今年のオフシーズンは色々ありました。
まず最初にFA解禁直前になって始まったKDのトレード要求の乱がありましたが、KDとフロントが和解したことでひっそりと幕を下ろしました。
KD獲得のためにトレードのアセット要員とされた色んなチームのエースが、フロントと少しぎくしゃくしただけで終わったという巧妙で新しいタイプのBKN砲だったようです。
巻き込まれたBOSのブラウンは可哀そうでしたね。
各チームだいたいのロスターが決まってきたので、現時点での来シーズンのイースト展望を書いていきたいと思います。
まぁTDLで大きく変わりそうなチームもあるので、一応そこまでの展望的なものではありますが…。
なんならWASが大きく変わりそうな気がしないでもない。
1チームずつ、アルファベット順に見ていきます!
なお選手の獲得情報はだいたいです。
ATL
トレード:デジョンテ・マレー、ホリデー(ジャスティン)、Krejci(読み方?)
FA:カミンスキー、ホリデー(末っ子)
4つの指名権とガリナリを生贄に捧げ、オールスターガードのマレーを特殊召喚しました。
これでヤングとお互いの長所と短所を補える強烈なバックコートデュオが誕生し、これからのイーストで脅威となりそうな可能性を秘めています。
今までのバックコートデュオとは少し毛色の異なる感じがして新鮮ですね。
ウォール&ビールに夢を見ていたWASクラとしては羨ましい限りです。
ヤングのドラフト時にはヤングとハーターで疑似GSWや!みたいな意志を感じさせましたが、「あれ、思ってたんと違う」と困ってしまったことで、ハーターはついに放出されてしまいました。
結構高めな契約延長したのによく放出できたなと思います。
これもベルタンスでも売れると思わせたシェパードの隠れた功績でしょう。
このオフシーズンでは、ホリデー兄弟やハークレスといったディフェンス面で頼りになる選手でヤングの周りを固める作戦みたいな補強をしており、なんで今までやってこなかったんだとは思いましたが、これで来シーズン期待できそうな布陣となりました。
と思ったらハークレスはトレードされてしまいましたね…。
OKCから来たKrejciは果たして期待できるのでしょうか?
八村と同じ2019ドラフト組のハンターは良い選手ではあるのですが、もうちょっとこう全体的にスキルを伸ばしてほしかったなぁという想いはフロントにはある気がしています。
ドラフト4位なのにちょっとパッとしない感じはあるよね。
もしかしたらTDLでベテランウィングとトレードされそう感あります。
昨シーズンのPOではヤング以外にオフェンスでの負担を分散できる選手が少なかったため、MIAのディフェンスにボコボコにされました。
ただマレーというオールスターガードを獲得したことでそれも解消できそうです。
そもそもコリンズはもうちょい頑張れとは思いますが、そこも来シーズンに期待ですね。
良いロスターバランスではあるものの、若干アウトサイドが弱い…?という印象が個人的にはあります。
ハーター、ガリナリ、ライトと3Pの上手い選手がいなくなった影響がどれだけ出るかが、シーズン上手く行くのかどうかの分かれ道かもしれません。
BOS
トレード:ブログトン
FA:ガリナリ、グリフィン
このオフシーズンにおいて最も補強に成功したといっても良いでしょう。
昨シーズンファイナル行ったメンバーをそのままに、ブログトンとガリナリを加えたことで、さらなる層の厚みを生み出しました。
スマートに代わるガードや、ホーフォードとRWに代わるビッグマンがファイナルを経て求められましたが、まさかここまで上手く補強出来てしまうとは誰しも思わなかったでしょう。本当にINDとSASはやってくれたわ。
…と最近までは思っていましたが、ウドカの不倫問題やガリナリがACL断裂と、チーム内で色々なことが起き過ぎて可哀想な事態となってしまいました。
ガリナリが大怪我をしたことにより、代わりに誰を入れるかが問題となった結果、グリフィンに白羽の矢が立ったようですね。
国際試合ではこういうことが起きる可能性があるので、シーズン入るまでは楽観視できないよなぁと思います。
そんなBOSですが、個人的にここが少し気になっています。
1つ目がホーフォードで、BOS加入前のOKCではシーズンの大半をチームの方針で出場していなかったため、昨シーズンのBOSでは獅子奮迅の活躍ができていました。
ホーフォードがいなかったらファイナルまで行けなかったと思います。
