ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン51試合目 vs PHI

前回はビールがいないにも関わらず、昨シーズン王者のMILにあと一歩及ばないところまで行きました。
試合を観てないのであれですが、またアンセルドの起用が問題になったようですね。
なぜ3ガードにこだわるのか、これに関してはTDLロスター整理されるまで永遠の謎になりそうです。

 

今回の相手は、以前WASがボコボコにされたMEMをエンビート抜きで勝ったPHIが相手です。
しかもトマブラが怪我をしたので、いよいよフィジカルにエンビートを守れる選手がいなくなってしまいました。
果たしてどうなることやら…。

 

スターティングメンバーは
WAS:ディンウィディー、ホリデー、KCP、クズマ、ガフォード
PHI:マキシー、グリーン、サイブル、ハリス、エンビート
です。

 

ローテ外宣告されて早2試合程度でスタートに復帰したガフォードです。
では行ってみましょう。

 

前半
WASでは珍しくディフェンスからトランジションバスケを仕掛けていました。
本来3ガードならこういったオフェンスにするのが普通なのに、今までがおかしかったよね。
それもガフォードがエンビートを抑えて他がディフェンスリバウンドが取れたことで生まれました。
そんなガフォードは開始4分でもうヘロヘロになってる。

 

ホリデーが黒子に徹しているので、3ガードでもディフェンスにおいては明確な穴が無いため、失点を抑えることができていました。
ここに最近エースとして覚醒途中のクズマが着々とシュートを決めてくるので、なんだかいい感じにリードしています。

 

それは2ndユニットになっても変わらず、キスパートとアブディヤという気の利くスペーシングコンビがいるので、オフェンスリズムが崩れず、1Qを29-28と1点リードで終えられました。
ただマキシーが1Qだけで12点と全然止められない…いつの間にこんな成長したんだ。

 

2Qは最近良いらしいアブディヤ・八村・クズマのラインナップが見られました。
最初から八村にどんどん打たせる方針なのか、1on1からオープンでの3Pなど、立て続けに3本打ちました。
やっぱり2ndユニットでの得点源としては八村にやらせようとする感じになってきたようです。

 

ネト、アブディヤ、八村、クズマ、ハレル
のラインナップがものすごく良く、オフェンスでもディフェンスでもいいリズムでした。
特に今までハンドラーをやらせるとろくなことにならなかったネトが、ハンドラーから解放されて当初のネト神が戻ってきました。
このラインナップで開始4分で14-6のランに成功し、9点リードにします。

 

そのあとにホリデーとKCPが戻ってくると、ハンドラーがホリデーになってしまい、オフェンスが少し停滞するようになってしまいます。
しかもエンビートがいるのに、3ガード+キスパートだなんて謎のラインナップをしだすしアンセルドはよくわかりません。
そんなラインナップのせいで簡単にエンビートにやられまくり、一気に3点差にまで詰められます。

 

同点にされたりもするも、なんとかしのいで前半を59-54と5点リードで終えられました。
それにしてもディンウィディーのTOVばりのパスなんとかならんか?
23秒くらいボール持ってからホリデーにパス出して時間切れとかタチ悪すぎだろ。

前半でクズマは17点で両チーム合わせてのトップスコアです。
もう君はじゅうぶんにWASのエースや…。

 

後半
エンビートにボコボコにされて2度も倒れるガフォード…。
フィジカル弱すぎて同情するレベルです。
その後もプルアップジャンパーを決められるわ、ぶち抜かれて豪快なダンクを決められるわで良いとこなし!

 

3ガード体制なのにビールがいないと、単にドライブからキックアウトするだけしかできずにタフショットを強いられるオフェンスが続きます。
とてもじゃないけど、これが続いたら勝ち目無いぞ。

 

と思ってたらキスパートとアブディヤがホリデーとクズマの代わりに入ると、フロアバランスが良くなってオフェンスに流動性が生まれます。
キスパートがきっちりコーナー3P決めるし、カッティングからアブディヤがファールドローするしね。
KCP自体はいいんだけど、やっぱりSGじゃないと機能しないよ。

 

ネトのミラクルタフショットにドラモンドの謎テンディングでラッキーな展開が続きます。
それにしてもサイブルのディフレクションが良すぎて、どこにでも手が伸びてくる感じがものすごく厄介。

クズマのディープ3があり、3Qを81-79と2点リードで終えます。
またしてもスターティングメンバーの尻拭いをした2ndユニットでした。

 

4Qはハリスがキスパートを狙ってアイソを仕掛けまくります。
なんて卑怯なんだ。
最初の1本は止めるものの、その後は2本連続で決められてしまいました。
頑張れキスパート、負けるなキスパート。

 

エンビートが戻ってくると、ドライブからのアンドワンをし、ドライブから引き付けてニヤングにアシストとまったく止められません。
ガフォードじゃやっぱりきついですね。
逆転されたところでTOを取りました。なにか改善できるのか…?

 

ハレルがガフォードと交代で入ってくると、エンビート相手にドライブからの得点を量産します。
ただディンウィディーのセレクションが悪くて、なかなかWASの流れに持っていけないのが悲しいところです。
ファールアピールしてタフショットを適当に打つの止めてくれないかな…?

 

ハレルがフローターを2本決め、クズマがマキシー相手にしっかりミスマッチから得点して4点リードにまで広げます。
対するPHIはエンビート中心で攻めてきますが、プルアップミドルしか打ってこず、それが見事外れるので助かりました。
最後のPHIはまたエンビートのドライブで来ましたが、クズマの見事なブロックで終戦
なんと好調だったPHI相手に106-103で勝つことができました。

 

まとめ
ビールが欠場しての2試合目でしたが、いないとオフェンスでの流動性が増しますね。
逆に言えば、エースがいないと誰がシュート打つんだ状態になることがあり、スターティングメンバーだとそれが顕著に出ます。
その辺をアンセルドが調整すべきところなのですが、まだ修正できていないですね。

 

スターティングメンバーでの時間帯はあれですが、ここ2試合での2ndユニットの時間帯は見ていて楽しいです。
クズマが八村とアブディヤが一緒に出ている時間帯が良いと言っていて、成績的にもスモールサンプルではありますが、42分間でORtgが130.0で、DRtgが97.7とかなり良いみたいです。
3人ともディフェンスが標準よりできるほうなので、スイッチしても問題なく対処できるのが大きいようですね。

 

ただあと数試合でこのラインナップも見納めになってしまう可能性があるのは寂しいです。
なんとかできないものでしょうか!