ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【現時点のオフシーズン(ウェスト編) 前半】

イースト編を書いたから、なんとなくウェスト編も書かなくちゃ…と一人で勝手に追い詰められていました。

 

基本的にWASの試合くらいしかちゃんと見てないし、昨シーズン応援しようと思っていたUTAをすっかり忘れていたので、結構雑な感じだと自負しているので、流し見程度でお願いしますと予防線を二重にも三重にも貼っておきます。

 

イースト同様にウェストも昨シーズンの順位を確認しましょう。

今回は8位までのチームのオフシーズンを見ていきたいと思います。

 

UTA(52-20)
PHX(51-21)
DEN(47-25)
LAC(47-25)


--PO上位の壁--


DAL(42-30)
POR(42-30)
LAL(42-30)
GSW(39-33)


--PO進出の壁--


MEM(38-34)
SAS(33-39)
NOP(31-41)
SAC(31-41)
MIN(23-49)
OKC(22-50)
HOU(17-55)

 

上記の順位でPO進出の壁とか書いてありますが、昨シーズンのプレイイントーナメントでは、8位でシーズンを終えたにもかかわらず、プレイイントーナメントでMEMに負けたGSWはPOに行けませんでした。なんてこった。

それではUTAから順に見ていきましょう。

 

UTA
オフシーズンは謎の動きから始まりました。
控えセンターのフェイバースをOKCに1巡目指名権とともに放出し、キャッシュと2巡目指名権を貰いました。
え?あれだけ貢献しつつそこまでサラリーも高くないフェイバースを放出するだけじゃなく指名権もセットで渡しちゃったの…?
その代わりFAで獲ったのはホワイトサイドというね。
うーん、コンリー再契約のためにサラリーのスペースを空ける意味はわかりますがホワイトサイドかぁ。

 

他にはルディ・ゲイをFAで獲得し、マイク・コンリーと契約延長しました。
GSWからワタナビーのお友達のエリック・パーシャルを貰えたのはラッキーでしたね。
控えからスコアリングしてもらいましょう。

 

レギュラーシーズンでは無敵のような立ち回りでしたが、あくまでレギュラーシーズンはレギュラーシーズンでPOは別物だよってことを身をもって示してしまったUTAはもうサラリーがアップアップで動けません。
ほとんど現状維持で終わってしまったので、来シーズンも順位は上でしょうがPOで勝てそうな伸びしろはまったく感じないのでどうなるんでしょうね?
ミッチェルにこれ以上求めるのは可哀想なくらい頑張っているし、HCの手腕にかかっていそう。

 

一時はボグダノビッチやイングルスにトレードの噂があったので、来シーズン中のTDLまでに何かしら動きそうな予感もします。
順位的には安定してるので1~3位だと思います。

 

・PHX
CP3は昨シーズンとうとうCF童貞どころかファイナル童貞まで卒業してしまいました。
肝心なところでいないPGとはもう呼ばせない活躍でしたが、あと一歩及ばずというところまで来たのは、長年NBAを見ていたファンなら喜ばしい出来事だったのではと思います。

 

そんなPHXは、CP3やキャメロン・ペイン、アブドゥル・ネイダー、フランク・カミンスキーと再契約することで主要メンバーの維持に努めました。
他にはトレードでランドリー・シャメットをBKNから獲得し、FAでエルフレッド・ペイトンとジャベール・マギーと契約しました。

 

フォワードのディフェンダーであったトーリー・クレイグと再契約できなかったのは痛いですが、その代わりにシャメットを獲得できたし、POでエイトンの控えCに困っていたところをマギーで補えたので良かったと思います。
シーズン中に下位チームからトレードで良い選手を狙うこともあるでしょうから、現状は下手に動かずにいたほうがいいという判断なんでしょうね。

 

昨シーズンのPOでの疲労、ブッカーはそれ以上にオリンピックでの疲労もあるでしょうから、シーズン中はCP3やブッカーを休ませつつ過ごしそうな気がします。
なので高順位ではないけどプレイイントーナメントには入らない6位までの順位に収まると予想します。
だいたい4位か5位くらいかな。

 

・DEN
昨シーズンはマレーの怪我によってPOには進んだものの、不本意な結果に終わってしまいました。
エースを欠いたにもかかわらず、ヨキッチを始めとしたDENはWSFまで行ったことは素晴らしかったと思います。

 