しかし、次のシーズンは激闘のファイナルまで過ごした昨シーズンから短いオフを明けてのシーズンとなるため、コンディションをPOまで維持することができるのかが気になるところです。
もともと年齢というネックもありますしね。
2つ目がそもそものインサイド陣で、怪我しがちなグリフィンとRWがいるため、ホーフォードへの負担がすごそうということです。
もしグリフィンとRWが同時期に怪我したときはホーフォードが負担を強いられ、そのホーフォードもまた怪我してしまうリスクが増えそうです。
グラント・ウィリアムスじゃサイズ不足だし、コーネットじゃ頼りないのでこの辺をどうリスク管理していくんだろうと思いました。
なんならブログトンもどのくらい健康を維持できるかも怪しいですし、なんだかんだ健康問題が常につきまといそうなBOSなので、完全体ならまたファイナルの可能性は十分あるとは思いますが、果たしてどうなることやら…。
BKN
トレード:オニール
FA:クラクストン、ミルズ、ウォーレン、ワタナビー、モリス
KD「フロントと私、どっちが大事なのよ!」
オーナー「選べるわけないだろ、どっちも大事だよ…!」ギュッ
と、KDがフロントと和解する形でトレード要求を取り下げたことで、ロスターが固まりました。
Twitter芸人、バスライダーなど様々なあだ名で呼ばれるKDですが、新たにメンヘラという属性も付きそうです。なんて贅沢なんだ。
現在のロスター的にはシモンズやウォーレン、ハリスといった怪我明け組と、昨シーズンのPOで評価を落としてしまったオニールがどれだけパフォーマンスを戻すことができるかにかかっています。
特にシモンズは再発しやすそうな腰(背中?)の怪我ということもあって、オフェンスは問題なさそうですが、自身の強みである1~5番まで守れるディフェンスに影響がありそうです。
サマリで驚異的なスタッツを記録したトーマスは、離脱者の多そうなチーム事情だと以前よりプレータイムが貰える可能性も高いので、なかなか無い機会を存分に活かすことができれば、飛躍のシーズンになるかもしれないので頑張ってほしいですね。
クラクストンやシャープといった若手インサイドは逆に少ないインサイド陣なので、プレー面もそうですが、いかに怪我をしないでいられるかの健康面が求められそうです。
まぁ困ったらビッグマーケットを活かしてハワードとかオルドリッジとかミニマムで呼ぶんでしょうけど…。
なんにせよ、いつも話題を提供してくれるBKNは次はいったいどんな話題を提供してくれるのか楽しみです。
優勝争いはできるメンバーは揃っていますが、「揃っている(試合に出るとは言っていない)」なので、BKNクラはヤキモキしたシーズンに次もなりそうな気がします。
ワタナビーは開幕ロスターに入れるように頑張ってください。
CHI
トレード:なし
FA:ラビーン、ドラモンド、DJJ、ドラギッチ
オフの最大事項の1つであったラビーンとの再契約問題は、見事にMAX契約で片を付けました。
放出は一切考えていなかったでしょうが、なかなか勇気のいる決断だったと思います。
これでビールとMAX再契約したWASとズッ友だね!(血涙)
ただ新しい戦力としてはドラモンドとドラギッチくらいで、ほとんどが現状維持のロスターとなっています。
しかも怪我がちなロンゾは膝の回復が遅れて、トレーニングキャンプは不参加となる見通しのようで、この時点ですでに次のシーズンを健康で過ごせる期待値はかなり低いです。
そうなるとガード陣に大きな不安が残り、現ロスターのガードたちに期待するしかありません。
昨シーズンはアヨという予想外の期待&躍進枠がありましたが、まだまだ足りない部分も多いし、スタメンPGとして任せるのはもう少しかかりそうな気がしています。
一応ドラギッチがベテランでいるにはいますが、これまでの素行がなんともベテランとは言えない感じなので、チーム内不和をもたらす要因になりそうな懸念もあります。
他のガード枠ではホワイトやカルーソはゲームメイクできないため、またデローザンに頼る場面の多いシーズンとなりそうな気しかしません。
ポイントセンター的にドラモンドが動けるのであればまだマシ…?かもしれませんがどうなることやら。
アヨやカルーソといったディフェンダーでバックコートは大丈夫そうですが、依然としてインサイドのディフェンスが危ういロスターとなっており、そこをどうにかしないことにはシーズンでは良い順位にはなりますが、POで結局また負けることになりそうです。
もしかしてドラモンドでどうにかしようと思っているとか…?そんなわけないよね?
