かなり今更ですが、WASのシーズンが終わったので、今シーズン在籍していた選手の個人的評価を書いていきたいなと思います。
ただ人数が21人と多いため、ポジションごとに分けたいと思います。
初回はガード陣で。
今シーズン在籍していた選手は以下の選手たちです。
・ガード
ラッセル・ウェストブルック
イシュ・スミス
ラウル・ネト
カシウス・ウィンストン
ブラッドリー・ビール
ジェローム・ロビンソン(タケシ)
ギャリソン・マシューズ
では行ってみましょう。
ラッセル・ウェストブルック…85点
ラスは昨シーズン在籍していたHOUでのPOで、怪我によるパフォーマンスの低下がありました。WASにトレードされた後もシーズン序盤は治療に励むために連戦では欠場するといった扱いを受けていましたが、それでも試合に出たときは今まで見ていたラスとは違い、精彩を欠いたようなプレーが続いていました。
なんだけど相変わらずトリプルダブルは連発していて、なんだかんだペースが早いアップテンポなバスケスタイルのWASにはフィットしていたようにも見えました。
ただ、ドライブでリムアタックができなかったシーズン序盤では、プルアップミドルを安易に選択する場面も多く、3月までは平均得点も20点を下回り、個人のORtgも100を下回ってしまうほど効率的ではありませんでした。
オールスターブレイク明けからは以前までのパフォーマンスを取り戻し、スタッツも改善されました。これは他のメンバーたちとの連携が取れるようになったことも要因の1つだと思いますが、やはりラスはスーパースターなんだなと思わされました。
ディフェンスはしてなかったけど。
なんとか8位に滑り込んで進出したPOでは、ラスとの相性が悪いPHI相手だったので、FG%がキャリアワーストの33.3%と最悪な出来でした。
シモンズと相性悪いのよね。
終わってみればシーズントリプルダブルという偉業を達成したラスでしたが、シーズン序盤とPOだけの評価だと50点くらい。
シーズン終盤の活躍を入れると85点って感じです。
イシュ・スミス…75点
WAS3大神の1人であるイシュ神です。
昨シーズンからアイマスのバックアップガードだったりスタメンガードだったりと忙しいイシュでしたが、今シーズンはなんと3ガードでの起用でてんやわんやでした。
ラスと役割がほぼ被ってるのに同時起用されるだなんて…とおそらく本人が一番思ってそうですが、それでもドライブからのレイアップやミドルジャンパーで停滞した時間帯で貢献してくれることは多かったです。
ただ昨シーズンと比べると、そのレイアップやミドルジャンパーの確率が昨シーズンよりも下がってしまい、なんでそこでそれを選択するんや!と思ってしまう場面もありました。
POでもFG%は37.2%と低かったし…。
てか32歳のベテランだけど、POで20分以上のプレイタイム貰ったの2018-19シーズンのDET以来2回目なのね。案外PO慣れしてない説。
今シーズンで契約が切れてしまうイシュですが、おそらく再契約はないでしょう。
アンダーサイズですがディフェンスで穴にならない献身的なところもありますが、さすがに3Pないガードはラスだけで十分です。
若手(カニングハム?)のメンターとしてもDETに戻るってのもありえそう。
2シーズンお世話になりました。
ラウル・ネト…85点
WAS3大神の1人でもあるネトですが、
今シーズンWASの「え、そんなにサラリー低くていいの?」ランキングTop3の1人でもあります。
ネトはラスとイシュとは違い、ちゃんと3Pが入るWASでは貴重なガードです。(39%)
また、ロングミドルはそこまで得意ではないものの、レイアップやレイアップに行くフェイクからのターンアラウンドジャンパーの確率は高く、ペイントアタックさせると良い働きをしてくれました。
また、スタートで起用させると
FG%が49.5%、3P%が40.3%、FT%が92.1%と
50-40-90クラブに入れそうなほど優秀なスタッツを残してくれます。
ただ、重要な場面でフロッピングすることもあり、クラッチタイムでは出したくない存在でもあります。
今でも覚えているのが4/6のTOR戦で最後にトレントに3P決められた試合。
あとは結構うっかりディフェンスすることもあります。
これは4/10のGSW戦で、4Q最後のポゼッションで、リーに振り切られてフリーにしてしまったやつ。結果的にはアブディアがナイスヘルプからのスティールで救われたけど。
ネトも同じく今シーズンで契約が切れてしまうのですが、個人的には再契約をしてほしいです。
安価でここまで働いてくれるガードはそうそういないでしょうし。
4milくらいで残ってくれ…!
