ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

WAS通信簿 シーズン後半:インサイド編

ずいぶんと間が空いてしまいましたが、最後にインサイドについて書いていきます。

 

今シーズンのTDL後にいたインサイドは以下の4人です。

クリプタプス・ポルジンギス
ダニエル・ガフォード
トーマス・ブライアント
ヴァーノン・キャリー

 

では行ってみましょう。

 

クリプタプス・ポルジンギス:B

ディンウィディーとベルタンスとのトレードで、まさかポルジンギスがWASに来るとはまったく予想していませんでした。
こんなんTwitterでこのトレード案で言ってたら絶対フルボッコにされるよ。
そんなトレードをシェパードはやってのけたのは流石トレードにステ全振りしたGMです。
というかDALのGMが話を持ち掛けたみたいだけどね。

 

そんなことがあってWASにやってきたガラス製のユニコーン()はしばらくのリハビリ期間を経て、IND戦でWASデビューを果たしました。
ポストからの起点になれるポルジンギスによって、WASオフェンスは様変わり、というかこういう感じでアンセルドはやりたかったんだろうなと感じさせる試合でした。

 

ただロスターの編成の問題なのか、ポルジンギスは1センターで起用されることが多く、結構ディフェンスで苦しくなる場面が多かったように感じます。
ガフォードと併用だなんてこともありましたが、ペリメーターが守れない2人なので、常用なんて出来るわけもなく、やるとしても要所要所って感じでしょうね。


トレード前のDALでは208cmのパウエルと同時に出ることがあり、主にポルジンギスはリムプロテクトがメインの役割でした。ハードワークはパウエルみたいな。
ただ、1センターとなると、インサイドアタックに対応しなければいけない場面で、簡単に押し込まれるし、怪我のリスクも増えるのでめちゃくちゃ心配でした。
八村だとリバウンド弱いし、クズマだとインサイドアタックに弱いしで、どっちにしても苦しい印象が強かったです。
じゃあ八村とクズマ併用すればいいじゃんってなるのは普通ですが、それはそれで八村のスコアリングを消すことになるので本当にいいんか?って聞きたくなります。
ポルジンギスを来シーズンも使うのであれば、BOSのタイス的なPF/Cのポジションを補強しないときつくなってくるかもしれません。

 

また、唐突なディープ3も打つこともあり、しかも成功率が著しく低いので、高く跳ね返ったボールを簡単にリバウンドで取られて速攻を仕掛けられてしまうこともしばしばありました。
WASに来てから36.7%という悪くない3P%ではありますが、もうちょっとこうオフェンスの流れの中で打ってほしいという気持ちが届くと嬉しいですね。
唐突に3Pを打つ選手…
ウォール→ラス→ポルジンギス
なんでWASに来る選手はこういうのばっかなんだ!

 

まぁ良くも悪くもWASにかなりの影響を与えたポルジンギスは来シーズンもWASにいるのか怪しいのではと思っています。
個人的にシェパードはポルジンギスを駒にして、POで結果の残せなかったチームor長期契約選手を手放したいチームと交渉したりするのかなと予想しているのですがどうなんでしょうね。
ポルジンギスは来シーズンが最終年だし、キャリアの中でも稼働率の高い方(50試合ちょっと)なので、わりかし手を出しやすいほうなんじゃ?

 

さすがにWASで来シーズンは半分しか出ませんなんてことされたらきついものがあるので、なるべく健康体を維持できる選手に来てもらいたいですよね。
そういう意味じゃトレードで獲得の噂があるブログトンなんてちょっと危なげな雰囲気はあります。
バランチュナスかアダムス欲しいなぁ。

 

ダニエル・ガフォード:A

TDL前まではガフォードを活かしきれるシステムと選手がおらず、昨シーズンのようなインパクトがありませんでした。
ただ、イシュの帰還やサトランスキーといったパサーを獲得したことで、再びインサイドで存在感を出せるようになりました。
FG%はTDL後は前より約5%も上がっているのがすごいですね。(67.5%→72.7%)
これはスクリーンからのダイブで、イシュなどからアリウープパスを受けてダンクするプレーが増えた影響だと思います。

 

トマブラが干された今、スクリーンからダイブする選手がいないので、ガフォードのオフェンスでの役割はかなり重要になりました。
慣れないハイポストでの中継役から解放され、再び動きがシンプルになったことでガフォードも活き活きとするようになれたことは良かったと思います。
これもイシュ様様ですね。

 

