ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

WAS通信簿 シーズン後半:ウィング編

今回はウィング編についてです。

何だかガードとウィングって区別難しいよね。

対象の選手は以下です。

 

ブラッドリー・ビール
KCP
コーリー・キスパート
デニ・アブディヤ
カイル・クズマ
八村塁
アンソニー・ギル
アイザイア・トッド
ジョーダン・スカーケル

 

では行ってみましょう。

 

ブラッドリー・ビール:??

先日のMEM戦で手首を怪我してしまい、それからTDL後の試合も全休することになりました。
チームの中心ということで、ロスター編成にも顔を出しているようですが、果たして今シーズンの出来と来シーズンに向けてはどう考えているのでしょうか?


最近のインタビューではもう1人のオールスタープレイヤーが必要で、他にもウィングプレイヤーなどが欲しい的なことを言ってプチ叩かれを受けていました。
いや、どんなチームの選手でもオールスターレベルの選手は欲しいに決まってるんだからそんなおかしいことは言って無くない?WowWow?って思うのですがどうなんでしょう。

 

確かに今シーズンのビールはスタッツが軒並み低下し、とてもじゃないけどチームを牽引するリーダーシップがあるようには見えませんでした。
まぁそれも適材適所ってことだし、そんなこと言ったら弱かった頃のPHXのブッカーだって、CHIのラビーンだって傍から見たらそんなリーダーシップがあるようには見えなかったし、そこにCP3やデローザンが来たことでリーダーを任せられるようになったんじゃないの?って思います。
フランチャイズプレイヤーとしては…って意味ならそうだけどね。

 

来シーズンに勝負に行くのか、再建に走るのか、そこはもうシェパード次第ですが、ビールが再契約してくれるのであれば優勝目指して頑張ってほしいです。
ウォールはいつでも戻ってきてもいいのよ。

 

KCP:通常時→A ダンシング時→D

TDL後にビールが全休してしまったことで、
KCP「なら俺がビールやるぜ!」
と変な意気込みをしていたのか、途端にエースムーブを連発するようになってしまいました。
KCPもネト同様にTDL後から評価が落ちたorしにくくなった選手だと思います。

 

LALにいたころのように、コーナー待機からの高確率3Pや、トランジションで前線を走るプレーなど、オフェンスでの役割を限定すればめちゃくちゃ良い選手なのですが、いかんせんドリブルが下手なのにハンドラーをやるので性質が悪いです。

 

ただそんなKCPも、ドリブルするのが悪いだけで、シュート成功率に関して言えばかなり高確率です。
フリースローライン~3Pライン間のミドルジャンパーは46.4%だし、コーナー3Pは46.8%もの成功率を記録しています。
なんなら八村よりミドルの確率が良いってのがね。

 

ディフェンスはシステムやローテーションが駄目なだけで、KCP自身のディフェンスはまだまだ衰えていません。
若干怪しいこともありますが、3&Dの代表格として健在です。

 

そんなKCPは来シーズンまでの契約なので、優勝候補にトレードで放出して見返りを貰うか、WASでPO勝ち進むためのピースとして起用されるのかまったく読めません。
今のWASで最も価値が高いと思われるKCPの進路はいかに…。

 

コーリー・キスパート:A

今シーズンにドラフト15位で加入したキスパートは、シーズン当初はにっちもさっちも行かないような感じで、自身の武器である3Pもあんまり入らないといった踏んだり蹴ったりな始まりでした。
特に開幕前のサマーリーグなんて良いとこあった?ってくらいスタッツも悪かったしね。
まぁ個人で打開するタイプじゃないし、ディフェンスで貢献できるタイプの選手じゃないだけに評価が難しいところでしたけども。

 

ただ、試合を経るごとにバスケIQの高さが垣間見えてきて、それが通用することがわかったのか、3Pも自信を取り戻したかのように決められるようになりました。
月ごとで3P%を見ていくと、
0%→24.3%→36.1%→35.4%→32.8%→39.4%→39.4%
となっています。

 

月ごとの平均得点も
1.2点→4.5点→7.2点→7.7点→10.7点→11.9点→11.5点
と伸びてきました。

 

