ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【新しいHCのウェス・アンセルドJr.とは】

とうとう新しいWASのHCが決まりましたね。
結果的に、HC探しの序盤から噂されていたDENのACのアンセルドさんでしたが、途中までは色んなチームのACと面談をしていたそうです。

そんな中決まったアンセルドとはどういった人物なのか、わかる範囲で書いてみます。

 

2005年からWASのACとしてコーチとしてのキャリアをスタートし、
2010-11年までWASに在籍していました。
その後は、
2011-12:GSW
2012-15:ORL
2015-21:DEN
と計4チームに渡ってACとしてのキャリアを積み、今シーズンはDENのACのトップとしてACを率いていました。

DENではディフェンスとドラフトを担当していたようですが、2015-21までのDENのドラフトとチームレーティングを見てみましょう。

 

2015-16
ドラフト:
7位でエマニュエル・ムディエイ
57位でNikola Radičević(セルビア)→来てない

 

レーティング:ORtg…105.6(17位) DRtg…108.9(24位)

 

2016-17
ドラフト:
7位でジャマール・マレー
15位でジュアン・ヘルナンゴメス
19位でマリク・ビーズリー
53位でPetr Cornelie(フランス)→来てない
56位でDaniel Hamilton→OKCへトレード

 

レーティング:ORtg…113.2(4位) DRtg…112.7(29位)

 

2017-18
ドラフト:
13位でドノバン・ミッチェル→UTAにトレード(トレイ・ライルズとTyler Lydon)
49位でVlatko Čančar
51位でモンテ・モリス

 

レーティング:ORtg…112.5(6位) DRtg…111.0(25位)

 

2018-19
ドラフト:
14位でMPJ(マイケル・ポーターJr.)
43位でジャスティン・ジャクソン→ORLへトレード(41位のジャレッド・ヴァンダービルト)
58位でThomas Welsh

 

レーティング:ORtg…113.0(6位) DRtg…108.9(10位)

 

2019-20
ドラフト:
44位でボル・ボル(MIAからトレードで獲得)

 

レーティング:ORtg…113.1(5位) DRtg…111.0(16位)

 

2020-21
ドラフト:
22位でZeke Nnaji
ドラフト外でFacundo Campazzo

 

レーティング:ORtg…117.1(7位) DRtg…112.1(12位)

 

ドラフトにどこまで関わっていたのかわからないので、全部をアンセルドの選択とは思いませんが、ドラフトはなかなか良い印象です。
マレー、ビーズリー、モリス、MPJと主力から控えまで良い選手をドラフトしたと思います。
まぁビーズリーは素行に難がありましたが…。

 

2017-18のドラフトでミッチェルをトレードしたのは痛すぎますね。
これでトレードしていなかったらマレー、ミッチェル、MPJ、ミルサップ、ヨキッチという強力なラインナップが実現しただけに惜しまれるところです。
その見返りがライルズってのもちょっと。

 

オフェンスの強力さはキープしたまま、2018-19シーズンからディフェンスを強化され、2019-20シーズンにはCFまで進出しました。
お世辞にもエースのマレーやヨキッチはディフェンスが上手いとは言えないので、ほかのハリスやバートン、ミルサップといったサポートキャストが上手く立ち回ってチームディフェンスを構築しました。
エースのディフェンスでの負担を軽減させたアンセルドの手腕は見事だと思います。

 

ラスとビールというエース2人と、ベルタンスやトマブラがディフェンスを全然しないので、そういった個人の弱さをいかにチームで補うことが出来るかがキーとなってきます。
てかディフェンスできないやつ多すぎでしょ…。