ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン28試合目 vs DEN

前回ホームでUTAに手痛い敗戦をしてしまったWASでしたが、今回から地獄のロードへの突入です。


そのロードの初戦は、マレーやMPJだけでなく、様々な選手が怪我などで欠場者が多いDENでした。
なんだかDENがフルメンバーでシーズン過ごせることは無さそうな気がしてしまいます。
ヨキッチください。

 

昨シーズンまでDENのACだったアンセルドは、凱旋試合となり、HCになって成長した姿を見せてやるぜ!となってほしいのですが、最近の試合を観ているとそうならなさそうなのが辛いです。

 

今回のスターティングメンバーは
WAS:ディンウィディー、ビール、KCP、アブディヤ、ガフォード
DEN:モリス、リード、ゴードン、グリーン、ヨキッチ
です。

 

DENのリードって選手はメンバーが少ないがゆえの起用っぽいですね。
ボンガをスターティングメンバーにしていたWASにしてみれば何だか懐かしい気持ちに。

 

では見てみましょう。

 

前半
前回同様、クズマの代わりに出たアブディヤですが、クズマのようにはシュートがまったく入りませんでした。
クズマに比例した結果を残すKCPも、アブディヤにつられて全然シュートが入らないお粗末な展開になってしまい、2人で3Pが0/6というグロスタッツを記録します。
割とちゃんとボールを動かしてオープンなシュートをデザインしたのにこれじゃあ他のメンバーも浮かばれないよ。

 

ディフェンスもヨキッチというMVPかつセンターを止められるはずもなく、ヨキッチを起点としたDENのオフェンスにまったく対応できませんでした。
アウェイ笛なのはしょうがない部分もありましたが、ガフォードが早々に2ファールしてしまったことで、さらにディフェンス力が悪化してしまいました。
ハレルvsヨキッチとかもう無理じゃん。出オチじゃん。

 

前回ビール+シューター陣で崩壊したことを覚えていたのか、今回はディンウィディー+シューター陣にして、上手くオフェンスを構築することができました。
ベルタンスなんかは3Pだけじゃなくて、カッティングからのダンクもあったりして、SAS時代のベルタンスが戻ってきたかのようです。
ここ何試合かはベルタンスの動きが良いんだよね。復調したかな?

 

1Qの終わりにディンウィディーのクソみたいなTOVで終わり、22-29とまたしてもビハインドからのスタートです。
これはもうスターティングメンバーのせいだよ。

 

2Qはカンパッソ劇場が開幕し、DENの2ndユニットに3P爆撃を食らってしまいました。
この辺からもう観るのがつらくなってくるオフェンスしかできず、書くこともままならないレベルにまでオフェンス力が停滞してしまったことが悲しいです。

 

ディンウィディーがパスばっかりでシュートに行かず、前半はなんと1本しか打っていませんでした。
2ndオプションとなってほしい選手がこれじゃ駄目だよね。

 

2Qを19-30とボコボコにされ、
前半を41-59というほぼ終戦かのような点差で終えました。
こいつぁひでぇや。

 

後半
後半はまたスターティングメンバーで始まりましたが、やはりスターティングメンバーだと点差が広がってきてしまい、ベルタンスとハレルが交代で入ってくる残り6:48までに48-81と33点差にまで広がりました。
こんなん会場のDENファンも冷める展開だよ。
もうちょっといい試合を観たいだろうに…。

 

ビールは3Qだけで12点取り、シュートの確率も良かったのですが、態度がもう諦めモードになっていて、表情が死んでいました。
苦しいときに人の本性が出るってよく言われますが、試合中にチームメイトを鼓舞できるようなリーダーシップというものはビールには無さそうです。

 

ベルタンスとハレルが入ってから22-10のランをしても
3Q終了時には21点差にしかなっていなく、これは何らかのバグですね。
3Qを29-31とし、70-91となりました。

 

4Qは気の緩んだDENがお粗末なオフェンスとディフェンスをしてしまうのですが、同時にWASもお粗末な展開をするので、一向に点差が縮まりませんでした。
しかし、残り6分にTOを取り、交代で入ってきたホリデーが覚醒しました。

 

ホリデーの個人的なハッスルがさく裂し、得点からアシストと躍動しました。
その結果、18点差あったところから1桁点差にまで縮めてしまいます。
2Qに5分だけしか出ていなかったホリデーが4Qだけで急に9分も起用されたのは、おそらくガベージ要員ではなく、ディンウィディーにプレイタイム制限をしていたからなのかな?
ただ、こういった点差のついた試合でも諦めずにハッスルする選手は大好きです。
見てるか?ビール。これが背中で見せるってやつだぞ。

 

ただそんなホリデーのハッスルもむなしく、時間が足りなくなってしまい、107-113で負けてしまいました。
あたかも接戦だったかのようなスコアなのは笑います。

 

まとめ
ロード初戦は接戦での敗戦(笑)で幕が上がりました。
今回の試合で15勝13敗となりましたが、ロード終わったころには借金生活になりそうです。

 

シーズン序盤にあった堅守なディフェンスはどこへやらといった感じで、クズマ不在の影響はあるものの、DRtgは110.1とリーグ19位にまで下がってしまいました。
なおORtgは108.2とリーグ22位なので、ただ中の下のチームに成り下がってしまったようです。
むしろ今のWASに負けるチームはあるのかレベルでひどい。

 

その原因はもうわかり切っていることで、スターティングメンバーの得点効率が悪すぎることです。
特に2ndオプションとして期待されたディンウィディーがほとんどシュートを狙わなくなったことで、ビールへの負担が増し、より閉塞的なオフェンスしかできなくなってしまいました。

 

今回の試合ではKCPとアブディヤのシュートが入らなさすぎるので、DENはヘルプポジションをビール側に大きく寄せて対応していました。
そうなるとビールの主戦場であるミドルエリアのスペースがなくなり、タフなシュートを選択せざるを得ない結果となってしまいます。
それでも決めてくるビールがすごいのですが。

 

それに比べてディンウィディーは
10、11月に平均12.2本あったシュートアテンプトが、
12月に入ってからは平均9.3本しかありません。

 

得点に関しては12月は平均8.3点しか取っていません。
これでは到底2ndオプションとは言えないレベルで、現状はここをどうにかするしか改善方法がない気がしています。
アンセルドも、ディンウィディーにはもっとアグレッシブになってほしいと言っているようなので、ディンウィディー側が個人の判断でそうしているのかもしれません。

 

今後ディンウィディーがシュートへの意識が無いようなら、オフェンスの改善は八村とトマブラの復帰を待つしかないでしょうね…。

次はSAC戦です。
レンさんとの邂逅が楽しみです。
試合?知りませんね。