ロンゾの復帰が望まれるシーズンになりそうですが、今シーズンも30試合前後の欠場は見込んでおいたほうが良さそうです。
せっかくWin-nowモードになったのに、こんな感じが続くのであればロンゾを放出する可能性も微レ存。
OKC「指名権待ってるぜ☆キラッ」
CHA
トレード:なし
FA:マーティン
なんともまぁ可哀想なチームといってもしょうがないくらい災難に見舞われたオフシーズンでしたね。
ハレルは薬物所持で捕まった後に格安でPHIに行くし、ブリッジスは家庭内DVで刑務所行きになる可能性があるため、2ndユニットの中核とチームのエースが抜けてしまいました。
恐らく2人のサラリーを空けるために、FA解禁後も動きがなかったよう感じがありましたが、その2人がいないため単に出遅れたような形となってしまいました。
しかもこれまでアップテンポなバスケを戦術に取り入れていたボレゴHCを解雇し、古風なスローテンポ戦術のクリフォードが出戻りで新しいHCに採用されたため、やたらといる走るウィング勢は活躍できるのかどうか怪しい部分も出てきました。
特にウーブレなんてハーフコートじゃ何もできんぞ。
インサイドはインサイドでプラムリー以外は若手だし、カイジョーンズなんてほぼ試合に出てないので、実質インサイドはプラムリーと新人のマーク・ウィリアムスの2人みたいなもんです。
噂ではケンバの出戻り計画や、アイマスの再契約だなんてものもありますが、ガードなんて探してる場合か?と思わざるを得ません。
ガードはガードで、チームの中心であるラメロがクリフォードのスタイルで活きるのかも不安な要素であり、適応できなかった場合はどうするのかとフロントに尋ねてみたいですね。
なんだかシーズンの途中で選手からの不満が続出して、シーズン中にHCが替わってしまいそうな可能性も全然あり得ると思っています。
ちなみにアップテンポな戦術で、ガードにボール持たせとけば万事オッケーな考えを持っているファイナル経験者のHC候補が空いてますよ?スコブルって言うんですけど。
CLE
トレード:ミッチェル
FA:ルビオ、ロペス、ネト
CLEはとうとうWin-nowモードで来ました。
ガーランドとアレンというオールスタープレイヤーに賭け、多くの選手とかなり多くの指名権を放出して、UTAからミッチェルを獲得することになりました。
ルーキー時に大ブレイクを果たし、例年強豪だったUTAを牽引してきたミッチェルですが、まだAll-NBAに選出されておらず、そんな選手に対してCLEは指名権を出し過ぎたかのように見えます。
そのへんはCLEの来シーズン以降の成績で判断するしかないでしょうね。
とりあえずここまで本気になったCLEも珍しいので楽しみです。
また、ビッグマンたちとかなり相性の良かったルビオを、INDへ昨シーズンにトレードで放出しながらもFAで取り戻すことに成功しました。なんならサラリーも抑えられたし役得なのでは…?