3P成功数ではWASのルーキー記録を抜いたそうで、それもビールの記録を抜いたようです。
記録達成の試合後にはビールと2ショットで写真を撮ってましたが、なんだかいいですね。2人とも嬉しそうでした。

 

そんなキスパートの特徴としては、オフェンスではボールはほとんど持たないものの、カッティングを活かしたスペーシングで味方のスペースを作ったり、オフェンスリバウンドに積極的に絡んでいくハードワークをしてくれます。


まだまだシュートまで自分でアタックすることは難しいですが、いずれはジョー・ハリスのようにスター選手の横に置いておきたいof the Yearを獲得できると思っています。
シーズン終盤にサトランスキーと一緒に出る時間が増えてからは、カッティングでフリーになったところでパスを貰いイージーショットなんて場面もありましたね。
ウォールと組んだらエライことになるのでは…とゾクゾクします。

 

ディフェンス面はかなりの課題がありますが、そこはもう頑張れって感じです。
なんせキスパート自身も問題だけど、それ以上にチームの問題でもあるので何とも言えない部分が大きすぎるので…。
今のキスパートは心の中に「シュート決めればディフェンスできなくても16mil貰える」というモチベーションでいそうな確率が高そうです。
おのれベルタンス。

 

キスパートはバスケ以外の面でもWASに欠かせない要素となっていて、ルーキーとは思えないくらいコミュニケーション能力が高く、試合中のベンチでもチームを盛り上げてくれます。
エースプレイヤーにはなれなさそうではありますが、素晴らしいリーダーになれそうなポテンシャルはかなり感じました。
意外と今後のWASの若手で一番重要な選手になるのかもしれませんね。

 

デニ・アブディヤ:B

シーズンをフル出場(82試合)したアブディヤはリーグで5人しかいない皆勤賞を得ました。
昨シーズン怪我をした分、今シーズンは馬車馬のごとく働いてくれました。
本当はPIやPOの経験もさせてあげたかったけどしょうがない。

 

アブディヤはキスパート同様に、気の利いたプレーが多く、カッティングやパスの中継役、P&Rでの合わせなど多くのことをそつなくこなせます。
ただいかんせんシュートが入りません。過程までは良いのにシュートが入りません(2回目)。
もはや昨シーズンのルーキーの頃よりシュートが入らないといった感じで、シュートに関してだけはまるで成長を感じないシーズンでした。
いや、4月からは多少マシになったとは言えど、ゴール下とかなんてブロッカーのカモですよカモ。

 

それでもTDL以降からは徐々に役割を増やしてもらい、ハンドラーをやる機会も増えました。
シュートが入らなくても積極的にアタックする姿勢は素晴らしかったです。
これがラス先輩から受け継いだものだと思うと感慨深いですね。
FG%を維持しつつ、4月の平均得点を12.2点にまで伸ばしました。
なお3P%

 

WASはポイントフォワードが大好きでよく取っていましたが、いずれの選手も最後には…
ポイントフォワードでディフェンスはできるけどシュートが不得意な選手…うっ、頭が…
トロイ&ボンガ「俺を思い出せよ…」
う、うわぁぁぁあああ

 

と茶番を演じましたが、今シーズンオフに本当にトレードされるかもしれないのでかなり心配しています。
なんせトレードされたトロイはCHIでローテーションに入るのに苦労しているし、ボンガはほぼGリーガーになったし、シュート力が無いのは現代NBAではかなりきついものがあるからです。

 

それでもTDL後はボールコントロールをする機会が増え、フロントも少しアブディヤのPG化には期待しているのかもしれません。
まだまだハンドリングが怪しいし、感情のコントロールができない面もありますが、まだまだ21歳と若いので、来シーズン何とかWASに残ってもらって成長を見届けたいです。

 

カイル・クズマ:B

TDL後にはビール不在のため、エースとして覚醒するのでは!?という期待の元、その片鱗を見せてくれました。
しかし、ポルジンギスが入ってからはその鳴りを潜め、案外ポルジンギスとの相性が悪いのではと思ってしまうような感じで、結局最後の方は怪我()のため試合に出なかったのは残念でしたね。

