ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

プレシーズン① vs HOU

いよいよNBAが徐々に動き始め、レギュラーシーズンの前に行われるプレシーズンが始まりました。
レーニングキャンプを経て、新しくなったロスターのお試し期間として開催される試合なので、勝敗どうのこうのは二の次ですが、久々の試合とあってかNBAファンはその試合の結果に一喜一憂する姿が見受けられます。
これはまさに毎年恒例のリアクションといっても過言ではないでしょうね。
たかだか1試合でbust(=失敗とかそういった意味のスラング)とか言っちゃう人もいるし。

 

そんな中、WASもようやくプレシーズン初戦を迎えたのですが、仕事でリアタイできなかったという…。
WASクラの人たちと一緒のタイミングで盛り上がりたかったですね。

 

WASはまさかの大量欠場ということで、
ウィンストン、KCP、アブディア、八村、トマブラ
の5人が欠場でした。
これで1チームバランスよく作れるっていうね。
その辺の2ndユニットより強そう。

 

その結果、WASのスターティングメンバーは
ディンウィディー
ビール
キスパート
クズマ
ガフォード
というメンバーになりました。
ハプニングの結果とはいえ、早くもルーキーのキスパートが先発起用なのは驚きました。

 

対するHOUは
KPJ
グリーン
ゴードン
タイス
ウッド
というメンバーで、さっそく2021年2位指名のグリーンを使ってきました。
しかもタイスとウッドを並べるインサイドガチガチ感…。

では見てみましょう。

 

前半


期待半分、不安半分のWASのチームディフェンスですが、昨シーズンとはまったく異なり、単純なP&Rでは崩壊しなくなりました。
また、パスを貰ったインサイドがリングに正対する瞬間を狙って、ビールなどヘルプポジションにいる選手がダブルチームを仕掛けるシーンもありました。

 

ただ、まだタイミングやケミストリーができていないときもあり、タイスに簡単にシュートを決められることが多かった1Qでした。
ここで思うのが何でBOSはタイスを放出しちゃったんだろうってこと。

 

KPJやグリーンはかなりアグレッシブにドライブを仕掛けていき、なかなか止めるのは厳しかったように見えました。
ゴードンはあんまり目立たなかったかな。


キスパートがHOUの面々をディフェンスするのがつらそうで、マークマンにクロージングするのも遅いし、ドライブで瞬抜けされるしで課題が多かったです。

 

WASのオフェンスはビール一辺倒ではなくなり、昨シーズンほとんど使われなかったコーナーも使うようになってスペースがかなり広がったように思います。
ディンウィディーやビールがドライブを仕掛け、スキップパスからの3Pといったシーンもあり、3Pが上手い選手が多い(はず)WASにはぴったりのオフェンスになっていました。
ただクズマはまだチームにフィットしていないような感じで、3Pは外すはドライブはなにがしたいのかわからないわでダメでしたね。今後に期待です。

 

2ndユニットの時間帯になると、
ホリデー、ネト、ギル、ベルタンス、ハレル
というメンバーになるのですが、これがなかなかの地獄でした。

 

元々ネトはアシスト数が少なく、いい意味で空気の読めないドライブをすることでスコアリングをしていました。
ただ、ホリデーが長くボールを保持しているので、ドライブのタイミングが上手く取れず、ドライブしてもハレルがインサイドにいるのでスペースがありませんでした。

 

ハレルも今までルー・ウィリアムスのようにパスの上手い選手との合わせは格別だったのですが、パスの上手い選手と組ませないと魅力は半減してしまい、なかなかインパクトを与えられませんでした。
まぁ、オフェンスリバウンドは取るわ、ファールをもぎ取るわで暴れていましたが、まだまだハレルはやれるでしょっていう期待を込めてのことです。

 

あとベルタンスはほとんど存在感を感じられず、それはボールムーブの少ない時間帯だったことが影響していると思いました。
ホリデーがなんやかんやドライブしまくってフローターを打ちまくるので、ベルタンスが空いててもボールが来ないこともありました。
あとSASではボールムーブの多いオフェンスで、ベルタンスはオフボールからカッティングを仕掛けるなんて動きもあったのですが、停滞したオフェンスではなかなかそういった機会がなかったので、うーんっていう感じでしたね。
3Pに関しては1/6とありますが、2本くらいリングに嫌われてるといっていいレベルの外れ方だったので、実質3/6の50%なので良かったと思います。

 

ホリデーは点数やFG%こそ立派ですが、今回の試合では起用の組み合わせが悪かったので、少しだけセルフィッシュな部分が見えてしまったように感じます。
本来2ndユニットにはアブディヤとかKCPとかスペースを上手く使ってくれる選手がいるはずなので、そういった組み合わせで見てみたいなって思います。
ハレルへのアリウープパスは上手かったしね。

 

後半

 

後半は途中まで前半の雰囲気を継続したまま接戦を繰り広げましたが、前半落ち着いていたビールが大暴れしましたね。
その結果、少しずつ点差がついたのはこのときが切っ掛けだった気がします。
ビールが1試合通してスコアリングせずに、勝負所で仕掛けられるようになったのは良かったです。


終盤になるとガス欠して、オフェンスもディフェンスもダメになることが多かったのが3年前から続いていたので、ようやくビールの負担が少し減ったのかなって思います。
昨シーズンはラスいたけど、チームオフェンスは無いようなもんだったからね。

 

4Qになるとギルおじ+キャンプ契約組みたいなメンバーになり、サマーリーグを見ているような地獄でした。
キャンプ契約組は
グッドウィン、スカーケル、エチェニケ、ハフの4人かな?
ギルに替わってトッドが入ったりもしましたが、地獄part2が始まっただけで、見るのが少しつらかったです。
最後1分30秒あたりで見るのを止めてしまいました。

 

こうした最後のキャンプ契約組で点差がひっくり返され、119-125で負けましたが、プレシーズンなんで無視無視。

 

まとめ

 

楽しかった時間はあっという間でした。


各選手に簡単なコメントをつけて終わりにします。

ディンウィディー:怪我明けなのに、怪我前と変わらずドライブで高確率にシュートを決めるし、パスも捌けるのでこれからも楽しみ
ビール:ディフェンス頑張ってたね。あと契約延長してね。
キスパート:高額契約前の小っちゃいベルタンスって感じ。このままスターティングメンバーにいられるように頑張れ。
クズマ:シュートフォームどうした?ドライブもぎこちないし、デバフかかってた?
ガフォード:やっぱりフィジカルに問題あるからスタートはまだ厳しいかなぁ。

 

ホリデー:よかったけどまだまだ伸びしろを感じるぞ。ネトを食ってまえ!
ネト:ネト神と言わしめた昨シーズンを思い出してくれ…
ギル:いい感じのなんでも便利屋さんスタイルは怪我人多いWASには必要だから腐らず頑張ってくれ…
ベルタンス:クロージングでマークマン通り過ぎるのなんなん?ブレーキの故障か?
ハレル:まるでネネが帰ってきたかのような安心感。これからも暴れてくれ。

 

グッドウィン:ディフェンスはやっぱり良いから、3Pもうちょい頑張れ
スカーケル:Stl2本は偉い。けど印象は薄い
トッド:なんかGリーグのハイライトで見たローポストアタック全然できなかったね。
エチェニケ:なんか中学でデカいだけでセンターやらされてる子を思い出したよ
ハフ:…、今回の試合でバイバイかな…