ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン5試合目 vs ATL

前回のBOS戦で、わずか7分の出場時間で負傷してしまったガフォードはそこまで重症じゃないようでした。良かった良かった。

ただATL戦は欠場するようで、純粋なセンターはハレルしかいなくなってしまいました。

ハレルが前回38分という長さで出ており、今回も長時間での起用が予想されます。

ただでさえアンダーサイズのセンターなのに、対するATLにはカペラというラジコンセンター界では上位のセンターがいるので、どうなってしまうのか…。

 

しかも今回の試合では、昨シーズンの怪我を考慮して、ディンウィディーを休ませるそうです。

とうとうスタメンが2人も欠く状態で大丈夫なのか…?

 

スタメンは

WAS:ホリデー、ビール、KCP、クズマ、ハレル

ATL:ヤング、ボグダノビッチ、ハンター、コリンズ、カペラ

です。

対人ディフェンスに優れたホリデーをヤング担当にしてきましたね。

ハンターはお久しぶりです。怪我から復帰できたのはうれしいことです。

 

では見てみましょう。

 

前半

案の定ATLはカペラをメインにつかって攻めてきました。
最初の9点中6点を稼ぎます。

ただWASの目論見としてはヤングに点を決めさせないことを軸にやっていたのでは?というディフェンスに見えました。
その代わりアシストをかなりやられ、1Qだけで8アシストとヤング以外に点を決められまくり。

 

対するWASはビールを軸にしながらも、周りが上手く連動し、バランスよく点を決めていきました。
ハレルがエルボーポジションでちゃんとボールをキープしてくれるし、なんだかガフォードより合っている気もしてきます。
ガフォードがドリブルしてると不安でしょうがなかったしね。

 

アンセルドはハレルをずっと出すわけにはいかず、クズマとベルタンス、アブディヤとフォワード3人のスモールラインナップを選択します。
ATLもガリナリとコリンズというラインナップをし、お互いスモールラインナップという展開に。
こちらとしてはありがたいです。

 

お互い高確率にシュートを決め、33-32とWASの1点リードで1Qは終了。

 

2Qにはキスパートが出てきました。
ルーキーだけどフォワードの数が足りてないから猫の手も借りたい状態。
ちょっとやっぱりディフェンスがね…。

 

ビールとハレルの相性が良く、P&Rでビールがペイントエリアまで切り込み、フローター中心に2Qだけで13点も量産します。
ハレルもビールへのパスが上手いので3アシストと活躍。
ディンウィディー&ガフォード、ビール&ハレルの組み合わせがいいのかもしれません。

 

それにしても46番の審判がひどすぎるな…。
感情的にテクニカルをとりすぎてストレスですね。
Ben Taylor、覚えておきましょう。

 

2Qは一転してWAS優勢の展開となり、31-23とし、前半を64-55で終えました。
前半はだいたい良い形で終われているので、課題は後半のクロージングの仕方です。
気を引き締めていきましょう。

 

後半

3Qはメインでクズマに攻めさせました。
あまり攻めてこないと踏んでいたのか、割と安易にヤングがスイッチしてクズマに行ってしまうこともあり、ミスマッチが生まれての結果です。
また、ビールとハレルの2メンゲームが効果的で、これからのシーズンで多用していきそうな感じがムンムンします。
ビールとホリデーで3アシストずつと上手くゲームメイクできていました。

 

ATLは精彩を欠き、TOVだけでなくテクニカルをコールされることも何回かあり、フラストレーションを溜めていました。
こういうときベテランがいればって思うんだよね。
チームリーダー的存在がNBAには必須です。

 

アブディヤはハンドラーが少ないことで、ボールを持つ機会が増えたのですが、ドライブ時の接触に弱く、コンタクトされたときの決定力が弱い…。
ディフェンスのときはフィジカルで押し込まれない強さを持っているのにと思ってしまいますが、まだまだ82試合を経験していないので、これからに期待します。
けど3Pは3本に1本くらいは決めてほしいぞ。

 

3Qはこれまた36-31とWAS優勢で終わり、100-86と14点リードで終わらせました。
ただ、また言いますが、クロージングが下手なのでまだ安心はできません…。
それにしてもビールといい、ネトといいゴール下のカメラマンに突っ込みすぎで可哀そうです。
労災は適用されるのかしら??

 

4Qはレディッシュが立て続けにシュートを決め、16点差あったリードがわずか数分で8点差にまで縮まってしまいました。
これだから安心できないんだ。
かと言ってそんなにディフェンスが駄目だったかと言われたらそうでもないのですが、キスパートがマークマンだったからなのか、プレッシャーがあまり無かったのかもしれません。

 

ただ代わって入ったベルタンスがフェイクからプルアップ3Pを見事に決め、
その後にビールが強烈なダンクをお見舞いしたことで流れを引き寄せました。
こうしたオフェンスができたのも、その前にしっかりとディフェンスでシュートを決めさせなかったことなので、やっぱりディフェンスが大事。
特にハレルがコリンズ相手にフィジカルコンタクトでまったく押されなかったので、良いディフェンスとなりました。

 

ただ前半までおとなしかったレディッシュが4Qになって急にアグレッシブになり、なかなか安心できる点差にまで広げることができません。
レディッシュはなんと4Qだけで15点も決めました。
なんで4Qになって急に任されるようになったんだ?

 

ヤングからコリンズへのアリウープで5点差まで来てしまいTO。
TO明けはしっかりデザインされたオフェンスでシュートを決め、その後もトランジションからビールのダンクで9点差まで広げました。
TO明けにちゃんとオフェンスやるのって何年振りだろう…。

 

残り3分でハレルがクズマとの接触でベンチへと下がってしまいめちゃくちゃ不安でしたが、なんとか耐えきり、122-111で勝利しました!

 

まとめ

ディンウィディーとガフォードがいない中、ATLはほぼフルメンバーだったので、普通にブローアウトされるだろうと高をくくっていました。
しかも「この試合勝ったらベルタンスのユニフォーム買うわ」などと調子に乗ったことで逆神が発動してしまい、見事買うことが決定してしまうという事態に。
滅多なことは言うもんじゃないですね。

 

そんな状況でしたが、結果的には
ビール:27点
KCP:21点
クズマ:21点
ハレル:25点
と4人も20点越えをする大活躍をして勝利しました。
特に今回の試合はKCPが積極的に攻めることで、ビールやクズマが攻めやすい環境にしていたのだと思います。

 

ただWASの生え抜きのアブディヤとキスパートはまだまだですね。
キスパートはシュートチャンスこそ少ないのでしょうがないのですが、そろそろ1本3Pを決めてほしいところです。
アブディヤは8本もFGAがあるのに5点だけなのはちょっと心もとないですね。
クズマもそうですが、ドライブに行ったらダンク狙うくらいの心意気で攻めてほしいです。

 

これで4-1とWASを応援してから見てない結果なんですが、こんなに勝っちゃって逆にいいのでしょうか…?
なにか悪いことでも起きる?