 

TDL後全体と、ポルジンギス参加前と参加後を比べてみましょう。

 

TDL後全体
16試合 20.2点 8.0リバウンド 5.8アシスト
FG%:43.2%(7.5/17.0) 3P%:29.9%(2.2/6.2) FT%:83.4%(2.8/3.7)
0.8ブロック 3.6TOV

 

ポルジンギス参加前
9試合 22.6点 9.4リバウンド 6.2アシスト
FG%:44.9%(8.4/18.4) 3P%:31.2%(2.4/6.3) FT%:91.2%(3.3/3.7)
1.0ブロック 4.1TOV

 

ポルジンギス参加後
7試合 17.1点 6.1リバウンド 5.2アシスト
FG%:41.0%(6.4/15.2) 3P%:28.3%(2.0/6.1) FT%:70.9%(2.3/3.7)
0.5ブロック 3.0TOV

 

TDL後全体として見れば3P%以外は「おぉ、エースプレイヤーだ」とちょっとなりますが、ポルジンギス参加前と後を比較するとなんだか全然違う選手のような変わり方をしています。
もしかしたら怪我の影響があってスタッツが落ちたのかなと思ったりもしたのですが、実際はどうなのでしょうね。

 

クズマはスロースタータータイプで、ボールを持てば持つだけ段々と調子を上げていくような性質だとシーズンを通して思いました。
ポルジンギス参加前はビールもいないし、必然的にクズマがボールを持つ頻度が高くなり、それがあってのスタッツなのでしょう。

 

ただ、ポルジンギスが参加してからは、1stオプションがポルジンギスとなり、以前ほどボールを持たなくなった…であればリズムがつかめずにシュートスランプに陥ったとかなら話が早いのですが、そうでもなかったのが難しいところです。

Usg%をポルジンギス参加前と後で比べたら、29.3%→27.7%とほんの僅かにしか変化がなかったので、そこまでの影響はなさそうにも感じます。

 

なのでやはり怪我による影響だと思いたいのですが、それでもアウトサイドは安定しないし、かといってドライブからのフィニッシュができるかって言ったらそうでもないので、来シーズンにビールとポルジンギスが健在なら役割を限定させたほうが良さそうな気もします。

 

ただ、アブディヤや八村、キスパートなどの若手に対して模範的な態度を示してくれているので、WASの新たなチームリーダーとしての価値はかなり高くなってきました。
そんなクズマですが残念ながらコスパの良い契約は来シーズンで切れてしまいます。(最終年はPO)
果たして契約延長するのか、はたまた価値が高くなったであろう今シーズンオフにトレードで放出されてしまうのかどっちでしょうね…。

 

八村塁:B

シーズンの約半分39試合を欠場してから復帰した八村は、昨シーズンとはまったく役割の異なるシーズンを送りました。
スタート起用から始まったルーキーシーズンと2年目のような2ndオプション、3rdオプションを任されたときとは異なり、ベンチから起爆剤のような感じで起用されました。

 

ドラフト前から課題として挙げられたアウトサイドの向上は見事に克服し、今では立派な武器として期待されています。
それに伴い、3Pまでケアしなくてはならなくなったディフェンダーに対してカウンタードライブを仕掛けるなどの相乗効果も得られたことで、なかなか止めづらい選手へと変貌しました。

 

個人的に八村に関しては今の役割が今後のNBAではベストなんじゃないかって思います。
比較選手にレナードが挙げられますが、そこまで安定してシュートにまで持っていけるかっていう懸念があり、能力面ではポテンシャルはありそうなものの、メンタル面ではまったくそうならなさそうな印象をこれまでの3年間で感じました。


かといってスタートでスコアリング以外にできることは限られていて、キスパートやアブディヤのような気の利いたことはできません。
そうなってくると、6thマンとしてベンチからエースムーブするスコアリング担当が一番合っていそうです。

 

これからもメンタル面でのケアが必要になってくるのかな?と不安になりましたが、ただ今年の夏は日本代表での活動をしないそうなので、オフには休養をしっかり取れそうなのは良かったです。
来シーズンはしっかりキャンプから参加してほしいもんね。