マレーが復帰さえすればかなり強いDENなので、そこまでロスターをいじったりはしませんでした。
FAではベテランのジェフ・グリーンを獲得し、ジャマイカル・グリーンやウィル・バートンと再契約しました。
若手とベテランのバランスも良く、チームの健康状態さえ良ければ、来シーズンはファイナルも夢ではないと思っています。

 

ただ、わがWASがDENのACであったアンセルドを引き抜いてしまったので、コーチ陣変更の影響はどうなるかは未知数です。
ヨキッチがアンセルドを引き留めたかったようなので、選手からの人望も厚い人みたいですね。
まぁそれを言ったらスコブルもそうだったのであまり気にしないようにしてます。

 

マレーの復帰時期がいつなのかわかりませんが、POは固いと思っているし、上位4チームには入っていると思います。
ふふふ、昨シーズンWASはマレーがいたDENをシーズンスイープしているのでお気をつけて…。

 

・LAC
ここもエースのレナードが怪我をしたことで、昨シーズンは不本意な結果に終わってしまったチームの1つです。

LACはオフシーズンにレナードの再契約問題という試練が待っていました。
何としてでも残留を止めたいLACフロントは、レナードに4年176milのマックス契約を提示し、なんとか引き留めることに成功しました。
レナードがメディカルスタッフに疑心暗鬼だったとかいう噂はなんだったんでしょうね。

 

そしてその結果、PGとレナードの2人だけでチームのサラリー半分以上を占めたので、この2人と心中することをLACは選びました。
結局今のとこ2人いて相乗効果的なイメージはまったく感じないけど大丈夫なのかな?

 

その後はPOでチームの中核的存在を示したレジー・ジャクソンと二コラ・バトゥームと再契約し、FAでは怪我がちだけどディフェンスの上手いジャスティス・ウィンスローを獲得しました。
また、パトリック・ビバリーとラジョン・ロンドとダニエル・オツルを放出し、MEMからエリック・ブレッドソーをトレードで獲得しました。
アウトサイドのないブレッドソーとウィンスローですが、ディフェンスは良いので、カチカチディフェンスが期待できそうです。

 

ロスター的にはかなり充実したものと思われますが、昨シーズンは散々ロードマネジメントで選手を休養させていたにも関わらず、結局POではレナードを怪我で失ったので、最後まで気の抜けないシーズンとなりそうです。
WAS的にはラスをレナードとトレードしたかったなぁ。
ロードマネジメントは来シーズンもやりそうなので、4~6位くらいかなと。
ウェストはどこのチームもやばいしね。

 

・DAL
ドンチッチ様様のDALは、昨シーズンは惜しくもPO1stラウンドでLACに3-4で負けてしまいました。
2大エースとして来たはずのポルジンギスはほとんど結果を出せず、真っ先にトレード候補として挙がりました。
ただ、契約金の高さと長さからか、ポルジンギスに手を出すチームはいませんでした。
自身の役割に不満を持っていると言ったとかなんとか報道されたポルジンギスは気まずくてしょうがないんじゃ…?
なお実際にトレードで放出されたのはジョッシュ・リチャードソンでした。

 

そんな中、DALが真っ先に取り組んだのがHCの変更で、リック・カーライルからDALのレジェンドでもある前LALのACのジェイソン・キッドを指名しました。
MILでのHCの経験もありますが、どうなるかは未知数です。
個人的にドンチッチのメンター的存在になりそうだと思ってます。

 

そして、ドンチッチと5年270milのMAX契約を結びました。
あれだけの活躍したんだから当然ですね。
他にはティム・ハーダウェイ息子とボバン・マリヤノビッチと再契約し、
FAではレジーバロックスターリン・ブラウンを獲得しました。

 

正直ドンチッチの周りにシューターを置くのは良いと思うのですが、昨シーズンのPOではドンチッチいないときのオフェンス停滞が凄まじかったので、そこは放置していいのか…?と思っています。
元WASのトレイ・バークが結構頑張ってたけどPOではあんま使われなかったもんなぁ。
まぁシーズンはMAXドンチッチが大概なんとかしちゃうんだからPOは行けそうですが、周りのチームと比べたらアップグレードはそこまでしてないので、昨シーズンよりは順位は落ちると思います。
だいたい6~8位くらいかなと。

 

・POR
うーん、ここはオフシーズンでは真っ先に動くと思ったのに、兆しはあるものの依然としてハッキリとした動きは見せていません。
リラード&CJのバックコートデュオは限界を見せており、昨シーズンもPO1stラウンド止まりでシーズンを終えました。

 

