ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【WAS選手通信簿 2020-21(センター編)】

3回目の最後はフォワード編に続いて今回はセンター編です。

 

今シーズン在籍していた選手は以下の選手たちです。

 

・センター
ロビン・ロペス
アレックス・レン
ダニエル・ガフォード
モー・ワグナー
トーマス・ブライアント
ジョーダン・ベル
アンチェス・パセチニクス

 

では行ってみましょう。

 

ロビン・ロペス…90点
今シーズンのサプライズ枠の1つです。


7.3milとなかなかお高い契約で、最初はそこまで期待していませんでした。
なんせ昨シーズンはMILにいて、そこまでプレイタイム貰えてなかったし、CHIのときから比べて今は年齢もネックだったしね。

 

途中まではその予想通りの活躍で、MILのときのような起用法でした。
オフェンス時にはピック役やコーナー3Pと、現代ビッグマンの模範という感じで、イマイチぱっとしない感じだったので、うーんと思っていました。

 

ただ、シーズン途中からは役割が変化しました。
プレイタイムが抑えられた代わりに、ペイントエリアでのポストアタックが増え、「キャプテン・フック」と公式Twitterで呼ばれるほどにフックショットでインサイドを蹂躙しました。

その成功率はなんと驚異の64.8%とキャリアハイです。
シーズンでは唯一GSWがロペスを止めにダブルチームに行って阻止していましたが、他のチームは為す術なく決められていました。

 

プレイだけでなく、最年長タイ(ラスとイシュと同い年)ということもあり、ベテランらしいコミュニケーションを若手と取っていたようにも見えました。
いつか頭ぐわしって掴んでくるやつやられたい。
来日したときにイベント開いてほしい。

 

今シーズンの活躍もあり、他のチームから狙われることがあるでしょう。
個人的には再契約してほしいです。

 

アレックス・レン…75点
次世代マーチン・ゴータット枠
通称レンさん

 

今シーズントマブラのシーズンアウトからインサイドに困っていたWASでしたが、タイミング良くTORから解雇されたレンを拾うことができました。
レンはTORの複雑なシステムに馴染めずに解雇されてしまったらしく、そこへ手を差し伸べたのがシステムがほぼ無いWASというのはまさしくなろう展開と言ってもいいのかもしれない。

 

オフェンスではスクリーンからパスを受けてダンク
ディフェンスではゴール下で待ち構えてブロックorリバウンド
とシンプルisベストな戦略しかないWASでは活躍してくれました。
え、ぼくなんかやっちゃいました?的な感じ
ラスのおかげか、FG%もキャリアハイの61.9%とかなり効率でした。

 

けどそれはWASならではのもので、しかも段々とその役割はガフォードへと移り変わり、スタメンでは出るものの、プレイタイムは10分もないことなんてザラになってしまいました。

 

今シーズンで契約が切れてしまいますが、トマブラとガフォードがいれば再契約は無いでしょう。
ただフィジカル面ではまだまだ通用するので、ゴータットのような気の利いたスクリーンや、ある程度ストレッチできる3P%があればどこかと契約できると思います。
頑張れレンさん、クラシックタイプのセンターは応援してあげたい。

 

ダニエル・ガフォード…95点
今シーズンWASの救世主
そして「え、そんなにサラリー低くていいの?」ランキング堂々の1位です。
ちなみに契約は2022-23までで、サラリーはわずか1.7mil

 

今シーズンにCHIからハッチソンと共にやってきました。
多くのWASクラはトロイとワグナーの放出に心痛めていましたが、ガフォードがめちゃくちゃ活躍したので、すっかり忘れてしまった人もいたんじゃないでしょうか??
なんならガフォードはWASの生え抜きという幻覚を見ている人もチラホラ…

 

ガフォードのWASでの役割は至って明確です。
①パスがダンク
②相手が来たらブロック
これだけです。なんて簡単なんでしょう。

 

ただ今までのインサイドで両方できる人はなかなか現れず、「アスレチックなセンター欲しい!」と長年言っていたウォールが去ってから獲得という運命のイタズラを感じてしまうほどの逸材でした。
ガフォードがあと3年早く生まれていたら…

 

初のPOでは驚異のFG%=84.6%と打てば入る状態でしたが、
エンビートと出会って1分で2ファール
的などこのアニマルビデオだと言わんばかりにすぐファールする若さゆえの課題もありました。
この辺は新しいコーチ陣が改善してくれることを期待しましょう。

 

