ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【WAS選手通信簿 2020-21(フォワード編)】

ガード編に続いて今回はフォワード編です。
ここが一番変化のあったシーズンでしたね。

 

今シーズン在籍していた選手は以下の選手たちです。

 

フォワード
デニ・アブディア
トロイ・ブラウン
イサック・ボンガ
チャンドラー・ハッチソン
八村塁
ダービス・ベルタンス
アンソニー・ギル

 

では行ってみましょう。

 

デニ・アブディア…80点
今シーズンにドラフト9位で入団したイケメンルーキー。
イスラエル出身でユーロリーグを経てNBAに来ました。

 

入団前にYouTubeのハイライトで予習していたのですが、持ち味のハンドラーの役割は一切起用されず、ラスやビールのディフェンス介護からスペーシング要員としてスコブルに酷使されました。
なんというイケメンの無駄遣い。

 

ガードが多く、ボール保持率の高いWASではアブディアの良さは半分も発揮できていなく、スコブルはイスラエルのファンからSNSで辛辣に非難されていました。
時折見せる八村やトマブラとのP&Rは良かったです。
たぶんちょうどスコブルは見ていなかったんじゃないかな?

 

ただプロ経験があるといってもルーキーらしいところもあり、ユーロリーグでは許されていたディフェンスでの接触もファール判定となってファールトラブルに陥ることもしばしばありました。
また、入団前から懸念されていた3P%も、今シーズンは31.5%とリーグ平均に届いていません。
ここは来シーズン改善してほしいですね。

 

4/22のGSW戦で足を負傷してしまい、シーズンアウトしてしまったのはかなり残念でした。
それからスタメンを3ガードにしたので、その影響は大きかった。
PO経験も積めなかったし、アブディア居たらPHI相手でももうちょいディフェンスなんとかなった気がしてます。

 

来シーズンのHCとロスター次第でアブディアが活きるかどうか決まるでしょう。
ぜひラスいないときのハンドラーをやらしてあげたい。

 

トロイ・ブラウン…50点
WASクラみんな期待していたトロイですが、個人的には去年のバブルで見切りをつけていました。
ポイントフォワードにしてはP&Rやフローターなどのスキルがイマイチだし、突出したものがないので器用貧乏としか言えません。


そんなトロイは今シーズンシェパードに見切りをつけられ、CHIへとトレードされてしまいました。

ただまだ21歳という若さで、198cmという身長ながらもリバウンド意識が高く、クレバーなバスケIQも持っているので、Win-nowのチームで無ければ育成次第では今のイグダーラ的な存在になれそうなポテンシャルはありそうな気がします。
気がするだけね。


CHIでは安定してプレイタイムを貰えそうなので、来シーズン頑張って、見切りをつけたシェパードと俺を見返してほしいです。

 

イサック・ボンガ…30点
バスケが上手いアニオタです。
時折マヒンミに見えるときがあります。

 

昨シーズンからWASに所属していて、なぜかスタメン出場が66試合中49試合もあった謎の存在です。
ただ今シーズンからはプレイタイムが減り、シーズン序盤こそ出番がありましたが、終盤になるとガベージ要員と化しました。

 

ボンガもアブディアやトロイと同じポイントフォワードみたいですが、そのハンドリングは拙く、ボンガがドリブルを突くたびにハラハラドキドキしました。
3&Dの役割を求められていましたが、3Pはわずか27.7%で、不要なファールも多く、昨シーズンからの成長が感じられませんでした。
Gリーグでもそんな大したスタッツ記録できなさそう。

 

ただ、トロイと同じくまだ21歳という若さなので、今後どうなるかはわかりません。
しかし今シーズンで契約が切れてしまい、完全FAとなりますが、良くて2wayで拾ってくれるチームがあるかないかといった感じでしょう。
螺旋丸の練習しないでバスケの練習しろボンガ。

 

チャンドラー・ハッチソン…50点
承認欲求の強いインスタグラマー。
シーズン途中のTDLでCHIからガフォードとともにWASに加入しました。

 

簡潔に言えばボンガの上位互換。
ただ求めてるのはその2倍くらいって感じ。
もうちょいフィニッシュ力が良ければなぁ…。

 

トレード直後あるあるで、加入したWASでの初戦では18点というデビューを飾りましたが、その後は鳴かず飛ばずのスタッツしか出せず、POではほとんど出番はありませんでした。
ラスとの相性は悪くなく、コーナー待機から3Pかカッティングしてのフィニッシュがメインでしたが、ラスいないときのハッチソンは何がしたいのかわからないようなプレーしか選択できず、CHIで干されたのもわかる気がします。

 

来季はTOですが、正直ハッチソンに4milも出したくないので破棄するでしょうね。
悪くない選手ですが、どこのチーム行ってもガベージ要員の可能性ありです。
来季はどこにいるかなぁ。

