ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン12試合目 vs ORL

とうとう8-3となってイーストで首位タイになってしまったWASですが、応援し始めてから数年間、首位に立てたことなど1度もなかったので落ち着きません。
だいたいスタートダッシュには失敗して借金生活をするのがデフォだったためか、不思議と罪悪感と背徳感を覚えてしまいます。

 

今回の相手のORLは、昨シーズンにフォーニエ、ゴードン、ブチェビッチとスターティングメンバーだったメンバーを根こそぎ放出することで再建を図ったものの、フルツとアイザックが依然として怪我で離脱中なので今シーズンも再建しつつ若手の育成をしていく感じです。
ただWASキラーのロスもいるし、なんだかORLとは相性の悪いイメージが強いので全然安心できません。
なんならビールが前回のCLE戦前日に祖母が亡くなったことで、今回の試合は喪に服するためか欠場のようなので、なおさらヤバそうです。

 

今回の試合のスターティングメンバーは
WAS:ディンウィディー、ホリデー、KCP、クズマ、ガフォード
ORL:アンソニー、サッグス、ワグナー弟、WCJ、バンバ
です。

 

前回ビールが欠場したときもホリデーがスタートに起用されていましたね。
アンソニーを止めるには良い起用だと思います。
では見てみましょう。

 

前半

WCJが2kでネタで作ったキャラみたいなメガネをしていて、相手を油断させる作戦だったのか、P&Pで3Pを量産していきました(3/3)。
今までドラモンド的な感じで、エルボーでガードとハンドオフをするタイプだったような気がしてたのですが、今シーズンからストレッチ5になっていくのかな?昨シーズンまで3PAは1.5本にも満たなかったのに、今シーズンは3.9本もあるみたいだしね。

 

それはバンバも同じなのか、バンバも積極的に3Pを狙っていきます。
入るとは言ってない。
けどディフェンスではやっぱりバンバのウィングスパンは厄介ですね。
WASにはストレッチできるインサイドはいないので、リムプロテクターを外に釣ることができず、ディンウィディーやホリデーのドライブが厳しい状況になっています。
ガフォードはオフェンスでの選択肢はほぼ皆無だからなぁ。

 

バンバにオフェンスリバウンドを取られ、そのままダンクをされてしまい、12-15と3点差にされたところでアンセルドはTOを取りました。
そしてネト、アブディヤ、ハレルを入れると一気に流れは変わり、14-0のランに成功し、28-18と10点リードで1Qを終えます。

 

2ndユニットの時間帯に、今シーズン初となるギルが試合に出場しました。
1Q最後にはオフェンスリバウンドをもぎ取ってそのままシュートを決めきり、その存在感をアピールしました。
昨シーズンも怪我人の続出でメンバーに困ったときにも、献身的な働きをし、チームを助けてくれたので、怪我が治ったなら今シーズンたくさん起用してほしいですね。

 

2QはKCPが酷かったです。
3Pはまったく入らないわ、ボールロストしかけるわ、TOVはやらかすわと散々でした。
そんなにボール滑ることある?ってくらいハンドリングが悪く、ドライブも不安定で、KCPがボールを持つと見てて不安でしょうがなかったです。

 

それにしてもORLはサッグスとワグナー弟がルーキー感すごい。
サッグスはアンソニーとの相性が悪そうってのもありますが、ドライブしたあとの判断に迷いがありました。
ワグナー弟は途中までは良い動きしていたのに、フィニッシュが弱すぎてまるでシュートが決まる気配がありませんでした。
WASのディフェンスが良かったのかな?

 

前半WASはディンウィディー、KCP、クズマの3Pがダメで、3人で3/15の20%しかありませんでした。
ただORLもシュート成功率がかなり低かったので、それに助けられました。
なんとか2Qを22-19とし、前半を50-37で13点リードで終えます。
相手を37点に抑えるとか何年ぶりだ…?

 

後半

3Qの入りはWASのオフェンスがかなり雑でした。
開始から5分経ってようやくホリデーとガフォードのP&Rが上手く行きましたが、それまではこの世の終わりみたいな感じ。
ORLもORLで酷いから「なにこれ?」という感想しか出てきません。

 

残り4分半くらいに、それまでまったくシュートが決まらなかったクズマが3本連続で3Pを決めると、リードを19点差にまで広げます。
KCPのドライブからの合わせや、ハレルとのハンドオフから生まれたプレーですが、さっきまでのオフェンスはなんだったんだ…?
ホリデーばっかハンドラーやっててよくわからなかったので、ディンウィディーがもっとコントロールすべきだったと思います。

 

最後のほうにディンウィディーとハレルの良いP&Rが見られましたが、そうだよ!これが見たかったんだよ!という気持ちになりました。
アブディヤとハレルのハイライトP&Rもあり、アブディヤのハンドラー化計画が順調にいっていてニッコリ。
上手く行ったのに、ハレルとアブディヤはなにか話し合っていて、お互いのコミュニケーションをもっと深くしようという姿が見られ、これはもっと良いチームになるぞ…と安心しました。

 

3Qを32-22と10点リードし、82-59と23点差にまで広げました。

 

4Qは割愛します。
なんせWASが緩い雰囲気になって酷かったので…。
4Qは22-33とORLにかなりやられ、最終スコアは104-92で終わりました。

 

まとめ

結果だけ見てみれば104-92と12点差で快勝といったようにも思いますが、実際はグダグダしていて、結構危ない場面もいくつか見られました。
それもORLが諦めずにアタックし続けたことと、WASが嘗め腐っていたのが原因で、正直一番良くない負け方をするかと冷や冷やしました。

 

今回の試合は特にスタートのメンバーが酷く、KCPやディンウィディー、ガフォードがダメでした。
ホリデーは変わらずずっとハッスルしていたし、クズマも3Qで3本連続3Pを決めたので良かったです。しかし、他の3人はディフェンスは問題なかったものの、オフェンスでチグハグなことをし続け、バッドパスやボールロストが多かったです。
それはボックススコアにも表れていて、ベンチメンバーの±は軒並み+10以上ですが、スタートは全員-を記録しています。

 

こうしたときに雰囲気をキチンと締められるベテランがいればよかったのですが、なかなか上手くいきませんね…。たぶんハレルがそういった役割を担っていそうな気はしますが。
これからまだ長いシーズンが残っているので、緩んだ雰囲気を立て直せるカルチャーを今後作っていってほしいいです。

 

そういえばORLには昨シーズンまでWASにいたロペスやワグナー兄がいましたね。
試合後にはネト、アブディヤ、ギルなんかがロペスとワグナーとハグしたり話したりしていて、昨シーズン色々と大変だったのを一緒に乗り越えたときにできた絆を感じました。
ロペスに関しては今一番必要なピースだし、5milくらいでORLと契約するならWASと再契約してほしかったとシェパードを恨んでます。

 

次はNOP戦です。
イングラムが復帰してそうそうMEM相手に快勝したようですし、ビールも欠場みたいなのでどうなることやら…と若干不安です。