前回の続きで、現時点でのイーストのオフシーズンの動きを見てみます。
今回は昨シーズンPO行っていないチームを見てみましょう。
またになりますが、
まず昨シーズンのイーストの順位と成績(勝利数-敗北数)を確認します。
PHI(49-23)
BKN(48-24)
MIL(46-26)
NYK(41-31)
--PO上位の壁--
ATL(41-31)
MIA(40-32)
BOS(36-36)
WAS(34-38)
--PO進出の壁--
IND(34-38)
CHA(33-39)
CHI(31-41)
TOR(27-45)
CLE(22-50)
ORL(21-51)
DET(20-52)
では上から順にみていきます。
・IND
おそらくチームの健康状態が良ければ昨シーズンは普通にPO行けてたであろうINDは、ほとんど現状維持で来シーズンを迎えそうです。
WASと同じようにHCが替わったのはINDクラにとって大きいのかな？
前DALのHCリック・カーライルが新HCとして就任したけど、イマイチどんなHCなのか知らないので割愛。
TJ・マコネルと4年33milで再契約を結び、トーリー・クレイグと2年10milの契約を結びました。
個人的に狙っていた控えPG＆ディフェンダーなので残念です。
ただマコネルはちょっと高い気もしないでもない。
ほかは特に無いかな…。
唯一言うとすれば、今年のドラフトで指名したクリス・デュアルテとアイザイア・ジャクソンがルーキーながら活躍しそうということくらいです。
デュアルテはちょっとブログトンっぽいし、ジャクソンはターナーっぽい気がする。
ハーフコートバスケかつ全員バスケってイメージのINDは、シーズンは良いのですがPOで勝てそうなイメージは湧きません。
ずっとトレードのうわさが立っているターナーの去就はどうなるのかな？
ぶっちゃけWASに欲しいんだけどさ。アセットはないけど。
シーズンは上位ではないですが、8～10位くらいの予想です。
・CHA
意外と怖い存在になるんじゃと思ってるランキング1位です。
FAではイシュ・スミス、ケリー・ウーブレというWAS味のある選手を獲得し、
トレードでウェスリー・イワンドゥ、メイソン・プラムリーを獲得しました。
ドラフトでもジェームス・ブークナイトとカイ・ジョーンズという有望株を手に入れたようで、未来が明るいようです。
また、テリー・ロジアーと4年97milで契約延長しました。
昨シーズンにキャリアハイとなるスタッツを残したロジアーは残したい存在でしょうが、個人的には予想よりも少し高いと感じました。年20milくらいが理想。
ウィングディフェンダーが多くなり、各ポジションに良いバランスでベテランもいるので、ラメロ・ボールの成長や、ブークナイトやジョーンズらのルーキーがNBAに慣れたらイーストのダークホースになりそうです。
※ヘイワードが怪我をしなければ
ここの※が一番重要かも。
・CHI
このオフシーズン、もっとも動いたチームランキング堂々の1位です。
トレードでロンゾ・ボール、デマー・デローザンを獲得し、
FAでアレックス・カルーソ、トニー・ブラッドリーを獲得しました。
その代わり、トーマス・サトランスキー、ギャレット・テンプル、アルフォーク・アミヌ、ダニエル・タイス、サディアス・ヤングを放出してしまいました。
放出するならサトランスキーとテンプルをWASに返しなさい、延滞料金とるぞ。
ディフェンダーのカルーソが入ったことでホワイトはスコアリングに注力できるし、トロイも攻守ともに貢献できなくはない存在なので、2ndユニットはなんとかなりそうな気はしますが、懸念すべきはセンター含めたフロントコートかなと思ってます。
ヤングとタイスの放出による影響は大きそうだ。
トニブラとルーキーのシモノビッチに任せるのは厳しそうだからまだ動くのかな？
スターティングメンバーは
ロンゾ、ラビーン、デローザン、PW、ブチェビッチ
だと思っています。
このラインナップは強烈でしょうね。
ディフェンスはPWが2年目ながら忙殺されそうで可哀そうなのでトロイは頑張ってサポートしてあげてね。
シーズンは前評判通りにはならなさそう、ケミストリー構築に時間かかるだろうし。
何だかんだプレイイントーナメントに入る7～10位くらいになる予想です。
・TOR
再建に入るのか入らないのかイマイチ方向性がわからないTOR。
フランチャイズプレイヤーといってもいいラウリーをとうとう放出し、
やたらとウィングを集めているのはやや不気味です。
