ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン10試合目 vs MIL

前回はMEMに快勝し、このまま連勝を目指したいところでしたが、今回の相手は昨シーズン優勝したMILでした。
これは厳しいかなと思いきや、今のMILは欠場者が多くてなかなか厳しい状況のようです。

WASの事情的にはオールスター3&Dのミドルトンや、7フッターのストレッチ5のロペス兄がいないことはかなり大きい。

ただ、こちらもヤニスを止められる八村がおらず、誰がマークするんだ…状態なのでドッコイですね。
いつ戻ってこられるんだろうか…?

 

今回のスターティングメンバーはこちらです。
WAS:ディンウィディー、ビール、KCP、クズマ、ガフォード
MIL:ヒル、ホリデー、アレン、ヤニス、ポーティス

 

共にCHIからトレードで放出されたガフォードとポーティスの熱い戦いが…!?
ポーティスがチームメイトのミロティッチを殴った事件がもはや懐かしい。

では見ていきましょう。

 

前半

1Qの最初はかなりWAS優勢な始まり方をし、スターティングメンバーが全員得点していって12-0のランをしました。

これはもう楽勝だな!ムードを醸し出していましたが、MILがTOを取ったあとに「WAS秋のTOV祭り」を開催し、12-0のランをやり返されてしまいます。

おい、あのときの気持ちを返してくれ。


ただネト、アブディヤ、ハレルが交代で入ると、ボールムーブがすごく良くなりました。
この3人が入ると、オフェンスとディフェンス共に変化が起きて面白くなりますね!

1Qはなんとか点差を死守し、26-24と2点差リードで終えます。

 

2Qはビールの1on1が光り、FGが5本中4本決まって9得点します。
また献身的なディフェンスもあってMILの24秒バイオレーションを引き出しました。
このときのビールとアンセルドHCが手を叩いたシーンは良かったですね。

 

ただカナトンやアレンがポーティスを使ったP&Pにガフォードやキスパートが対応できず、簡単にシュートを許してしまう場面がありました。
ガフォードはストレッチできるインサイドと相性が悪すぎる…。

 

途中にはMILが6人出てくる珍シーンも出てきます。
せっかくMILが決めた3Pも取り消しになり、テクニカルも取られました。
NBAというトップリーグなのに草バスケみたいなことを…笑

 

結構オープンの状況を作れているのに、WASは全然3Pを決められなく、2Qは3Pを3/10という低確率になってしまいました。
特にクズマが3本すべて落としたのも大きかったですね。
2Qは23-28とされ、前半を49-52と3点ビハインドで終えました。

 

後半

3Qに入ってもヤニスのドライブを止める手段をWASは持っていないので、
簡単に点を決められ続けました。
クズマだとフィジカルに差があるからきついんだよね。

 

あとオフボールで動いているアレンをビールはたびたびマークできずにイージーショットを許してしまいます。
オンボールディフェンスはいいけど、オフボールディフェンスはクソだよねビールは。
ここをなんとかしてほしいなぁ。

 

途中からアブディヤがヤニス担当になり、半分はシュートを決められ、半分は止められてるみたいな感じでした。
フィジカルでは負けてないのですが、リーチの差がキツイです。
アブディヤは手を挙げてるだけなのにファールを取られることも多々あるのでダブルでキツイ。
はよカムバック八村…。

 

ただWASのインサイド陣の奮闘もあり、ガフォードが10点でハレルが7点決め、MILを大きく突き放します。
2ndにもっとアシスト能力あるガードが加わればハレルはもっと輝きそうですが、ネトとホリデーはパス駄目だからな。
3Qは33-19とし、82-71と11点差をつけて終了します。

 

4Qはビールで何とかなっている部分はありますが、やっぱりディンウィディーがいないとオフェンスが苦しい感じがします。
ネトとビールのガード陣じゃあんまりクズマとか恩恵受けないんだよね。
しかもネトはシュート外しまくるし。

 

アブディヤを下げた途端、ヤニスが暴れだしたので、すかさずアンセルドはTOを取りました。
TO明けにはアブディヤを戻すことでヤニス対策をします。
スコブルならメンバーそのままだっただろうな。
ただアブディヤは戻ったものの、どフリーのレイアップを外す粗相をしましたが…。

 

アブディヤは4Qになってやっとヤニスに慣れたのか、シュートにコンテストして外させたり、シュートまでいかせないでダブルチームを仕掛ける場面も見られました。
うーん、これからどこまでディフェンス力を伸ばせるか楽しみです。
ただヤニスが引き寄せた結果、カナトンやポーティスがシュートを決めてくるので厄介ですね。

 

残り1分4点差の状況で、ビールはカナトンにパスするわ、その次は1on1でボールロストするわと連続TOVを犯します。
なんだかラス先輩の良くないところをしっかり学んでいる。
このときMILにシュートを決められてたら同点だったので、ディフェンス頑張ってくれた他のメンバーに感謝です。

 

残り30秒4点リードの状況でボールを持ったのはビールでしたが、アブディヤのマークマンがビールにダブルチームを仕掛けたのを見て、アブディヤがハイポストでパスを受けました。
パスを貰ったアブディヤはすぐさまディンウィディーにパスをし、ディンウィディーは冷静に3Pを決めるというクラッチショット。
ちゃんとパスをしたビール、貰いに行ったアブディヤ、しっかり3Pを決めたディンウィディーの3人が素晴らしい動きでしたね。


その後も守り切り、4Qは19-23でしたが、結果101-94で勝ち切りました。

 

まとめ

開幕して10試合経ちましたが、7-3で勝ち越せるだなんて誰が想像できたでしょうか!

八村やトマブラが最初からいて、それでも5-5くらいになれば儲けものだと思っていましたが、欠場者が相次いでもなお勝てたのはチームとしての総合力が高くなったような気がします。

 

今回ヤニスは

29得点(12/26)、18リバウンド(6/12)と大暴れでしたが、

要所要所でのオフェンスは上手く止められたのではと思います。

 

ただオフェンスリバウントをヤニスとポーティスに取られまくったのは要改善ですね。

チーム全体でもMILは16本もオフェンスリバウントを取っていたので、セカンドチャンスの回数は段違いだったでしょう。

ガフォードとかハレルはもうちょいボックスアウト頑張ってほしいぞ。

 

ただプレイタイムの管理は良く、今回はビールが37分と長かったのですが、他のメンバーは30分以下と抑えられました。

長いシーズンですし、こうして勝ちつつもプレイタイムをコントロールできるのは良い傾向だと思います。

1試合経るごとにアンセルドHCへの期待が高まってくるのを実感している今日この頃。

 

次はWAS同様、今シーズンのサプライズチームとなっているCLEが相手です。

ビッグマンが多い相手にどうしていくのか楽しみにしています。

ボコられそうな気が8割占めているのは内緒です。