ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン16試合目 vs MIA

前回欠場者が多かったとはいえ、ファールとTOVが多く、課題の残る試合となりました。
今回はWASはホームへと戻り、リベンジをしたいところです。

 

ディンウィディーとガフォードが試合に出られるようで、これでMIAと良い勝負ができそうな予感がしています。
ただMIAもヒーローが復帰すると報道されたのを聞いて、うーん勝てるかなぁ…と一瞬で手のひらを返してかなり心配になりました。

 

今回のスターティングメンバーは
WAS:ディンウィディー、ビール、KCP、クズマ、ガフォード
MIA:ラウリー、バトラー、ダンロビ、タッカー、アデバヨ
です。

 

では見てみましょう。

 

前半

試合開始早々にガフォードのファールがすぐ溜まってしまい、6分で2ファールもしてしまいます。

それでハレルと交代してしまいました。もうちょい耐えてクレメンス。


前回いなかったディンウィディーがゲームメイクしてくれるので、オフェンスではコートを広く使えています。
対するMIAのオフェンスはバトラーのポストアタックからのターンアラウンドがなかなか止められない…。

 

MIAのディフェンスの圧力がすごく、ビールが攻めようとしてもすぐダブルチームされ、そのあとの苦しいパスからTOVをし、
キスパートがなぜかパスミスしてTOVしてしまいます。
これで完全にMIAの流れになってしまいました。

 

ただそこからアブディヤがドライブからファールドローでフリースローを貰い、そのあとにはトランジションで難しいレイアップを決めきって逆転しました。
その結果、26-25と1点リードで1Qを終えることができました。それにしてもキスパートの3Pがファールで取り消しになったり、ハレルのクリーンブロックがゴールテンディングになったりと審判がくそです。

 

2Qはお互いディフェンスの硬い展開でシーソーゲームになりました。
ただハレルのチャージングとガフォードのしょうがないファールで2人ともファールが3回ずつになってしまい、クズマがセンターのスモールラインナップをしなければならない状況に陥ってしまいます。
どっちもアデバヨが起因なんだけど、さすがに優遇されすぎじゃない?

 

最近の試合を観ていて思ったのは、こないだの試合もそうだけど
ネトorホリデー、ビール、KCP、クズマ
の組み合わせだとゲームメイクできる人がいないからオフェンスが停滞気味になり、かなり死んでしまうことが多い気がします。

 

それまでアブディヤは各選手に対して良いディフェンスをしてるのですが、バトラーと1on1でディフェンスしていた際、ナイスディフェンスだと思われたのですが、ファールをコールされてぶちぎれ、テクニカルを取られてしまいます。
すぐKCPとビールがなだめに行ったシーンはなんだか良かったですね。
ただ前半だけでチームファールが12って…。

 

そして41-43と2点ビハインドで前半が終了します。
MIAは3P外しまくってるけど、ファール乞食してくるからこっちの選手起用が難しくなって上手く行かなくなっちゃう展開でした。

 

後半

3Qの入り方が最悪で、WASのオフェンスがずっと死んでいます。
そのせいでMIAにはトランジションで攻められ、あっという間に10点差に広げられたところでTOを取りました。

 

ビールのアタックしか選択肢がないWASはどんどん流れが悪くなり、16点差にまで広がったところでネトがand1を獲得します。
そのあともフリースローを貰うなどネトが躍動してくれるので、なんとか耐えられている感じです。

 

その後もハレルが入ると、プットバックからand1とインサイドを支配して4点差にまで詰めます。ビールの最後3Pのシュートフェイクにデドモンがひっかかり、フリースローを得てしっかり3本決め、71-75と4点ビハインドで終えました。

 

4Qはやっとディンウィディーがエースムーブするようになり、オフェンスが安定してきました。
アブディヤが流れからのドライブでガフォードにアシストするなど状況判断が昨シーズンより格段とアップしています。

 

ただバトラーとヒーローのミドルジャンパーが入るわ入るわで徐々に点差を広げられます。
なかなかここが止められないのがつらいし、2人が上手いなぁと思わされるところです。
淡々と2点決め続けられるのは心理的に結構きつそうだしね。

 

そんな劣勢を覆すかのように、KCPがプルアップ3Pを(多分)今シーズン初めてand1で決めて6点差につめました。
その勢いは止まらず、KCPからディンウィディーと立て続けに3Pを決めて3点差リードに逆転します。

 

残り12秒でのMIAはぎりぎりまでシュートが打てず、バトラーのタフ3Pは外れて終戦
105-100で勝ちました!

 

まとめ

立ち上がりから4Qまでは、WASにとって苦しい展開が続きました。
ガフォードとハレルとアブディヤが前半で3ファールもしちゃったしね。
ただ審判の笛があっち行ったりこっち来たりと、なんだか審判に左右される試合展開になったのは否めません。
シーズン終了時に審判の成績評価とかしてほしいよね。
今回の審判のスコット・フォスターなんて名前覚えられてるって酷いでしょうに。

 

あと今回の試合もWASのTOVが多かったですね。(チームで19)
特にビールなんか前回6回で、今回も6回でした。
確かにビール封じのトラップディフェンスが強烈だったのは事実ですが、ビールのアイソから相手のヘルプが来た時にバッドパスを出す癖は早く治してほしいです。
その辺カリーは捌けるからすごい。

 

4QはディンウィディーとKCPが2人でFGを7/7沈めました。
そのうち5本が3Pだったのでかなり助けられました。


ただ疑問なのが、その大爆発した4Qまでディンウィディーがほとんどゲームメイクせずにコーナー待機しているシーンが多かったことです。

今までディンウィディーがボール保持している間に、ビールがオフボールスクリーンを駆使してオフェンスを展開するパターンが多く、それが良いリズムを生み出していたのですが、今回の試合ではほとんどそのセットが使われませんでした。


ビールがボールを持つ時間が増えるのは昨シーズンの作戦名ビールみたいですごい嫌なのですが、百歩譲ってそれは良いとしても、ディンウィディーがコーナー待機でKCPがトップでドリブルついているオフェンスは一体何なんでしょうか?
KCP自体のドライブに脅威があるわけでもないし、P&Rしたところでインサイドにパスを出せるスキルがあるわけでもないので、MIA側からしたら一番WASにやらせたいオフェンスだったのではないかと思いました。

 

今後を考え(POとか)、WASのオフェンスオプションをあまりMIAに見せない方針だとしたら全然問題ないのですが、それで今回の試合負けていたら元も子もないような気がしてしまいます。


とりあえずこれからの試合ではKCPにトップでドリブルをつかせるのは極力やめましょう。
観てる側の精神がもちそうにないので…。