オフシーズンはずっとシアカムのトレードの噂が立っていて、どうなることかとTORクラは不安に思ってそう。
実際残ってても上位進出は難しそうだし、再建に振り切ってもいいとは思うけどね。
なんたって1回優勝してるし。
ただヴァンブリートとかアヌノビーは再建チームにはまだ若いからもったいない気もする。
とかなんとか言ってて、ドラフト4位のスコッティ・バーンズが覚醒して、
プレイイントーナメントにまで入ってくる未来も容易に想像できるのがTORの怖いところ。
できれば下位で落ち着いててほしい。
ワタナビーとボンガのロスター争いは日本でだけでは盛り上がりそう。
2人とも国代表なのにロスター争いとはNBAは厳しい世界だ。
・CLE
イマイチなにがしたいのかわからないフロントの動きしかしないCLE。
優秀なウィングディフェンダーのプリンスをトレードで放出し、その代わりMINからルビオを獲得、今季FAのアフロアレンと再契約したくらいの動きしか見せませんでした。
ラスがトレードされてなければ、WASにプリンスとアレンは欲しかった…。
来シーズンはドラフト3位で指名したエヴァン・モブリー次第と言いたいところですが、インサイドのルーキーにそこまで期待できるかと言われたらザイオン見てると実際厳しいよね。
フィジカルおばけがたくさんいるNBAではアジャストするのに精一杯になりそう。
そもそもロスターではルビオ、ガーランド、セクストンとガードが飽和しているし、
ラブはバイアウトの可能性もあるし、ラリー・ナンスjrもトレードの噂が出ているので、これからトレード含んだ動きをしそうな気もします。
動かなかったら下位のまま沈みそう。
せっかく有望な若手がたくさんいるのにもったいないね。
・ORL
とうとう昨シーズンに解体を決意したORLは、豊作と言われていた今年のドラフトで5位と8位を手にしました。
その結果、ジャレン・サッグスとフランツ・ワグナーを指名したのですが、ここで大きな問題が出現しました。
来シーズンに怪我から復帰するであろうマーケル・フルツや、昨シーズン再建のORLを引っ張ったコール・アンソニーといったガード陣が飽和していて、SG枠もエリートディフェンダーのゲイリー・ハリスや有望株のRJ・ハンプトンともう訳がわからなくなっています。
また、インサイドもバスケの上手いディズニー大好き芸人のロビン・ロペスやフランツ・ワグナーのお兄ちゃんであるモー・ワグナーがFAで入ったことで、大渋滞が起きています。
てかORLもWAS味のある選手がいるな…。
ロペスは再契約したかったけどしょうがない。
ワシントンDCにディズニー作ったら戻ってきてくれるかな？
それぞれがそれぞれ良い選手ばかりですが、やたらと中堅どころが多く、層だけ厚いロスターとなってしまいました。
ここに1人でもオールスターレベルの選手が居たら、一気に強くなりそうなのですが、たぶんやらないだろうな。
ORL特有のシーズン開始あるある「最初10試合だけ勝率リーグトップ」現象は来シーズンも起きるかな？
さすがにHCも変わったし、新体制ということもあって、来シーズンは下位になると思ってます。
これでWASより上の順位になったら恥ずかしいな。
・DET
とうとう、とうとうドラフトで1位指名を手にしたDETは、豊作と呼ばれた今年のぶっちぎりドラフト1位候補のカニングハムを獲得しました。
ハイライトだけですが、サマーリーグでのカニングハムにはルーキー特有のセルフィッシュさはなく、ハンドラーやコーナー待機など、自分の役割を柔軟に変化させられるユーティリティーさを感じました。
ただFAでは人気はなく、有名どころだとトレイ・ライルズやケリー・オリニクくらいしか来ませんでした。
まぁスモールマーケットだし、2年ドアマットやってたからしょうがないのかな？
ただ過去トレードした選手の見返りを得るのは本当にへたくそで、今年もプラムリーのトレードで2巡目の選手を獲れただけでした。
フロントはこのままで大丈夫なのかしら。
カニングハムというスーパールーキーがいて、イーストだとしてもPO進出ラインには到底いけないロスターだと思います。
あと1～2年はかかるんじゃない？
来シーズンはORLやCLEと仲良く13～15位を争ってる未来が見えます。
・まとめ
これでイーストのオフシーズンについてみてみました。
来月末のトレーニングキャンプ開始までロスターが安定しないのがNBAなので、これからトレードなり余ってるFAなりとニュースには事欠かないでしょう。
今度はウェスト編について書いてみようかな。
あんまりウェストのチーム事情知らないから調べなきゃ…。