ただルビオのコンディションに関しては、怪我明けなのでどの程度まで回復しているのかが懸念点にもなりそうです。
まぁ特にフィジカルに頼ったプレースタイルではないですし、案外そこまで気にするところではないのかもしれません。
またロペスとネトというWAS味の強い補強も良く、怪我人がでたときの控えやメンターとしての役割が期待されます。
どちらも10~15分程度なら問題なく貢献できると自信を持ってお伝えします。by WASクラ
ネトはプレータイム貰えるか微妙なところではある。
ただ昨シーズンに猛威を振るったビッグラインナップは、マルカネンをトレードで放出したために次のシーズンは構築できないという勿体なさがあります。
モブリー、ラブorロペス、アレンなら行けるのかな?
いや、3人中2人(ロペス、アレン)に3Pが無いビッグラインナップは意味が無いか…。
しかもそのビッグラインナップを捨てたことでウィングの層の薄さが露呈しそうな気配も感じさせ、ここは恐らくTDLで補強に動く可能性があります。
それまではオコロやオスマンなどの選手がなんとかしていくしかありません。
ただそれでもやはりミッチェルの存在は大きく、ガーランドがオフェンスで詰まったときに個人で打開できるミッチェルはかなり頼りになると思います。
シーズンの最初はおそらく上手く行ったり行かなかったりで勝率が安定しなさそうですが、TDLまでは8位前後になっているんじゃ?と予想します。
DET
トレード:バークス、ノエル、ケンバ
FA:バグリー
アイビーとデューレンとかいうドラフト贅沢セットみたいな新人2人を獲得できたDETは、NYKとのトレードでバークスとノエルというこれまたトレード贅沢セットをも獲得しました。
ケンバはトレードorバイアウトする予定らしいのですが、メンターとして残しても良かったのにとか思ったりいなかったり。なおまだ話はまとまってない模様。
昨シーズンにSACからトレードで獲得したバグリーとも割と安価で再契約でき、いよいよ再建の軸ができたことでこれからのシーズンがかなり楽しみな状態になりました。
カニングハムとアイビーのバックコートデュオは期待でしかないです。
なんだか急にイーストで良さげなバックコートデュオができてきて羨ましい気持ちが出てきています。
ただそうなってくると、これまでスコアリングで貢献したベイや、ハンドラーだったヘイズの立ち位置が不透明で、これらの選手を今後どうしていくのかが鍵となってきそうです。
ベイは正直タンクチームでエースムーブしてるだけなので、そこまでチームに重要かと言われたら微妙なところですが、いかんせんサラリーが安いのでトレードで放出しても見返りが少ないというジレンマ。
ヘイズは逆にカニングハムがガードとしては大型なのでSFとして出て、アイビー、ヘイズ、カニングハムという3ガードもやっていけば、ヘイズのパサーとしての才能がより開花する可能性も十分あります。
それでも
ガード:カニングハム、アイビー、ヘイズ、バークス、ジョセフ、(ケンバ)
とガード過多な事実はあるので、ここをシーズンまでになんとかしないと勿体ないです。
WASにヘイズかバークスくれないかなぁ…。
おそらくTDLあたりで動くのでしょうが、それまでチーム内不和が生じたりしないのか気になるところですね。
IND
トレード:タイス、ネスミス
FA:ジェイレン・スミス
ヒールドとターナーのトレードの可能性がまだある中、INDとしてはコアが決まってきたような感じがしています。
ハリバートンを中心として、ドゥアルテや今年のドラフトで指名したマスリンが今後のINDを支えるメンバーになっていきそうで、かつ指名権も着々と集めているため、再建への道筋がしっかりとしています。
ただブログトンをBOSへ送った罪は大きい。
エイトンへのMAX砲を打ちましたが、難なくPHXにマッチされてしまったので失敗に終わりました。
ただあれはマッチポンプ的な匂いがしているらしいので何とも言えませんが。
次はセクストンだと思いましたが、UTAへとサイトレで送られてしまったので不発で終わりました。
サラリー空いてんだからMAX砲で嫌がらせしてよ!プンプン
そういやユーロバスケでビタッゼがコルクマズをボコボコ(物理)にしたらしいですが、NBAやチームからはどういう処分を受けるんでしょうか?
