ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

プレシーズン④ vs NYK

とうとうWASのプレシーズンも最終戦となりました。
プレシーズンで不思議なのは、チームによって試合数が違うことで、LALなんかは6試合もやっているそうです。
注目チームだし、観客の動員数が多いから興行的な面で試合が多かったのかな?
なお、そのせいでLALは怪我人が続出している模様。

 

話はWASに戻って、プレシーズンではNYKと試合をするのは2回目で、かつ現状0勝3敗なので、プレシーズンの最期は勝って終わりたいところです。
ただNYKはランドルが試合に出るようなので、前回のようにはいかない感じがしています。
こっちも欠場者多かったしお互い様かな?

 

WASのスタートは前回と同じで
ディンウィディー、ビール、KCP、クズマ、ガフォード

 

対するNYKは
ウォーカー、フォーニエ、バレット、ランドル、ギブソン

と、トッピンの代わりにランドルが入った形になりました。

 

では見てみましょう。

 

前半


なんだか前回よりもディフェンスが良くなっており、あれだけ3Pを量産されていたことが嘘だったようにNYKのシュート成功率を抑えています。
それはランドルがオフェンスでの1stオプションになったことで、今までのようなボールムーブが無くなったからなのかわかりませんが、クズマがランドルをフィジカルに守れていました。

 

また、ギブソンのファールトラブルを起こさせたガフォードの頑張りもあり、NYKの出鼻をくじいた良いスタートを切ることが出来ました。
ちょっと審判のジャッジも厳しいときもありましたが、運が良かったようです。

 

そんなこんなで2ndユニットの時間帯になっても、WASの優勢さは変わらず、クズマからアブディアに替わっても、ランドルを完封できていました。
ここがベルタンスだったら粉砕されていましたが、そこはさすがのアンセルド、わかっています。
スコブルだったらランドルにベルタンスをあててそう。

 

2ndユニットの頑張りもあり、なんと1Qは26-15と20点以下に抑えてしまいました。
これは現実なのか…?

 

ただ2Qからはローズがチームを引っ張る活躍をし始め、3Pからフローターまで何でもござれ状態で、なかなか上手く止められません。
何年か前に、WASがローズを獲ろうとしていた時期がありましたが、そのとき獲っていれば…。
ウォールとローズなんて胸熱な展開だったのにな。

 

ディフェンスはやはりベルタンスのところがネックすぎて、あまりにも簡単に抜かれてしまいます。
そのうちNBAでベルタンスを抜けない選手は解雇されるだなんて指標ができそう。
けど久々にベルタンスが抜かれずに、そのままブロックをしたシーンがありました。
今シーズンのベストハイライトにならないことを願いましょう。

 

NYKはローズが良いプレーをしていますが、こっちはネトが良いプレーをしていました。
まだホリデーとのコンボガードは微妙ですが、ディンウィディーやアブディアと一緒に出ているときみたいに、ハンドラーがしっかりしている選手と組ませると、ネトは最大限活きているような気がします。
パスの中継役の振りしてペイントアタックをしたり、オフボールではマークマンの視線から外れるような動きをするので、NYKはなかなか捉えきれずに得点を許してしまっていました。

 

ただ2Qは点の取り合いになり、34-34と2Qの点数はドローとなりました。
結果、58-49の9点差リードで前半が終了。

 

後半


全然ビール出てこないなーと思っていたら、膝を痛めていたようです。
プレシーズンでなかなかシュートタッチが上がってこず、不安の残る感じとなってしまいました。
開幕までに膝の調子が戻るといいのですが…。

 

ビールがそんな感じなので、今日はホリデーが多めに起用されました。
スコアリング能力に関しては、ホリデーはめちゃくちゃ良いです。
ドライブだけでなく、ビールのようにプルアップミドルも効率よく決められるので、ネトと代わる代わる攻めることができるのは良いですね。

 

NYKのバレットのことはあまり見たことなく、2019年のドラフト3位なのでてっきりエースタイプの選手かと思っていましたが、前回と今日の試合を見ていると、そんな選手ではなかったです。
オフェンスではスペーシング能力が高く、オープンに3Pを狙ってくるし、ディフェンスではガードからフォワードまで守れる能力を持っているので、エースタイプと組ませたい選手でした。
今日の試合もいつの間にか18点も決められてたので、かなり良かったです。

 

3QはWASが優勢で30-26となり、88-75で13点リードで終えました。
これは勝ったな…(フラグ)

 

4QはWASはほとんど主力を出さず、
ネト、ホリデー、キスパート、アブディア、ガフォード
というメンバーでやっていました。

 

それに対してNYKはほぼ主力といっていいメンバーを出し続け、これがシボドーイズムと言わんばかりにプレシーズンから酷使されています。
それで怪我人が出ていないのがすごいところ。

 

そんな感じなので、13点あったリードはみるみるうちに溶かしていき、接戦を繰り広げました。
点差が縮んでいくにつれてMSGのアリーナは熱狂に包まれ、まるでプレイオフかのような盛り上がりを見せていましたね。
なんだかこっちも釣られて熱くなってしまいました。

 

そして終盤、キスパートはドライブを仕掛けたあとにペイントエリアで止まってしまい、苦し紛れに出したパスをカットされるという凡ミスを2回もしてしまいます。
これがルーキーの試練…!
そして3点ビハインドで迎えたWASのセットオフェンスでは、なんと先ほどミスをしたキスパートが3Pを決めるというクラッチショットを決めます。
NYKがタイムアウトをとったとき、シュートを決めたキスパートをトッドやエチェニケなどのルーキーが笑顔で迎えたのは良いシーンでした。

 

そして始まった最後のNYKのオフェンスは、ランドルにボールが託され、ガフォードとの1on1でした。
こちらとしたら、「ガフォードがフォワードなんかつけるわけないよ…、なんでスイッチしないの…」としか思わなかったのですが、案の定ランドルのステップバックミドルを決められ、試合終了。

なんと4Qは23-40と17点もの差をつけられてしまい、結果的には113-115で負けてしまいました。

 

まとめ


主力同士のときはWAS優勢だったので、シーズンはなかなか楽しく見られそうな気がします。
ただ、強豪チームとは試合をしていないので、なんとも言えない部分はありますが、これからケミストリーや戦術が機能していくのを楽しみにしましょう。

 

今回の試合はアブディアやキスパートには良い経験になったと思います。
昨シーズンはアブディアはプレイオフを経験できなかったし、あーいったアウェイでの雰囲気はなかなか味わうことができないですからね。
キスパートはミスで終わるのではなく、きちんと自分の仕事で同点にできたことは、メンタル的に良い形で終えられたし、自信に繋がったのではと思います。
本当は八村含めた3人に経験させたかったのですが残念でしたね。

 

それにしても、MSGの熱気は本当に凄まじかったです。
画面越しでも伝わるくらいなので、選手たちは余程のことだと思います。
ホームでの盛り上がりに欠けるWASからしたら羨ましい限りですね…。
だからFAで人気ないのかな…。

 

プレシーズンは4戦4敗で終わりましたが、内容は試合を経るにつれて良くなってきているので、シーズン開幕が楽しみです!
10/21にTOR戦からWASのシーズンが始まりますが、メディアの予想を覆す躍進に期待です。