ウィザーズのお話

ウィザーズのお話

主にワシントンウィザーズについて話すブログ

【5/11 vs ATL戦】

シーズン終盤かつここからかなり勝敗が重要になってくるので、久々に1試合の所感を書いてみます。

 

PO出場を賭けたプレイイントーナメントで重要となってくるシーズン順位を上げるためにATLに勝つことは必須でした。
ちなみにWASは現在10位ですが、プレイイントーナメントの制度上、8位まで上げたいところです。
ただ不幸なことに、前回の試合(vs IND戦)でハムストリングを痛めてしまったビールが今回の試合で欠場でした。

 

そんな状況ですが、ラスはこの試合でトリプルダブルをすれば、歴代史上最多のトリプルダブル数となるようです。
現在ラスは、オスカー・ロバートソンの通算181回とタイ記録です。
最近のラスはものすごい活躍ですし、達成するのは容易でしょうから、それ+勝利という結果で終わらせたいですね。

 


ビールが欠場ということで、スターティングメンバーは
ラス、ネト、ギャリマシュ、八村、レン
となりました。

あくまでも3ガードにこだわるスコブルにはもう何も言いません。
ただギャリマシュはスタメン起用or干物なので、もう少しなんとかならないものかと思います。


今回の相手のATLはヤング、ボグダノビッチ、ハーターと3ガードだったので、ギャリマシュでちょうどよかったかもしれません。
ボンガでもいいんじゃ?とも思いますが。

 

対するATLは
ヤング、ボグダノビッチ、ハーター、コリンズ、カペラ
でした。

 

 

・前半


1Q最初のスタメンの時間ではATLに圧倒され、全ポジションを守れると評された八村はどこも守れませんでした。
オンボールではヤングに狙われ、オフボールではコミュニケーションミスから簡単に得点されることもしばしば。
相変わらずオフボールでのポジショニングは下手なままです。
また、今日は安易に楽なミドルショットを選択する場面があり、そのシュートが入らないとなるとWASは流れが悪くなり状況が厳しくなります。

 

ただ途中、そんな八村やレンからイシュ神やロペスなど2ndユニットに替わってからは安定しました。
そこからなんとか2点差で終わらせることができ、32-34で1Qは終了。

 

2Qも一進一退が続きましたが、いつも思うのはベルタンスとロペスではインサイドが貧弱すぎるということです。
ベルタンスを使うのであれば、ガフォードを併用すればいいのに、それをしないのがスコブル流の起用法ですが、そのせいでリム周りはいいように荒らされました。
そもそもコリンズにベルタンスをつけることが間違ってるんだけどね。

 


・後半


最近のWASは後半に強かったのですが、今回は3Qにだいぶ差をつけられてしまいました。
ファールでしかATLのオフェンスを止められず、フリースローはWASが0本なのに対し、ATLは8本中8本決めてきたのが大きかったと思います。
正直ATLに笛が寄ってたんじゃ疑惑もありました。

 

そしてヤングは3Qだけで16点と大暴れし、79-96と17点差もつけられてしまいました。
ま、まぁ今日はビールいないし、投了でいいっしょと思っていましたが、
そんな点差で諦めなかったのがMr.トリプルダブルことラスでした。

 

4Qはラスを起点として開始2分半で10点差まで詰め寄り、
その後残り8分でヤングとコリンズが戻るまでに96-100と4点差まで詰めました。
いや、ラス効果すごすぎでしょ…。

 

ここまで3Pが2/6と給料泥棒をかましていたベルタンスも急に3本連続で3Pを決めたり確変を起こしました。
最初からやれ。
しかし、結果的には124-125と1点差で残り3秒でボールを持ったラスが3Pを打って外してしまい、ゲーム終了となりました。

 


・総括


4Qに怒涛の追い上げを見せたWASですが、それはほぼすべてラスのおかげでした。
4Qだけでラスは11点、6リバウンド、10アシストとほぼトリプルダブルの活躍で、試合を観ていたWASクラを感動させてくれました。
決して試合を諦めないマインドをチームメイトに見せたことは、今後の試合でもいい影響がありそうな気がします。

 

ただ、ここ最近のラスは毎回40分近く出ているので、ビールのように疲労から負傷してしまう可能性も十分にあります。
ぶっちゃけた話、ラスが怪我で欠場となったらもうプレイイントーナメントは諦めたほうがいいレベルにはラスに依存したチームとなってしまいました。

 

次のATL戦もビールが欠場という話もあり、さらにラスに負担がかかってしまいそうですが、途中点差が離された原因は各選手の起用法なので、スコブルをしばらくどこか別の場所に閉じ込めておいた方がいいかもしれません。

 

とまぁ冗談は置いといて、ラス以外の選手が奮起する必要があります。
特にビール不在時には八村がスコアリングをしてくれてたのですが、いまいちガードへのミスマッチを狙ったり、3Pを積極的に狙うなどの姿勢が見られませんでした。
プレーの安定性は多少あるのに、積極性には安定性の無い八村…。
日本人というフィルターが無ければとっくにトレードに出してしまいたいくらいです。

 

八村がダメなら、ネトやロペス、ガフォードに期待しましょう。
明日のATL戦も胃が痛くなりそうな試合になりそうです。