まだ22歳とこれからのガフォードは、次のシーズンどんな活躍を見せてくれるのか楽しみな存在です。

 

モー・ワグナー…60点
ワグナー(動詞):相手からチャージングを引き出す

 

もはやワグナーのワグナーというフレーズは今シーズン何回も聞きました。
チャージングを取るのが上手い(≒それしか狙ってない)ワグナーですが、ディフェンス自体はあまり上手くなく、煽りスキルにステ全振りしたようなスタイルは、ディフェンスに課題のあるWASには合っていませんでした。

 

昨シーズンはマクレーやベルタンスとともに、2ndユニットの得点源として活躍しましたが、今シーズンはオフェンスであまり積極性を見せず、スタメン起用されることもありましたが、昨シーズンほどのインパクトは残せませんでした。

 

トレードでBOSへ行き、その後ウェイブされてORLに行ったワグナーは、そこでは積極性を見せて2桁得点を連発しました。
おそらく絶対的スターがいるようなチームではなく、全員バスケのようなスタイルのほうが輝く選手なのかなと思います。

 

ワグナーは今シーズンオフで完全FAなので、どこかと契約出来たら良いですね。
再建チーム、それこそORLと再契約が一番良いのかも。

 

トーマス・ブライアント…70点
ディフェンスを忘れたオフェンスモンスター
とりあえず「アアァイ!!」と叫んどけばなんとかなると思ってる節がある

 

今シーズンもスタメンセンターとして起用されたトマブラでしたが、ディフェンスレスなラスやビールと組むと、単純なP&R1つで簡単にディフェンスが崩壊しました。
序盤の失点の多くはラスとトマブラのせいだと個人的に思っています。

 

ただラスとのオフェンスは非常に効果的で、3P%が42.9%もあってストレッチもできるトマブラはまさに強力で、復調したラスと組めば怖いものなしと言えるんじゃと思えるくらいでした。

 

そんなトマブラは、今シーズンわずか10試合のみの出場となり、MIA戦で怪我をしてシーズンアウトという残念な結果になってしまいました。
来シーズンは頑張ってほしいところです。

 

しかし、ガフォードの台頭により、8milもあってディフェンスができないトマブラの居場所は果たしてあるのか…という問題も出てきます。
怪我明けすぐではトレードのアセットに組み込みにくいでしょうから、序盤の何試合かで様子を見て、来シーズンのTDLで放出なんてこともあり得ると思っています。

 

怪我してるの忘れてるなお前?と言わんばかりにベンチではしゃぐトマブラを見ているので、ぜひWASで結果を出してほしいですが、果たしてどうなるでしょうか…?

 

ジョーダン・ベル…50点
ツンデレなシェパードに振り回された可哀そうな第2のベルたそ

 

トマブラの怪我、ベルタンスの怪我などインサイドに度重なる怪我が相次ぎ、繋ぎとして10日間契約をしたベルでしたが、わずか5試合のみの出場となりました。

 

①12/19に1回目→翌日解雇
②1/24に2回目
③4/15に3回目
と今シーズンだけで3回もWASと10日間契約してくれました。
期待させるだけさせといてちゃんと契約しないシェパードはまさしく攻略難易度の高いツンデレヒロインかのようにベルは思ったでしょう。

 

ディフェンスはある程度いいのですが、オフェンスは何がしたいかわかっていないような感じでアタフタしていた印象です。
まぁチーム練習そんなできなかっただろうし、しょうがないような気もします。

 

アブディアが怪我をしたときに真っ先に駆け寄ってタオルをかけてあげていた姿が印象に残っています。
たぶんすごい良いやつ。

 

WASのあとにはGSWにいっていたようですが、そこでもうーんという結果に。
来シーズンは果たしてどこにいるのだろうか…

 

アンチェス・パセチニクス…0点
ラトビアンは2人も要らんのだよとベルタンスからパワハラを受けていなくなったラトビアン(嘘)

 

パセチニクスは昨シーズンからいましたが、もはやGリーグでも怪しいレベルでステータスが低かったです。
216cmもあるのでなんとかなっていた感がすごい。

 

今シーズンはたった1試合の出場となりました。
ただその1試合がすごすぎて記憶に残っています。

 

そのスタッツを紹介しましょう。
6分 0点 1リバウンド 1アシスト 5TOV 2ファール
んんん!?!?!?!?
5TOV????

 

36分換算だと30TOVです。
こいつぁすげえや…

 

来シーズンは中国とかなんならBリーグかな…?

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

来シーズン誰が残っているのか、誰が来るのか楽しみですね。