カシウス・ウィンストン…100点
ラスとビールのメンターとして活躍したWASのルーキー。
プレーはほとんど覚えていない…ってかほぼしてないからわからないというのが本音。
けどプレーメイク能力はあるらしいから今後に期待しましょう。
試合のメンバー紹介で、ラスとジャンプしながらぶつかるルーティーンがありますが、それでウィンストンが倒れるか倒れないかで試合の勝敗を占っていました(嘘)。
正直ルーキーであそこまで主力たちとコミュニケーションをとれる選手はかなり珍しいと思うし、ベンチでも盛り上げてくれる存在なので来季もぜひ居てほしいですね。
ブラッドリー・ビール…90点
今シーズンはなんとAll NBA 3rdに入る快挙を成し遂げました。
昨シーズン同様に、スコブルの安定した戦術ビールをこなし、平均得点2位になることもできました。
ただ、ボール保持時間が長く、視野角も15°くらいしかないような視野の狭さやディフェンスも戻りが遅いことが残念なところで、それさえ改善されたら文句なしのAll NBAなのになぁと思ってしまいます。
ブッカーとかミッチェルがAll NBAに入ってないからね。
また、ウォール在籍時には40%近かった3P%はどんどんと下がってきてしまい、こんなに3P下手だったっけと思わせる状態にまでなってしまいました。
これはシューターという立場からスコアラーと立場が変わったのも影響あると思いますが、それにしても確率が低いです。
それでもなおステップバックからのミドルジャンパーや、力強いドライブで得点を量産するようになり、今季はキャリアハイの60点を記録することもありました。
個人的にはリーグトップのSGだと思ってます。
※ハーデンがPGであれば
再来年がPOということもあり、来シーズンのチームのでき次第で契約延長かトレード希望かのルート分岐があります。
フランチャイズプレイヤーがレアとなってきたこの頃のNBAなので、ぜひとも残ってもらって優勝目指したいですね。
ぎぶみーレナード
ジェローム・ロビンソン(タケシ)…10点
昨シーズンのバブルではなかなか頑張っていたタケシは、今シーズン控えSGとして頑張ってほしいところでした。
2018年の13位指名と、トロイの15位より上なので、結構期待はしていたのですが、シュートが全然入らないビールって感じのプレーで、なんと3Pは26.2%しかありません。
あとミドルジャンパーを打つこともあったのですが、これも入らず、成功率は30%を下回りました。
かと言ってディフェンスが上手いかと言われたら微妙だし、ファールも地味に多い。
あくまでガベージ要員と割り切ればいいのですが、それにしてはサラリーが高いという難しい存在でした。
トレードで出されるかと思いきや、ばっさりウェイブされ、その後はどこのチームにも所属することはありませんでした。
来季はどこに行けるんだろうね。
結構厳しいと思うけど。
ギャリソン・マシューズ…75点
恐らく今シーズンの2way 1stチームとかいうアワードがあったら入れたくらいには働いてくれました。
あとはワタナビーとかNOPのマーシャルくんとか入りそう。
2wayながら64試合中24試合もスタメンでの起用となり、スコブルの3ガード戦法に抜擢されました。
色んな人がディフェンス面での貢献を言及していますが、個人的にはディフェンス全然上手くはないと思ってます。
ファールも多いし、スクリーンに勢い余って1回転するくらいにはドンピシャで引っかかるし。
ただ持ち前のパッションと、3Pファール乞食には助けられることもあったので、来シーズンはぜひ本契約で残ってもらいたいところです。
けど出しても2milくらいかなぁ。