ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

なんとなくの来シーズンのWAS

トレードは依然としてアービングやKDを中心とした噂で持ちきりで、新たにミッチェルも加わりそうな忙しいトレード市場ですが、FAはいったんは落ち着き、WASも恐らく今のロスターでしばらく戦っていくんだろうなという状態になりました。


空いている2wayの枠を、現在行われているサマーリーグで良さげな選手で埋める気がしていて、そういった意味ではサマーリーグを観るのも面白いです。試合が面白いとは言っていない。

 

現在のロスターは、

 

モンテ・モリス、デロン・ライト
ブラッドリー・ビール、ウィル・バートン、ジョニー・デイビス
デニ・アブディヤ、コーリー・キスパート
カイル・クズマ、八村塁、アンソニー・ギル、アイザイア・トッド
クリスタプス・ポルジンギス、ダニエル・ガフォード、タージ・ギブソン、ヴァーノン・キャリーJr

 

という15人となっています。
ここにトレーニングキャンプ期間中に契約するキャンプ契約を加えた選手たちで切磋琢磨していくのですが、果たしてどうなるのか。

 

現時点でのシーズンでのラインナップについて、個人的にこんな感じで行ったら良さそうだな~という考えを書いていきたいと思います。

 

まず、スターティングメンバーです。

 

モンテ・モリス
ブラッドリー・ビール
デニ・アブディヤ
カイル・クズマ
クリスタプス・ポルジンギス

 

この5人を選びました。

 

どのWASクラに聞いても、ビールとクズマとポルジンギスは不動でしょうが、それ以外のポジションについては様々だと思います。
特にSF枠のところが人によってはバートンだったり、八村だったりすることが多い気がします。
個人的にはそこはアブディヤ一択で、その理由は他2人の候補と比較して書きます。

 

①バートンよりサイズがあって、ディフェンスが良い


DENではほとんどSG枠で起用されていたバートンが、むしろなぜスタートで、しかもSF枠での起用の選択肢に入ってくるのかが謎でした。
おそらく昨シーズンのKCPみたいに、アンセルドの3ガード体制(ぶっちゃけこれもちょっと違うけど)をするんじゃないかという考えから来てるものなのかなと思っています。


確かにバートンのサイズはほぼKCPと同じですが、同じような3&Dではありません。

なんならKCPをスタートで起用していたのは、ディンウィディーがサイズの大きいガードだったため、ある程度ウィングでもディフェンスで対応できるからでした。
モリスは188cmと別に大きくないガードなので、SGサイズしかないバートンはベンチからの起用となるでしょう。

 

アブディヤはシーズンを経るごとにディフェンスが向上していき、1~4番くらいまでなら対応可能になりました。
ポルジンギスがいるので、リムまでしつこくチェイスできるようなディフェンス力と、ポルジンギスを外までマークマンを追いかけさせないようなディフェンスローテーションをこなせる選手が求められます。
聞くところによると、バートンはディフェンスにおいてはあまり信用できないようなので、そういった意味で除外です。

 

②八村よりオフェンスで合わせやすい


じゃあサイズがあってマンディフェンスがある程度できる八村でいいじゃん!と思う人もいると思いますが、以下の理由でベンチ起用の方が良いと考えています。

 

アンセルド体制になってから、きちんと空いたスペースにポジショニングすることを意識するようになった八村ですが、まだまだ改善の余地があります。
特にボールマンに対してフラフラと寄って行く癖は直りきらず、スペースを殺してしまう場面もチラホラ見かけました。

 

また、八村の得意とするミドルジャンパーを打つハイポスト周辺はポルジンギスも使うエリアなので、わざわざ得意とするポジションが同じ選手を同時起用させる意味はありません。
シーズン終盤でポルジンギスと同時起用されたこともありましたが、八村の良いところを最大限活かせたかと言われたらそうではないと思っています。
なんせそのときのスタッツはベンチ起用のときと比べて悪くなってるしね。

 

しかもオフェンスのオプション的にビール→ポルジンギス→クズマとなりそうな時点で、八村のアイソの出番が限られてしまうのはもったいないです。それならベンチから八村を起用してスコアリングさせたほうが良いという判断です。
その点、アブディヤはシュート機会が少なくとも、カッティングやパスの中継役といったオフボールで貢献できる動きをしてくれるので、スター選手と組ませるには打って付けです。

 

こういった話をしたときに、アブディヤ>八村みたいな受け取り方をする人もいますが、相性というだけで決して優劣を付けたわけではないということはわかってほしいところですね。

 

このスターティングメンバーでのオフェンスは、ポルジンギスがハイポスト周辺でボールキープしながらビールをオフボールで動かせつつ、モリスやアブディヤがパスの中継役になって全体が流動的に動くことが理想的です。
クズマは基本スペーシングをして3Pとオフェンスリバウンドが仕事になりそうかな。
ただ我慢できなくなったポルジンギスがロング2を連発したり、中のスペースが狭くてビールがドライブできないなんてことがありそうなのが怖いですね。

 

2ndユニットは

 

デロン・ライト
ウィル・バートン
コーリー・キスパート
八村塁
ダニエル・ガフォード or タージ・ギブソン

 

です。

ベンチではそこまでオフェンスデザインに関しては求めず、バートンと八村がメインとなって2人で平均25点くらい取ってくれればなと思っています。
ライトとキスパートはオフボールで動きまくりながら、空いたスペースから3Pを狙うこともできると思うので、なかなか相手ディフェンスは的を絞れない脅威があると思います。
ガフォードはおそらくファールトラブルを3試合中2試合くらいのペースでやると思うので、ギブソンと交代交代でやっていくでしょうが、ここのインサイドも強固なんじゃ…とワクワクします。

 

ジョニデ、ギル、トッドに関しては離脱者が出ない限りあまり出番がないかもしれません。
特にジョニデは10位指名のルーキーなのに…と可哀想に思いますが、その辺はトレーニングキャンプで評価を上げていってほしいですね。
ただバートンやライトといった選手より起用したいと思わせるポテンシャルはサマーリーグを見ている限りは今のところ感じないかなぁと。
プレータイムはシーズン平均12~15分あれば上々でしょうね。