もし追放となったらインサイドがかなり薄くなりますね。
内容が内容なので、お咎めなしはさすがに無いとは思いますが…。
また、噂で出ているトレードでヒールドとターナーが放出された場合、ロスターはかなり寂しいものになり、来シーズンは最下位まっしぐらな印象があります。
サラリーは空いているものの、正直ハリバートンを軸にするといっても大物FAが来るようなチームではないスモールマーケットだし、優勝するためにはトレード主体でないとAll-NBAレベルの選手が来そうにないのですが、どういう方針で行くんでしょうか?
再建が何年越しになるかわかりませんが、次のシーズンもドラフト順位上げるために負けに行ってそうです。
MIA
トレード:なし
FA:オラディポ、マーティン
昨シーズンはPOでラウリー不在の頻度、アデバヨの得点不足など様々な要因からCFでBOSに負けてしまったMIAです。
ただFAでオラディポとマーティンを獲得しただけで、特に目立った動きは見せていないMIAは、果たして本当にこのままシーズンを迎えるのでしょうか…?
クラウダー獲得や、はたまたKDとかミッチェル獲得だなんて噂もあったりしましたが、結局KDは残留、ミッチェルはCLEに行ってしまったことから、現時点ではただタッカーが出ていったくらいなので、戦力的には良くなったどころか他のチームの補強が進んでいるので、相対的に見たらむしろ悪くなっています。
ファイター系のPFいないとアデバヨが過労で死んじゃうよ。
とりあえずWASがあんな重い契約のベルタンスを放出できたんだから、MIAはシェパードにどうやったらダンロビをトレードできるか聞いてきた方がいいんじゃない?
相談料は2巡目でいいよ!
獲得候補だったであろうモリス兄もBKNに行ってしまったため、本当にPF候補がいなくなってきた今日この頃です。
UTAのヴァンダービルトとか狙えないのかな?
それともこれから本格的にクラウダーを狙うのか?
なんだかんだ普通にロスターは強いMIAだし、PFさえ補えればシーズンは勝ちそうなので4位くらいをキープしそうです。
MIL
トレード:なし
FA:イングルス、カーター、ポーティス
昨シーズンは惜しくもBOSに負けてしまったMILでしたが、ミドルトンがいなかったという状況だったので来シーズンはしっかりとリベンジできそうです。
しかもディフェンスの良いカーターや、2ndユニットでのプレーメイカーとしてイングルスを獲得できたのはかなり大きいと思います。
ポーティスとも無事に再契約できたので、来シーズンも上位に来ることでしょう。
ただ30代の選手が7人と多く、年齢的にいつどこで怪我で離脱するかわからない状況なので、いかに健康面で負荷のかからないようなタイムマネジメントができるかがカギとなってきそうです。
こういうとき怪我に強いヤニスの存在は大きいですね。
今年ドラフトで獲得したMarJon Beauchampくんがどれだけプレータイムを貰えるかわかりませんが、こういった若手の奮起が来シーズン見られるとベテランも助かりそうです。
普通にギリシャ代表としてユーロバスケに出場しているヤニスはオフシーズンの休養とか大丈夫なのかな…?
まだ若いとはいえ、NBAでも国別代表でも目立つ存在なので、燃え尽き症候群みたいなことにならないといいのですが。
MILはやはり強豪なので、シーズンは3位以内をフラフラすると思います。
NYK
トレード:なし
FA:ブランソン、ハーテンシュタイン
ずっと狙っていたブランソンを比較的高価で獲得したNYKはホクホク顔ですが、どういったチーム構想を考えているのでしょうか?
