ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン37試合目 vs CHA

今シーズン早くも3戦目となるCHAですが、2試合とも負けています。
1試合目:87-97
2試合目:103-109

 

1試合目は、WASの3Pが8/42の19.0%とかいうグロスタッツを記録していて、ほぼ自滅みたいな負け方をしました。
2試合目は、「ロジアーくん大爆発の巻!」といった感じで、3Pを8/11も決めて32点も取られてしまいました。
それまできみ3Pの確率めっちゃ低かったじゃんと言いたいのですが、あれだけ決めているのに打たせていたWASのディフェンスが駄目だったということです。

 

さて、リベンジをば!と思いきや、WASはプロトコルで欠場者が多く、10日間契約で獲得したワナメイカーやウォーターズすらもプロトコルで欠場してしまい、とうとうガードがいなくなってしまいました。
そんな中、ビールがPGとして起用されるスターティングメンバーが前回のCHI戦ではハマり、負けはしましたが新しい発見となりましたね。
今回もビールがPGとして起用されたので、どうなるか楽しみです。

 

スターティングメンバーは以下です。


WAS:ビール、KCP、アブディヤ、クズマ、ガフォード
CHA:ラメロ、ロジアー、ブリッジス、ヘイワード、プラムリー

 

前回と異なるのは、キスパートからアブディヤに変更したことですね。
ガードの多いCHAなので、ディフェンス重視にしたのだと思います。

 

では見てみましょう。

 

前半
ビールを中心としたボールムーブは、全員が連動して動こうという共通意識を持っていて、良いボールムーブの場面がいくつも見られました。
ガフォードなんかもポストでパスを貰った際に、無理やりシュートに行くのではなく、空いているクズマにパスを選択してオープン3Pを演出するという冷静さを見せました。
なんだこのWASのオフェンスは…。強豪チームのようだ!

 

1Q開始5分で19-9というランが成功したことで、CHAはたまらずTOを取ります。
ただそれからも点差は徐々に開いていき、クズマからアシストされたベルタンスが2本立て続けに3Pを決めたことで38-25と13点リードを貰って1Qを終えました。

 

ただ問題が2Qから起きてしまいました。
前から何回も言ってるのに、アンセルドはキスパートとベルタンスの併用をし、ディフェンスの崩壊を起こします。
さらには新加入のアリーゼ・ジョンソンも個人能力も足りず、まだチームに馴染んでいないため、インサイドがスカスカ状態に陥ってしまいました。

 

また、CHAは2-3ゾーンを仕掛けてきて、インサイドに起点となれる選手がいないWASの弱点を突いてきました。
こういうときに八村やトマブラ不在の影響って出てくるんだよね。
唯一できそうなギルパパもプロトコルで欠場なので南無三!って感じ。

 

その結果、2Qは18-39とWASはオフェンスもディフェンスも死に絶えてしまい、前半を56-64と大逆転されてしまいました。
前からゾーンされるとまるで対策がないのをアンセルドはどう感じているのかな?
もしかして何も感じてない…?

 

後半

3Q開始早々にお互いドタバタ劇場を開幕しました。
なんだかミニバスを見ているようでほほえましいですね。

 

CHAは効いていた2-3ゾーンを継続し、対するWASはクズマやビール、ガフォードと代わる代わるハイポストにポジショニングし、そこを経由して崩すという基本的なゾーンの攻略を仕掛けました。
こんな攻略法なんて日本ですら中学生がやってるんだから最初からやってくれ。

 

ただディフェンスではガフォードが相手のP&Rに対して、かなり低い位置でドロップしていて、ヘイワードやロジアーにポンポンとミドルジャンパーを決められます。
こういうスクリーンに対する守り方いい加減直してほしいよ。

 

残り半分でキスパートとベルタンスがまた同時に交代してきました。
キスパートはだんだん動きがNBAに順応してきて、3Pを決めるし、ディフェンスを引き付けてビールへとアシストといったクレバーなシューターの役割を全うしています。

 

急にCHAのオフェンスが単調になってシュートを外しまくり、ディフェンスをマンツーにせざるを得ない状況になると、ビールが活き活きとし始めて、3Qだけで11点を記録しました。
そしてなんとか3Qを28-26とし、84-90と6点差まで詰めます。

 

4QもWASの流れは止まらず、とうとうベルタンスの3Pで逆転に成功します。
ただここまでおとなしかったロジアーが、ここにきて爆発しました。
アウトサイドからミドルジャンパーまで高確率で決め、4Qだけで18点という結果を残します。

 

その流れをねじ伏せたのがビールとクズマでした。
ビールはドライブでファールドローをしてフリースローを7/8決め、相手に流れを渡さないエースっぷりを発揮しました。
クズマはクラッチタイムでの3Pがまたしても決まり続け、残り3分の状況から3本連続で決めました。

 

うん、まぁビールは途中急にTOVしてロジアーに速攻レイアップ決められるし、その後は単発3P打って外したりとやらかしたけどさ。
ちゃんとクズマに感謝するんだぞ!

 

なんとか点差をキープし、124-121で辛勝することができました!
借金生活絶対回避するマンのWASは健在です。

 

まとめ
前回のCHI含めて、またしてもクラッチクズマが誕生しました。
前回はデローザンのミラクルシュートで負けましたが、今回はしっかりと勝つことができましたね。
そんなクズマはチームトップの36点を記録し、ビールに次ぐ2ndオプションとしての役割を全うしてくれました。
今後にも期待です。

 

対してビールはクラッチまでは良かったのに、TOVはするわ、ボールキープできずにジャンプボールになるわで終盤はあまり良くありませんでした。
こういうときにボールを預けられるウォール的な存在がいないのも、今のWASの問題点の1つです。
あーベテランが欲しい。

 

そんな優勝経験を持つベテランなKCPは、今回の試合は散々な出来で、シュートは入らないしTOVはするし、逆に何ならできるんだい?と聞きたくなりました。
ディフェンスが良いと言っても、いつもはフォワード相手だけど今回は慣れてるガード陣相手だし、それくらい出来てもらわないと困っちゃうよって感じです。
3Pが入らないのは百歩譲って良しとしても、さすがにドリブルミスってTOVは本当にやめてほしい。あれされる度に心臓がキュッってする。

 

色々な課題の見つかる結果ではありましたが、なんにせよ同じ相手に3連敗しなくて良かったです。
CHAは今後順位的にプレーインに関わってきそうなので、せめてタイブレークには持ち込みたいところ。

 

これから少しずつプロトコル離脱組が戻ってくるとは思います。
そんなときに、ビールPGを続けるのか、また元に戻ってしまうのか注目です。
八村とトマブラの復帰はいつなんだー!