ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

これから今シーズンどうしていくよ

ビールのシーズン全休が決まり、今後はビール抜きで戦っていくことになったWASは今シーズンどうしていくのがベターなのでしょうか。

 

TDLでは、なんとかチーム内不和の原因だったと思われる選手を放出し、今は割と和気あいあいとしたように見えます。
また、そのせいかオフェンスでのボールムーブが改善され、シュートを決めきれないシーンはあるものの、そこまでの過程は以前より良くなりました。

 

フロントは今シーズンPO進出を目指しているそうですが、正直そこまでのレベルにまでなるか?といった疑問が生まれます。
WASクラにはタンクして、ドラフトでの順位を上げようと言っている人もいますが、これからのスケジュールでは、WASがリーグで最も恵まれているようです。
なので、簡単にタンクしてドラフト順位を上げようって言っても、リーグにはWASよりかなり低い勝率のチームがたくさんいるし、全然簡単ではありません。
現にWASは現時点では25-30でイーストでは11位ですが、リーグでの勝率で言えば20位です。

 

だからといって、全力で勝ちに行ってもPIに行けるかは微妙なところです。
10位のATLとは1ゲーム差ですが、ロスター的に言えばATLはこれから上り調子になる可能性のほうが全然高く、それには追いつける気がしません。
なので、個人的な考えとしては、「全力で勝ちには行くが、あくまで若手」というものです。

 

2試合の所感

TDL明けからこれまでの2試合で、ベテランのネトとKCPのプレータイムがかなり多かったです。


BKN戦:ネト…30.2分、KCP…32.2分
SAC戦:ネト…28.2分、KCP…29.0分


また、今シーズンで契約の切れるトマブラも同じで、ガフォードがいないからしょうがないとはいえ、そこまで重用するか?といった感じでした。
八村センターが通用する場面が多かったので、余計にそう思ってしまいます。
特に今のスタメンが弱すぎる&組み合わせが悪く、とてもじゃないけど勝ちに行っているようには見えない編成です。

 

こないだのSAC戦でも、イシュの時間帯でリードできていたにも関わらず、クローズではネトを起用し続けて負けました。
ドリブルしながらのスペーシングができないネトでは、ペイントアタックして駄目だった時の選択肢がなく、自分だけでなく味方のスペースも殺してしまうので、とてもじゃないけどスタートPGの実力はありません。
あくまでコンボガードであり、ディンウィディーやビールと一緒に出ているときは良いのですが、ネトしかハンドラーがいない状態だとひどい状態になってしまいます。
またディフェンスでは重要な時間帯なのに、フロッピングする頻度が高いです。
ピックに引っかかったとき、ドライブで抜かれたときなんかに接触があったかのように転び、実質アウトナンバーを作ってしまう場面をよく見ます。
昨シーズンからやらかしが多いだけに、クローズでは絶対出したくない選手なのがネトです。

 

また、アブディヤ・八村・クズマの時間帯が良いという数字があるにもかかわらず、そのラインナップの時間が非常に少ないです。

 

八村・アブディヤ・キスパート:110.5分、+12.2
八村・アブディヤ・クズマ:75.1分、+6.8


確かに、上のように八村を基準としたものでは、キスパート・アブディヤ・八村のラインナップのほうがNetRtgが高いのは事実ですが、勝ちに行きたいのであれば、現エースのクズマをメインとした連携に時間を与えたほうが良いのではと思ってしまいます。

 

これから
残り試合が少なくなってきた今シーズンですが、あとの試合は以下のようなラインナップでやってほしいです。

 

スターティングメンバー
イシュ、KCP、八村、クズマ、ポルジンギス

 

2ndユニット
アブディヤ、ネト、キスパート、ギル、ガフォード

 

怪我がしっかり治っての話ですが、ポルジンギスをセンター起用にしています。
次に、ポルジンギスの怪我防止のために八村とクズマを併用し、なるべくリムプロテクト以外のディフェンス面での負担を軽減させる狙いです。
また全員3Pが打てるので(イシュが打てるとは言ってない)、フロアバランスも良くなり、八村やポルジンギスがインサイドアタックするスペースもできます。

 

2ndユニットは、アブディヤがハンドラーをし、オフボールムーブに強いキスパートとギルがコートをかき乱す役割を果たします。
メインハンドラーでは心もとないネトですが、早いボールムーブからのドライブは刺さると思うので、控えから頑張ってほしいですね。
ただこのメンバーたちだと、ガフォードへのパスはあまり期待できず、オフェンス面でのガフォードの貢献がかなり限定的になってしまうのが辛いところです。
ただここをトマブラにしてディフェンスが死ぬよりかは遥かにマシかなぁと思ってます。

 

基本的にトマブラはポルジンギスの怪我orガフォードのファールトラブルにならない限り、あまり起用するのは抑えたほうがいいかもしれません。
オフェンスではゴール下のフィニッシュ力は一昨年の78.5%から今シーズンは67.9%にまで落ちてしまい、得意だった3Pも安定しなくなりました。
そうなるとダメだったディフェンス面での穴が強調されてしまい、ガフォードを差し置いて使うほどか?となってしまいます。
そもそも前述した通り、今シーズンで契約切れるしね。

 

こんな風に書いておいて、きっと変わらずネトがスタートになるし、3ガードは続くと思います。
今シーズンはドラフト候補でも調べましょうかね…。