FAで獲得した2人はどちらも良い選手なのはわかりますが、特にブランソンをチームの中心に据えるには結構リスキーな気がしてしょうがないです。
UTAからミッチェル獲得を打診していて、ブランソン&ミッチェルのミニミニバックコートデュオ爆誕の可能性があったのですが、アセット的にUTAが満足しなかったようで断られてしまいました。
まぁあんだけCLEが指名権出したらどこのチームも無理よ…と言わざるを得ない。
ただ結果的に出さなくて良かったんじゃない?という声もあるし、今いるロスターで頑張りましょう。
かと言って今のロスターでPOを目指せるかと言えばそうでもないです。
コート内外で問題のあるランドルはまだ契約が複数年残っていて、バレットはまだまだ発展途上なので来シーズンも厳しそうだし、フォーニエはサラリーや年齢的にも放出したほうが良さげに見えてきます。
2年前のディフェンシブなNYKはどこへやら…といったロスターになりましたが、シボドーの気持ちはいかに。
ただケンバを放出し、ローズも戻ってきそうなので多少はマシになったのかな?
バークス放出の影響でプラマイゼロになってそう。
なぜかNYKであまりプレータイム貰っていないレディッシュが役割がもっと欲しいとか言ってトレード要求してるとかしてないとからしいですが、もしかしてチーム内の雰囲気があまりよくなかったり?
NYKのフロントは来シーズンオフのFAに大物が多いのもあって、その時に大物FAを狙おうと考えていそうです。
けど前もそんなこと言ってチーム自体が弱くて誰も来なかったんだから、諦めて堅実にチーム作りしたほうがいいのにと思ってしまいます。
ブランソン、フォーニエ、バレット、ランドル、ロビンソン
ってスタメンはいくらイーストと言えどもなかなか厳しそうだよ。
来シーズンもPO圏内に行くのは難しそうです。
ただなぜかシーズン予想でNYKより下で予想されることの多いWAS…。
ORL
トレード:なし
FA:バンバ
とうとうハワード以来のドラフト1位を獲得したORLは再建終了のお知らせ?
現在若手で溢れており、ポテンシャルを秘めた選手も多いので、今シーズン中にどの選手を切り捨てるかを選別しそうな気がしています。
特に怪我がちなフルツやアイザックといったORLの中ではサラリーの高い2人が放出されそうな気がしてしょうがないし、実際そうなるだろうなぁと思います。
フルツは昨シーズンにカムバックしたけど、控えからの出場だったし、本人はもうちょっと役割を欲してそうな気もします。
WASにフルツ欲しかったなぁ…。
また今のORLにはベテランが少なく、その数少ないベテランのロスもリングを求めて強豪チームへのトレード要求は考えていそうです。
昨シーズンもそんなこと言ってたような気がするのですが、アセットに旨味が無くて断っていたんじゃないかと思っています。
若手ばかりなのはチームに活気があって良いときもあるでしょうが、さすがにベテランが少なすぎてそのへんは大丈夫なのかな?
まだまだ勝ち筋の見えないチームなので、次シーズンも下位をさまようことでしょう。
PHI
トレード:メルトン
FA:ハーデン、タッカー、ハウス、ハレル
ハーデンの減額契約という形で、PHIはロスター編成を円滑に進めることができました。
タッカーとハウス、そして遅れてハレルというどこのHOU?と言いたくなる編成の仕方で、来シーズンはハーデンとエンビートを中心とした疑似HOUを形成しそうです。
ただ昨シーズン3Pを決めてくれてたダニグリはもういないよ。
TDL以降でケミストリー構築に手間取ったせいか、HCが無戦術だったからなのかわかりませんが、POには進出したもののCSFで敗退してしまいました。
来シーズンはハーデンとエンビートの更なるコンビネーションの向上(怪我しなければ)が期待され、健康状態を維持することができればイーストでの脅威になると思います。
そうは言っても、やはりスペーシングや走り回って相手ディフェンスをかき回してくれたダニグリの存在は大きそうで、そんな気の利いた選手がいなさそうなPHIは来シーズンはかなりオフェンスで苦労しそうな予感がしています。
エンビートはMVP争いに加わるほどすごい選手ではありますが、結構スペーシングの面では邪魔になることもしばしばありますからね。
ハーデンとマキシーによるバックコートデュオと、エンビートと控えから出てくるハレルというインサイドはかなり強力です。