PORも最初にテリー・ストッツHCを更迭し、LACのACであったチャウンシー・ビラップスを新しくHCとして迎えました。
HC経験は無いので、一種の賭けとなりそうですが、5年契約なので来シーズン駄目だったら再建すっかくらいの意気込みを個人的に感じます。

 

現時点ではあまり良い動きをしているとは思いませんが、
ノーマン・パウエルと再契約し、FAではベン・マクレモア、トニー・スネルを獲得しました。
そしてデリック・ジョーンズjrを3角トレードで放出し、CLEからラリー・ナンスjrを獲得しました。
なんとも言えない布陣で、パウエルと契約延長したのはいいけど、高いし長いし、スターティングメンバーで起用し続けたら昨シーズンの二の舞だぞとしか思えません。
CJをトレードしてディフェンダーを獲得するのであれば何となくわかります。

 

なお、PHIのシモンズとのトレード話は継続しているそうなので、どう動くかは楽しみですね。
PHIはリラード欲しがってるけど無理でしょ。
ちなみにシモンズを昨シーズンつぶしたスコブルはPORの新ACとして就任しているので、シモンズがPOR行ったらギスギスしそう。

 

毎年シーズンだけは強いPORなので、なんやかんやで上位には行くんじゃないでしょうか?
ただ最高でも5位かな。
ちょっとそれ以上はチームのロスター的に及んでない感じがするので。

 

・LAL
WASと衝撃的トレードを行って、ラッセル・ウェストブルックを獲得しました。
それだけでは飽き足らず、「優勝したいでしょ?あーけどサラリーに余裕ないなぁ」チラッ
的な感じで、若手からベテランまで格安のサラリーでロスターを揃えました。

 

人数が多いので羅列します。
ケンドリック・ナン
カーメロ・アンソニー
トレバー・アリーザ
ウェイン・エリントン
ドワイト・ハワード
ケント・ベイズモア
マリク・モンク
↑におそらくラジョン・ロンドとデアンドレ・ジョーダンが加わりそうです。

 

おっさんゼルス・高齢カーズとはよく言ったもので、ほとんどが30歳以上の選手でロスターが構成されています。
地味ですがTHTとのみ再契約を結び、昨年よりはまぁなんとかなんじゃん?的なロスターになりました。

 

正直ビッグマーケットであるがゆえの求心力があるのはわかりますが、BKNと言い、もっとサラリー貰ってもいいだろって選手をリングの可能性で釣って格安で獲得するのはなんだかなぁと思っています。
WASで貢献してくれたラスが優勝する姿を見たいのはありますが、相反する気持ちがあって応援はできません。

 

シーズンはADを怪我させたら終わりなので、適当に過ごしそうです。
アンチプレイイントーナメントのレブロンがいるので、その順位に行かない程度でいいんじゃん?の5~6位フィニッシュと予想します。

 

・GSW
昨シーズン、プレイイントーナメントの弊害をもろに受けたGSWは、MEMにプレイイントーナメントで負けたため、POに出ることができませんでした。
せっかくカリーが得点王になって8位にまで上がったのにかわいそう。

 

ただそのおかげでドラフトでは7位と14位と高順位の2人を指名することができ、素材型ではあるものの、有望な若手を手にしました。
まぁカリーやトンプソン、グリーンのタイムラインに合うかと言われたら微妙ですが、指名権をトレードしなかったのは2年目のワイズマンとともに次世代のキーマンとして残したいのかもしれません。

 

ロスターとしては、FAでアンドレ・イグダーラ、オット・ポーター、ネマンジャ・ビエリツァを獲得し、フォワードの層を厚くしました。
ポーターはミニマム契約っぽいのですが、その理由がもう十分稼いだかららしい…。
WAS&CHI「…。」
まじでネッツ砲許さん。
話を戻して、依然としてインサイドには少し不安の残る布陣なので、センターもこなせるミルサップを狙っているとの噂もあります。

 

トンプソンの復帰はクリスマス予定となんだかロマンチックなことをするGSWですが、それまでに勝率をキープすることができるのか少し不安なところもあります。
どうしても控えが弱い印象があるからね。
激戦のウェストではまた8位近辺になると思います。
トンプソン復帰まで我慢しましょう。

 

・まとめ

とりあえず8位までのチームを見てみました。

イーストと異なり、PO圏内のチームでもそこまでロスターの構成を劇的に変えたチームは少なかったように感じます。

というかイーストが異常だったのかな。

 

次回は9位以降のウェストのチームを見ていきたいと思います。