると、なんだか嬉しいんだか寂しいんだかよくわからない感情になります。

 

この日はボンガのPF起用がまずいとさすがにわかったのか、
ウェストブルック、ビール、ボンガ、ギル、ロペス
でした。

 

いや、メンバーいないとはいえギルパパがスタメンかぁと思ったあなた、正解です。
案の定ウォールにスイッチで狙われまくってボコボコにされました。
なぜあんな簡単にスイッチしてしまうディフェンスなのでしょう。

 

この日はWASだけでなくHOUもひどい試合内容で、ウォールがベンチのときのオフェンスはプレシーズンを見ているかのようでした。
もしかしてWASにはデバフの効果があるのでは…?
なおWASにはデフォでデバフがかかっている模様。

 

前半は52-56とSAS戦同様に拮抗したものでしたが、
結果的には88-107と19点差の圧倒的完敗。(2回目)
後半が18点ずつしか取れないオフェンスでの失速が原因でした。

この辺から死んだような目で試合を観るようになりました。

 

NOP戦
2年目の八村vsザイオンを楽しみにしてたのですが、実現しませんでした。
なかなか世知辛いです。

 

この日は連戦ということでウェストブルックはお休みです。
そのため
ネト、ビール、ボンガ、ベル、ロペス
というスタメンに。
Exhibit 10契約からスタメン起用だなんて夢のあるチームだなぁ(白目)

 

1Qの入りがかなり悪く、ほとんどシュートが入りませんでした。
なんと7/23で30.4%というグロいシュート確率…。3PじゃないですよFG全体ですよ。
その反面、ザイオンは5/6でフリースローもしっかり決めて1Qだけで11点でした。
これがドラ1か…。

 

2Qになったら多少はマシになりましたが3Pが一切入りません。
1/11とかやばすぎます。全員残って練習しろ。
前2試合は前半まで拮抗してましたが、この試合は前半で45-64とすでに負け濃厚な感じに。

 

前半はFGが6/18,3Pが1/6と絶賛大不調のビールでしたが、3Qになると打てば入る感じのシュートタッチになり、3Qだけで24点も決めました。これぞ大エース、見てるかウェストブルック。

 

一時は一桁点差まで詰めたのに、集中力が切れるのかなんなのかわかりませんが、じりじりとまた点差が離れていき、終わってみると106-124と18点差で圧倒的完敗。(3回目)
なんなんだこれは…。

 

総括
欠場者が多く、新加入の選手+普段試合に出ていない選手がいたので、ケミストリーの部分で至らない点が多く見えた試合でした。

個人的に新加入のレンとベル、普段出ていなかったウィンストンとギルは献身的に頑張ってくれたと思います。
特にベルは今までWASのインサイドに存在しなかったヘルプポジショニングのスキルが良く、リムプロテクトもできていました。
これが続けばいいのですが、それならFAになっていないと思うのであくまで繋ぎという意味ではあります。

 

問題なのが、ウェストブルックやタケシ、ボンガといった今まで普通に試合出ていたメンバーです。


確かにタケシやボンガは不自然に干されていた期間があるのは事実ですが、バブルでの経験を活かしてほしかった3試合でした。

 

ウェストブルック(2試合平均)
平均出場時間26.5分
平均得点:14点
平均シュートアテンプト:14本
FG%:35%
3P%:28%
TOV:5回

 

タケシ(3試合平均)
平均出場時間28分
平均得点:9.3点
平均シュートアテンプト:9.6本
FG%:34%
3P%:23%

 

ボンガ(3試合平均)
平均出場時間:28分
平均得点:4.3点
平均シュートアテンプト:6本
FG%:22%
3P%:22%

 

このスタッツはグロすぎる()

ウェストブルックのTOVはほとんどが相手の速攻に直接つながってしまうケースが多く、10点分くらいはウェストブルックのTOVから生まれているといっても過言ではないでしょう。
また、タケシとボンガはもとよりスコアリング能力はありませんが、FG%はそこまで悪い印象はなかったです。

 

相手チームのディフェンスはかなりビールに寄ってダブルチームを仕掛けますが、周りがほとんどボールウォッチャーとなって動かないので、パスをさばけません。
それでもビールは決めてしまうのでスーパーなのですが、その負担は大きいので、いつ怪我をしてもおかしくないです。

 

慣れないPGの役割をするタケシと、コーナー以外でも3Pを打っていたボンガという面はありますが、それでもビールを助けるためになんとかシュートを決めていってほしいですね。

 

なお、次のATL戦では八村、ベルタンス、ワグナーは復帰予定みたいです。
さようならベル。君のことは一生忘れないよ。