シーズンはかなり強そうで、4位以内まで来るとは思っていますが、なぜか優勝できそうなイメージはまったくないのは秘密です。
TOR
トレード:なし
FA:ブーシェイ、ポーター
特にこのオフシーズンには大きく動きませんでした。
ブーシェイとの再契約と、ポーター獲得程度で、大きく戦力が向上した印象はまったくありませんが、デカくて動けるフォワードを集める方針は健在のようですね。
チームコンセプトは一貫していて良いものの、今のロスターでPOを勝ち進めないことは昨シーズンでわかったと思うのですが、特にトレードで補強したりしなかったTORの思惑がわからず、TDLで一気に動かす可能性も感じさせます。
ただ、シアカムは年々しっかり成長してきており、昨シーズンのPOでも3P以外のシュートはかなり高確率でした。
レナード在籍時のセカンドエース感が強かったですが、TORのエースとして存在感を発揮してきているので、来シーズンも順調に成長できれば意外とAll NBAも入れそうな気がしています。
ROYをとったスコバンも成長していけるだろうし、ウィングはかなり充実していてTORの強みとなっています。
ヴァンブリートとトレントのバックコートデュオはちょっと微妙な感じがしていて、昨シーズンのPOでもヴァンブリートが3戦目で10分程度で欠場してからは良くなり、やはりどちらかがいないほうがバランスが良いのでは?と感じさせました。
というか3ウィングがTORのスタイルになるなら尚更どちらかを整理したいよね。
強かったり弱かったりしたTORなので、来シーズンもそんな感じで6~8位辺りを彷徨ってると思います。
どちらにせよポーターは早くWASに帰ってきなさい。
WAS
トレード:モリス、バートン
FA:ビール、ライト、ギル、ギブソン
シェパードがGMになってからというものの、毎シーズン何かと動いているWASですが、今シーズンもなかなか動きました。
第一にビールとの再契約が行われ、そのビールに合いそうな選手を着々と揃えてきました。
個人的にライトの獲得がお気に入りです。
オフボールでの動きが良く、ディフェンスも上手いのでビールとは絶対フィットすると思っています。
ライトはクズマの友好関係が広いおかげで来てくれたようで、FA勧誘はクズマしか働いていないのでは??
堅実なガードのモリスと、ベテラン6thマンのバートンという元DEN組もアンセルドバスケへのフィットを重視したトレードのように見え、フロントもだんだんと一枚岩になってきたのかな?そうだと嬉しいです。
また、WASのカルチャーに足りないハードワーク精神を体現しているギルとギブソンを獲得したことで、彼らが時々リーダーシップがどっか行ってしまうビールや、若手たちへの良い模範となってくれることでしょう。
ポルジンギスの膝さえ耐えられれば、シーズンは結構良い順位になると思っているのですが、あんまり評価されていないようで、よくシーズン予想で11位辺りにされているのは気に食わないです!
確かにビールとポルジンギスの相性はまだ未知数ですし、そこまで相乗効果の得られる組み合わせではないかもしれないのも事実ですが、WASクラとしては期待せざるを得ません。
アタッカーなのにPGをやらされたディンウィディー、猪突猛進のネト、ディフェンスとは?のベルタンス、チーム内不和をもたらしたかもしれないハレルを放出した今のWASは強いぞ…!
嘘です、たぶん9位くらいが限度です。
まとめ
個人的なイーストのシーズン予想は
MIL,BOS,PHI,MIA
~上位の壁~
ATL,CLE
~PO進出濃厚の壁~
BKN,CHI,TOR,WAS
~PIの壁~
IND,DET,ORL,CHA,NYK
こんな感じです。
ちょっとCHAとNYKについては甘く見過ぎている感はありますが、ロスターがこのままならこんな感じでしょうということで。
BKNはみんなちゃんと試合出るなら!
しばらく西高東低と言われてきたイーストでしたが、ここ最近はなかなかにイーストでもPO争いが読めないくらいレベルの高いチームが多くできてきました。
特に昨シーズンにPIでPO出場を逃したCLEの本気度は侮れません。
ミッチェル獲得に失敗したNYKが、開幕までに動いたりするのかどうかもまだわかりませんし、これからも目の離せないオフシーズンとなりそうです。