 

八村塁…85点
日本の宝だけど、代表戦のような積極性はなかなか安定して出せない困ったちゃん。
オプション的には3番目だからしょうがないのかもしれないけど。

 

本人の意図しない部分で欠場が多く、昨シーズンはボンガにボンガされて股間を痛め、
今シーズンは目の炎症やコロナによって欠場することがありました。
なかなかシーズンを健康に過ごすことが難しい。

 

ただ試合に出れば、今のWASには欠かせない存在で、相手がガードなら高さのミスマッチをつき、相手がインサイドならスピードのミスマッチをついてミドルレンジから1on1を仕掛けることができました。
ただその役割はシーズンを過ごすにつれ無くなっていき、最後のほうはスクリーン役やコーナー待機が増えました。

 

ラスから「ディフェンスで1~5番まで守れる存在」と評されましたが、ぶっちゃけ4~4.5番くらいまでだと思ってます。
昨シーズンと比べて体重を増やしたせいか、アジリティが落ち、横への対応が遅れることがしばしばあり、ガードなんかには普通にぶち抜かれていました。
ただスピードのないレナードやレブロンといった選手に対しては上手く守れる傾向があり、今後もそういうディフェンスでの使われ方をされたほうが良いでしょうね。

 

今シーズン初めてPOを経験した八村は、大舞台もなんのその、代表選での経験からか物怖じしないでプレーすることができていて、シーズンよりPOでのほうがスタッツが良いなんて現象が起きました。
だいたいの選手はディフェンスの強度が高まるので、FG%が落ちるなんてザラにあるんですけど。
平均34.6分も出て、14.8点7.2リバウンドかつFG%は61.7%で3P%は60%と驚異の記録を出しました。
POで評価は一気に高くなったでしょう。

 

ただオフェンスでボールを持った時にビールはどこー?って探すシーンが多くあったので、八村の積極性ガチャは来シーズンSSRの排出率をなんとか上げてほしいところです。

 

ダービス・ベルタンス…30点
5年80milという悪魔の契約を結んでしまったがために生まれた悲しきモンスター。
この契約じゃなければディフェンスできなくても多少は笑って許せるけど、そうじゃないからやばい。

 

昨シーズンは3Pを42.4%の確率で3.7本決め、平均15.4点とれるビッグシューターでした。
ところが今シーズンは大きい契約をした後あるあるのものなのか、コロナやビザの問題でしっかりとコンディションを整えられなかった結果なのかわかりませんが、途端にスタッツを落としました。
今シーズンは39.5%の確率で3.0本しか決められず、得点も平均11.5点しか取れませんでした。

 

中でも酷かったのは、POでは3P%は34.8%の確率しかなく、ベルタンスが出ているときは、100ポゼッション換算だと-16.3点もの差が出てしまっていました。
そりゃあディフェンスできない選手は徹底的に狙われるので案の定って気もします。

 

208cmもあるのにリバウンドは取れないわポストプレイも出来ないわで、3P以外のスキルはほぼ無いといっても過言ではないのですが、SAS時代のハイライトを見ていると、オフボールでのカッティングからのダンクなどしていました。
なにそれWASでほとんど見たことないってものばかりだったので、スコブルのせいなのかもしれません。
次のHCがベルタンスの酷さをごまかせられる戦術を考えることを期待しましょう。

 

また、以前記事にもしたのですが、

【ベルタンスについて】 - ウィザーズのお話
ベルタンスは試合に出せば出すほどスタッツが落ちる傾向にあります。
ベルタンスの多用、ダメ、ゼッタイ

上の記事にベルタンスのことは散々書いたのでここらで…。

 

アンソニー・ギル…80点
みんな大好きグッドパパ。

 

うろ覚えな記憶ですが、今シーズンWASのFA戦線で一番最初に契約した選手がギルだった気がします。
誰と契約するんだろう(ワクワク
だったとき、WAS関連では最初にこの契約をwoj砲で放たれました。
「え…、誰??」となったのは自分だけじゃないでしょう。

 

その後もそんなに試合に出ることはなく、出るとしてもガベージ要員だったので、なんでギルと契約したのかと疑問に思った人は多かったでしょう。
ただ、相次ぐ怪我人などで初めてスタメン起用となったHOU戦では、ウォールにちんちんにやられるものの、リバウンドやスクリーンアウトなど献身的な動きに助けられたシーンが多々ありました。


その後もそこまで出番はなかったものの、起用されれば献身的に頑張る姿や、TOなどではベンチから真っ先にハイタッチに来るなど、腐ることなくチームに貢献しようとする姿は、非常にチームカルチャーに影響を与えたと思います。

こういう選手は特に応援したくなるので、来シーズンはぜひベルタンスから出番を奪い取るくらいのつもりで頑張ってほしいです。

 

フォワード編は以上です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。