ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

ウィザーズが来季FAになる選手で欲しい人(センター編)

【ウィザーズはインサイドに課題あり】

 

ウォール&ビールのバックコートデュオになってから、長い期間マーチン・ゴータットが主力のセンターとして起用されていました。そんなゴータットは2013-2014シーズンの途中からトレードでウィザーズに加入し、2018-2019シーズン前にコート外でのチーム不和を生んだ原因としてトレードで放出されてしまいました。

 

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その後の2018-2019シーズンは、年齢・性格・プレースタイルの3アウトチェンジなハワードがケガで出ないとかいうまさかの4アウトで現在のトーマス・ブライアント(以後トマブラ)が台頭するようになりました。

 

トマブラは若くてハードワーカーであり、今季の3P%は40.7%と高確率なアウトサイドシュートを打つことができるセンターです。

前季はサトランスキー(現CHI)やビールとのピック&ロールからの得点がメインでしたが、今季はあまり効果的にピック&ロールをしてくれない場面が多く、トマブラを使いこなすことができなかったように感じます。

 

 そんなトマブラはポストプレイが上手くないし、今季は安易にミドルシュートを打つことも多く、その確率は5割を切ります。

また、ディフェンスでのフットワークも悪く、リムプロテクトもできないので、攻守ともにスキルが少しずつ足りないといったのが個人的な評価です。

 

前置きが長くなりましたが、ウォール&ビール体制に時間が残されていない中、リバウンドに強い、またはリムプロテクトができるようなセンターが来季欲しいところです。

 

①Tristan Thompson(CLE)

現CLEのCで、リバウンド能力にステータスを全振りしたような選手です。そこまで身長は高くはないものの、今季のRPGは10.1で、そのうちオフェンスリバウンドが4.0とオフェンスリバウンドをかなり取ってくれます。3PをメインとするNBAで、セカンドチャンスを狙えるのは効果的で、それに加えて走れるCなので、トランジションが激しいウィザーズのオフェンスに合ってると思います。


ただ今季契約金が18milと非常に高く、来季どのくらいの契約金になるかはわかりませんが、10milは確実に超えてくるでしょう。また、3Pが打てないためストレッチ5として起用は無理で、八村やトロイといったフォワードに3Pが得意な選手がいないのに加えてセンターも打てないとなると、ハーフコートオフェンスではかなりエリアが狭くなってしまいます。


現状必須ではないですが、狙ってほしい選手の1人です。

 

②Derrick Favors(NOP)

現NOPのCで、総合的な能力が高い選手です。スタッツだけ見ると正直微妙な選手っぽく見えますが、スタッツに表れにくいプレーをしています。

ちなみに今季の主なスタッツですが、

平均出場時間24.4分、平均得点9.0点、平均リバウンド9.8回、平均アシスト1.6回、平均ブロック0.9回です。

ほかにも様々なスタッツはありますが、長くなりそうなので省略。

 

主なNOPでの仕事は、ハイポスト周りでのボールコントロールです。

3Pが無いのでマークマンからは離されて守られますが、的確なパスができるので、非常にオフェンスを円滑にしてくれる存在です。

また、ピック&ロールでのフィニッシュも強く、ゴータットのようなプレイができるため、ウォールとの相性も良さそうに思います。

 

今季17milとトリトン同様インサイドにしては割高な印象ですが、なんとか獲得してほしい選手です。

 

③Nerlens Noel(OKC)

現OKCのCで、スティールやブロックとディフェンスに優れた選手です。

 

2013年のドラフト1巡目6位と高い順位でPHIにドラフトされましたが、その後DALへとトレードされ、そこではなかなかプレイタイムを貰えずにくすぶっていた時期がありました。

しかし、OKC加入後、2ndユニットでのセンターとしての地位を確立し、貴重なリムプロテクターとして起用されています。

 

オフェンス面ではあまり特筆すべき特徴はなく、得点もアリウープがほとんどです。ポストプレイを仕掛けたり、ピック&ポップからのアウトサイドといったシューティングスキルは無く、オフェンス面での課題はあります。

 

しかし、ディフェンスでは平均出場時間が18.5分という短い時間ながらも、スティール数は1.0で、ブロック数は1.5もあります。

スイッチしてガードをマークするのも問題なくでき、ドライブで抜いてもブロックされるんじゃというプレッシャーを与えることができるので、非常に効果的です。

 

ウィザーズは今季チームでのブロック数は1試合平均4.3本でリーグ24位、被2P%は55.5%でリーグ27位と、いかにリム周りが弱いかを示しています。

そんなチーム状況で、これだけディフェンスに貢献できるインサイドは非常に貴重で、しかも今季2milと契約金も低いため、来季は多少上がるかもしれませんが、5mil以下なら狙いたい選手です。

 

 

インサイドにあまりお金を出したくないチーム事情から、トリトンとフェイバースは厳しいかもしれませんが、ノエルは格安なのでぜひ獲得したいところです。

 

今年のドラフトで誰を指名するかは未知数ですが、インサイドを指名した場合には、

トマブラとワグナーは若手かつそれなりに活躍できるので、トレードの駒として使われてしまう可能性は十分にあります。

 

これからのドラフトやFAが非常に楽しみになってきました。

以上、ウィザーズが来季FAになる選手で欲しい人(センター編)でした。