ただ依然としてディフェンスでのファール癖は治らず、まだまだ改善の余地が残されています。
またフィジカルが弱すぎてインサイド相手には勝負にならず、ブロックありきのオンボールディフェンスしかやらないので、駆け引きの上手いエンビートやデローザンなんかにはボコボコにされました。
さすがに昨シーズンと比べたら我慢できていたシーンもありましたが、もっとディフェンスでの駆け引きを学んでいってほしいです。

 

あとはフリースローの確率が悪いですね。
TDL以降は62.7%とちょっと外し過ぎです。
終盤出ることは今後少なくなりそうな気はしますが、ハック対象になりかねないので70%くらいにはしてほしいぞ。

 

来季までは1.93milという奴隷契約なので、その間に大きく成長してくれることを期待しています。

 

トーマス・ブライアント:C

怪我明けとはいえ、ちょっと期待外れのシーズンになってしまいました。
サトランスキーのいた2018-19シーズンのような活躍はできず、オフェンスのできないトマブラ=ただのディフェンスのできないセンターでしかなく、使いどころがほとんどありませんでしたね。
スクリーンからのダイブとストレッチ5が売りだったトマブラは、八村のようにアウトサイドで存在感を示すことができなかったのはなぜなのか…。

 

今シーズンのトマブラの3P%は28.6%と大誤算の結果に終わってしまいました。
これもビール同様にボールが変わったからなのか?と思いましたが、八村は普通に確率上がってるからな…
シュートが決まらない→落ち込む→シュートが入らない
っていう悪循環にハマっていた可能性もあります。

 

昨シーズンはラスという偉大なパサーのいるおかげで2P%が71.4%という驚異のスタッツを残し、なんならゴール下のエリアに限って言えば91.2%でした。
もちろん10試合だけのスモールサンプルですし、そこと比較するのは大げさですが、今シーズンの2P%はキャリアワーストの61.3%だし、ゴール下のエリアもキャリアワーストで75.4%だったようです。(なおポルジンギスはこれより低い模様)
キャッチング能力は高いはずなのに、今シーズンはポロポロ落とすし、簡単そうなシュートも決めきれなかったトマブラは、なんだか段々と自信を失っていってしまったような表情を時折見せていました。

 

自分が出ていないときでも、チームメイトの活躍で盛り上げてくれるので、そういったところは非常に良い選手です。
NBAとりあえず叫ぶ系ランキングベスト3には入りそうです。(1位はSASのケルドン)

 

今シーズンでFAとなるトマブラですが、8milというそこそこのサラリーの価値はもはや無いでしょう。
パスが上手いガードがいて、あまりディフェンスを重視していないチームになら需要があると思いますが、そんなチーム今のとこCHAとかATLくらいしか思いつきません。
CHAはハレルと再契約するのかどうかの問題もありますし、ATLはサラリーかつかつマンだし厳しそうな気もします。


個人的な予想だと4~6milくらいかなぁと思っていて、そのくらい安価で手に入れられそうなトマブラにはどこかのチームが目を向けてあげてほしいですね。

 

ヴァーノン・キャリー:B

イシュ神のトレードでおまけ的な感じでWASにやってきたキャリーくん。
カイ・ジョーンズが良かったなぁとか思ったし、若手主体になってせっかくのアピール時期のほとんどを怪我で欠場するとかいうマイナスからのスタートでした。
試合以外のとこで怪我してしまうのはかなりもったいないですよね。

 

キャリーくんをしっかり見たのはシーズン最終戦のCHA戦のみですが、この試合では割と良い動きをしていたように思います。
206cmとアンダーサイズなので、ぶっちゃけアブディヤとかと変わらないサイズですが、フットワークが軽く、ディフェンスにおいてそれが効果的に働いていました。
トマブラやガフォードではできなかった、相手チームのスクリーンに対するドロップでの守り方がよく、細かいステップで位置調整をしながら上手く守っていたことが印象に残っています。

 

この試合では18分の出場時間で11点とまずまずの点数を決めました。
フリースローが3/8と5割を切ってしまうのは要練習ですが、それだけフリースローを得るチャンスをオフェンスリバウンドで作れたのが良いですね。
7リバウンド中の5回がオフェンスリバウンドなので、セカンドチャンスを作ってくれる良いセンターになれそうなポテンシャルはありそうです。
わんちゃんポルジンギスとの併用で活きる可能性もあるかも…?

 

まだまだ21歳と若いので、これからどうなるのか楽しみです。