ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

アブディヤのこれから

なぜライジングスターズにアブディヤが出ないのか、アダムシルバーを小一時間問い詰めたい
とまぁここ何日かオールスターで盛り上がっているNBAですが、個人的にオールスターまったく興味ない勢なので、早く試合再開しないかなーと首を長くして待っている状態です。

 

なので、WAS2年目のアブディヤがどんな選手なのか、簡単に書いていこうかなと思います。
良かったら見ていってください。
では、行ってみましょう。

 

アブディヤのプロフィール
名前:デニ・アブディヤ
年齢:21歳
身長:206cm
体重:95kg
国籍:イスラエル

 

各スタッツの昨シーズンとの比較
出場時間:23.3→23.4
平均得点:6.3→7.7
平均リバウンド:4.9→5.1
平均アシスト:1.2→1.7

FG%:41.7%→44.1%
3P%:31.5%→30.7%
FT%:64.4%→76.7%

 

アブディヤのこれまで
2020年1巡目9位と、ドラフト前の評判からは少し下がった順位でWASに指名された当時19歳のアブディヤは、シーズン序盤からスタメン起用という輝かしいスタートを切りました。
ただ、ラスとビールのいるチームではなかなかボールに触る機会も多くなく、基本的にはスペーシングとディフェンスでの貢献に努めるシーズンで、当初期待されたポイントフォワード的役割は与えられませんでした。
まぁネトやイシュというPGもいて、スコブルは3ガードを多用していたこともあって、なかなかアブディヤをハンドラーとして育成できなかったのが要因の1つです。

 

ドラフト前に課題と言われていたアウトサイドシュートは、ルーキーシーズンから現在までずっと悪い確率で、オープンな3Pも外すこともチラホラ見かけられるくらいには成長していません。
時々めっちゃ入るじゃんって試合もありますが、帳尻合わせでしっかり他の試合で確率を下げてくるので、まったく入らないと言うよりかは、安定感がないという感じです。

 

アブディヤの比較対象
ドラフト前の比較対象にドンチッチが挙げられていましたが、これまでの試合を観ていると、似ている選手像はまったく異なります。
個人的に今のアブディヤが目指す最も近い選手像は、現在のイグダーラだと思っています。中にはドレイモンド・グリーンという人もいますが、あのレベルと比較するのはまだ早い気がするのでイグダーラです。

 

PHI時代のイグダーラはエースプレイヤーでしたが、GSW時代からは主に6thマンとして、影で支えるタイプのプレイヤーに変貌しました。
オフェンス面ではポイントフォワード的役割を担い、トップからボールコントロールをし、たまには3Pも打つよスタンスでゲームメイクをしていました。
イグダーラの真価が発揮されるのはディフェンスで、エースキラーとしてガードからフォワードまで幅広く守れる万能性を持ち、相手チームのエースを担当し、ディフェンスから流れを引き寄せる重要な役割を果たしていたというのが当時の印象です。

 

現在のアブディヤ
アブディヤも今シーズンからはそんなタイプのプレイヤーへとなりつつあり、控えから出場して、ディフェンスから流れを作ることのできるような存在になってきました。
TDL後からは、P&Rからのレイアップや、ミドルジャンパーなども交えて、1試合に10本以上のシュートを積極的に打つようになり、課題ではあるものの、3Pも1試合に4.4本以上打つようになりました。
ディフェンスでも相手チームのエースをマークし、スピードのある選手は苦手ですが、それ以外の選手にはタフショットを強いることのできるディフェンダーにもなりつつあります。

 

2年目ではありますが、やっと出場試合数が100試合を超えたくらいで、まだまだ可能性がいくらでもありそうです。
ずっと課題だった3Pを、3年目にして40%越えを果たした八村のように、アブディヤも課題のものを1つずつクリアできるようになればいいですね。

 

アブディヤの持ち味とこれから
アブディヤは持ち味として、
①パスの中継役としてボールを貰い、そこから展開する能力の高さ
②ディフェンスでインサイドにもフィジカル負けしない体幹の良さ
③リバウンドからボールプッシュできる
が挙げられます。

 

逆に課題としては
①3Pが入らない
②相手と正対したときのドリブルがおぼつかない
③ボールプッシュはできるがシュートまでは行けない
④フィジカルコンタクトのあるシュートが入らない
⑤お腹で押してファールコールされることが多い
が挙げられます。


TDLが過ぎてから、ガードがネトとイシュの2人だけになり、ハンドラーとしてはイシュだけになってしまいました。
ただ、そうなってからアブディヤにボールを預ける機会が増え、アンセルドからもアブディヤには徐々にハンドラーとしての役割を与えようという意思を感じます。
アブディヤはその機会をしっかり活かし、課題とされるボールハンドリングを少しずつ改善していってほしいですね。

 

ただ、持ち味のショートパスからの展開力をわざわざ殺すのももったいないので、
・ネトと出る時はハンドラー
・イシュと出る時はハイポストからの展開
のような使い分けをしてくれると面白そうです。

 

あとはディフェンスでのファール癖は試合で慣れていくしかないですね。
今のWASにはファールドローの上手い選手がいない(ビール以外)ので、これからの試合でヤングやカリー、デローザンなどに鍛えてもらいましょう。
審判はアブディヤがイケメンだからってファールコールするなよな。

 

以上、オールスターブレイクで暇すぎるのでアブディヤについて書いてみました。