 

契約に関しては、ガフォードが契約延長で12milを勝ち取っているので、それくらい~15milが目安なのかなぁ…。
なんだかんだでシーズンを60試合以上出たことが無いので、よほどのエースプレイヤーでない限り15mil以上出すのはちょっと抵抗があります。


まぁそのためにプレータイムを制限されてた説もあるので、シェパードなら何とかしそうな感じはありますね。
ただベルタンスという前科があるので期待3割不安7割くらいのバランスです。

 

アンソニー・ギル:S

素晴らしすぎる。
WASで引退してから殿堂入りしてACになってほしい。

 

2年前のオフシーズンFA解禁から、WASでの最初のニュースでギルとの契約が発表されました。
無名の選手に3年契約を結んだことへ不信感を覚えましたが、今にして思えば先見の明がありすぎて拝んでしまいそうです。

 

今シーズン9分以下の出場が大半なギルでしたが、TDL後は怪我人などの要因で出番が10分以上あった試合が14試合ありました。
その場合のスタッツは以下になっています。

 

14試合
18.3分 7.0点 3.3リバウンド 1.1アシスト
FG%:55.3%(2.5/4.5) 3P%:50.0%(0.5/1.0) FT%:78.9%(1.5/1.9)

 

どのスタッツも素晴らしいのですが、なにより良いのがオフェンスリバウンドが1.4もあることです。
ギルは小柄なPFながらも、常にハードワークを欠かさず、オフェンスリバウンドには必ず絡み、スペーシングやオフボールでのスクリーンなど、ロールプレイヤーとしての模範とも言うべきことを常に実践しています。

 

アンダーサイズなことから、ペイントエリアでのセンターへのディフェンスは難しいところですが、簡単には押し込めないほどのフィジカルの強さも感じさせます。
オフェンスではアウトサイドもこなせるので、P&Pからの3Pも武器としてチームに貢献していました。
試投数は少ないものの、3P%が50%は素晴らしいです。
八村といい、ストレッチできるインサイドがいることで、ポルジンギスが中で勝負することができています。

 

プレーももちろん素晴らしいのですが、ギルはコート外でもチームに対して大きな貢献をしています。
ベンチでは常に膝立ちでオンコートの選手を応援し、選手交代やTOのときには真っ先に選手を出迎えていました。
WAS日本語チームが行ったインタビューを観た人は、ギルがいかに素晴らしい人格者なのかがわかったのではないでしょうか?
こういった選手をチームは大事にしてほしいです。

 

今シーズンで契約最終年となってしまうギルは来シーズンどうなるのでしょうか?
WASが再契約を結んでほしいのは確かなんですが、TDL後のギルを見て、獲得したいと思ったチームは絶対にあると思います。
優勝候補では怪我人が出たときのため、タンクチームでは若手の模範のため、それぞれでギルが活きる場面は無数にあります。
それこそギルに比較的高額契約を結んでしまっても個人的には文句はありません。

シェパードが今シーズンオフにどうするか楽しみです。

 

アイザイア・トッド:C

正直あまり期待できません。
今シーズンに4年契約を結びましたが、層が厚すぎたPFでは一切の出番がなく、Gリーグをメインに活動していました。
ネクスボッシュだ!と期待されたものの、線が細すぎるし、アピールポイントであったはずの3Pは、Gリーグですらも低確率という結果になったそうです。

 

シーズン最後の2試合では15.4分と17.2分とそこそこ出ていましたが、ここでもやはり3Pは0/5と1本も入らずに終わってしまい、アピールとはなりませんでした。
個人的にはシュートよりも、ドライブのセレクションや、ディフェンスでのポジショニングなどの細かい部分で良くない動きをしていたことが目につきました。


208cmでウィングスパンも長そうなので、まだまだこれからと言いたいとこですが、来シーズンに勝負をしかけたいWAS的な事情もあるので、トッドのとこのロスターを空けてベテランを入れたいところではあります。
昨シーズン謎に長期契約からウェイブされたHomesley的な扱いを受けそう。

 

ジョーダン・スカーケル:??

知らん!!