ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン43試合目 vs POR

八村の復帰から3連勝と勢いに乗っているWASですが、相手はどこも下位のチームなので何とも言えません。
しかもホームでの連戦なので、快勝してほしいところなのに、毎回6点差以内の接戦になっているので、どうしたものかといった感じです。

 

先日、アンセルドHCがプロトコルで離脱ということで、デレイニーACが代役として指揮を執るそうです。
まぁそんなに変化することはないだろうからあんま気にはしてません。
ただビールが引き続き離脱中なので、そこがだんだんと影響出てくるでしょう。

 

そして今回の相手は
リラード、CJ、パウエル、ナンス、ゼラー
が欠場という可哀そうなくらいメンバーがいないPORです。

 

ただ、直近5試合で平均27.8点決めているサイモンズという若手ガードが台頭しており、そこにマクレモアやコビントン、リトル、ヌルキッチといった選手がそろっているので、BKNに勝ったりと踏ん張っているようです。

 

今回のスターティングメンバーは
WAS:ディンウィディー、KCP、キスパート、クズマ、ガフォード
POR:サイモンズ、マクレモア、コビントン、リトル、ヌルキッチ
です。

 

では見てみましょう。

 

前半

ガチムチ系センターに弱いWASは、案の定ヌルキッチを全然止められません。
ガフォードは開始5分で2ファールしてしまい、本当にコーチングされているのか謎なほどすぐファールしてしまいます。

 

逆にキスパートは試合を経るごとにシュートセレクションが良くなっていき、スタートに起用されてからの調子いいみたいで、3Pを迷いなく打って決めていきます。
こうなるといよいよベルタンスの居場所が…ね?

 

ネトやアブディヤ、ハレルが入ってもポジティブな要素は出せず、点差は6点差まで広がってしまいます。
八村が入ると、ハイポストにクズマが入って展開するようになるけど、そこ八村のほうが良くない?という場面がいくつもあって、モヤモヤしてきます。
クズマはヌルキッチ相手にスピードのミスマッチになってドライブからレイアップ行くけど普通に外すし、序列的にクズマが上なのはしょうがないけど、打つなら決めろよっていうね。

 

PORは調子の良いサイモンズがピックを使い、ほとんどオープンに3Pをめっちゃ打ってきます。
それを、WASのディフェンスはずっとインサイドがドロップで守るから打たれ放題となり、3Pを3/4も決められて10点差にまで広がってしまう事態に陥りました。
ここさぁ、いい加減シーズンも半分過ぎたんだし、ディフェンスの仕方変えるとかしてくれよ。

 

なんとかディンウィディーとかハレルの活躍もあって、1Qを24-29としました。
ただ締め方はお粗末なTOVで終わるというディンウィディー…。

 

前回同様に、トマブラが2Qの初めから出る起用になりました。
そうなるとトマブラはコーナーまでストレッチし、ポストにスペースが生まれます。
そこに八村がポジショニングしてプレーできるようになったので、お得意のエリアから展開できるようになりました。
ただトマブラがコーナー待機というのはもったいない使い方だよね。

 

良い感じの流れだったのに、
ネト、KCP、キスパート、クズマ、ガフォード
のラインナップがクソ過ぎて見てられないくらい酷かったです。


しかもサイモンズへの守り方が最初からずっと変わってなくて、案の定バカスカと3Pを決められてしまいます。
ネトがPGとしてコントロールできないのと、KCPとクズマというドリブル不安定コンビがやけにドリブルつきたがるので、オフェンスのリズムが死に、シュートが入らない時間帯が続きました。

 

サイモンズとヌルキッチにボコボコにされ、2Qは33-39とボコボコにされ、
前半を57-67と11点差にまで広げられてしまいました。

 

前半だけで
KCP -17
クズマ -20
ガフォード -11
という数字は、いかにスタートのラインナップが足を引っ張ってるかわかるね。

 

後半
ハーフタイム明けはどんなラインナップで行くのか!?
と期待しましたが、変わらずスターティングメンバーで始まりました。
スタートを引っ張れば引っ張るだけ点差が離れていくことに疑問は無かったのでしょうか?

 

PORはサイモンズが少し落ち着いたけど、代わりにリトルとかコビントンがスコアリングしてきて、WASはそれに対応できない展開になります。
WASはクズマが少しずつ調子上がってきたけど、それでも点差は全然縮まらないし、14点差なんだよね。

 

八村とか出てメンバーは替えてるけど、ネトは暴走するし、ファールは取られないし、内容はあまり良くなりません。
PORのオフェンスを少し止めた代わりに、WASのオフェンスも止まるという展開となり、3Qを23-26としました。
点差は詰められず、80-94とやばい展開に…。

 

4Qでは今まで干してきたホリデーをここにきて急に起用してきました。
いや、本当に遅くない?
なんならネトがあれだけプレイタイムを得る理由がわからなかったよ。

 

そんなホリデーは出てきて2本連続で3Pをきっちり決めました。
こういう腐らずに試合のためにずっと準備して、結果を残すことがどれだけ有難いかフロントはわかってほしい。
もしかしたらトレード対象だからケガさせないようにしてたのかもしれないけどさ。

 

書くこともなくなってきたけど、だんだんWASあるあるの接戦を演じる程度にまで点差を詰めてきました。
ただKCPとクズマのシュートが入らずで、絶妙に詰められないのがもどかしい。

 

ホリデーは偉い。
オフェンスリバウンドを取ってくれるので、セカンドチャンスが生まれるし、得点やアシストと大活躍です。
しかもヌルキッチを退場にまで追い込み、残り1:54で7点差と逆転のチャンスを得ました。

 

そんな満塁逆転ホームラン的な期待から内野ゴロでゲッツーされたかのように、KCPもクズマもシュートがまったく入らず、加えてクズマはくそTOVをして終戦しました。
ディンウィディーが3P決めるも、そのあとはクソセレクションで外して終わりです。
4Qを30-21としましたが、結果は110-115で負け。

 

まとめ

自滅という言葉がこれほど似合う試合は無かったでしょう。
WASのTOVが20と今シーズンTOP3に入る多さでした。
中でもネトが20分に満たないプレイタイムで5回もTOVをしたのが大きかったでしょうね。
ドリブルスキルのないKCPは3つ、クズマは5つと多く、まじで反省してほしい。

 

八村とトマブラの復帰したばっかりということもあって、二人の得意なプレーが理解されず、今までとは異なる役割をさせられてた影響もあって、なかなか本調子には至らない感じが否めません。


八村はガードとのミスマッチを活かしたローポストアタックだったり、P&Rからハイポストでミドルジャンパーみたいな得点の仕方が多かったのに、基本コーナー待機だし、カッティングはスペース無いしで大変そうだった。
トマブラもP&Rからのダイブが上手くて、そこからリングにねじ込む強さが持ち味なのに、全然ピックで使われないし、八村同様にコーナー待機だしで勿体なさすぎる。
パス出せるのがディンウィディーだけな問題もあって、ビールが復帰したらマシになることを期待します。

 

今回の試合を久々にリアタイして思ったのは、層が厚いというのは良いことばかりではないってことでした。
これにビールとベルタンスが加わるんだから、それぞれのプレイタイムは落ちるし、中にはクズマみたいに長時間使わないと調子が上がってこない選手もいるので、ロスターの整理が必須です。
これに関しては別で書いてみようかな…。
とにかくシェパードは早く仕事してほしいぞ。

 

ホームでの試合はあと5試合続くので、なんとか貯金を維持してほしいところですね。