ウィザーズのお話

ウィザーズのお話

主にワシントンウィザーズについて話すブログ

プレシーズン4試合を経て

今シーズンのWASは、
ジャパンゲームでGSW*2
アウェイでCHA
アウェイでNYK
と、ホームゲームは1回もないプレシーズンでした。
正直ガラガラのキャピタルアリーナが映ると悲しくなるので逆に良かったんじゃないかと思うのは良いのか悪いのか…。

 

そして今シーズン注目のビール&ポルジンギスのコンビが試されたのがジャパンゲームでの1戦目のみという雲行きの怪しい感じが出ており、もう少し試しているのを観たかったなぁと思います。
ビールはCHA戦直前で健康プロトコルに引っかかるし、ポルジンギスはCHA戦で足首を負傷したからタイミングが合わなかったのよね。

 

他にもキスパートはジャパンゲームでの2戦目、アブディヤはプレシーズン前のユーロバスケで負傷したという早くも野戦病院化しつつある状態でプレシーズン4試合を経ました。
幸先が悪すぎて大丈夫か…?となりましたが、これまでの試合を観て個人的に思ったことをダラダラと書いていきます。

 

ビールとポルジンギス
せめて2試合くらいどんな感じか観たかったのですが、これはもうしょうがないと割り切るしかありません。
ジャパンゲーム1戦目のGSW戦での数10分というスモール中のスモールサンプルではありますが、ビールとポルジンギスが初めて同時起用されました。

ポルジンギスがハイポストでボールキープをし、ビールがオフボールでスクリーンを利用しながら動き回り、それをモリスが的確な判断でゲームコントロールをするといったオフェンスデザインでしたね。
ビールがパスを受ければ攻めるし、それをフェイクに利用してモリスやポルジンギスが自分で攻めに行くといったオフェンスパターンがあったので、なかなか良いオフェンスが展開できていたと思います。

 

ポルジンギスがポップできる選手なので、ビールがリムアタックするスペースがあるし、スペーシングの面では問題ないのですが、逆にスクリーンからダイブできる選手がいないので、ゴール下でのシュートアテンプトが少なくなりそうだなと思いました。
八村はその点ダイブできなくはないのですが、なんせまだスクリーンが下手だし、なんかミドルに逃げる節があるのでぶっちゃけ微妙です。

 

ビールとポルジンギスはお互いボール保持時間が長めな選手ではありますが、そこはアンセルドのオフェンスデザインの向上や、他のサポートキャストがすり合わせていけば何の問題もないでしょう。
というかビールは別にちゃんとゲームコントロールしてくれる選手いればそんなボール持たないけどね。

 

スタメンの構成
ビールがいなかったりポルジンギスがいなかったりとした中、ギルパパをスタートSF起用したり、バートンをスタートSF起用したりと色んなパターンを試していたアンセルドでした。
ガードはモリスで、PFはクズマが固定でしたが、一番はやはりSF枠のところが誰にしたら一番スムーズなのかが気になるところでしたね。
残念ながらアブディヤがずっと怪我からの調整で出なかったので、そこを試せなかったのが心残りです。

 

個人的な印象としては
①ギル(CHA戦) ※ビールなしポルジンギスあり
②八村(GSW戦) ※ビールありポルジンギスあり
③バートン(NYK戦) ※ビールありポルジンギスなし
の順でフィットしていたんじゃないかなと思いました。

 

ギルパパのスタート起用を疑問視する人は結構いましたが、エースプレイヤーと組ませるなら一番良い人選だと思っています。
少ないチャンスを決めきるアウトサイド能力(CHA戦は外した)、献身的なオフェンスリバウンド、どこにでも顔を出すヘルプディフェンスなど、痒い所に手が届く存在でした。

 

八村はリバウンドからそのままプッシュすることが一番存在感を発揮していましたが、逆にハーフコートでのオフェンスではコーナー待機が多く、あまり存在感がありませんでした。
ビールかポルジンギスのどっちかだけと出ているとシュートアテンプトがありますが、どっちも出ているとその傾向がもろに出るので、控えからの出場が一番いいんじゃないかなと思います。

 

バートンはNYK戦のときは精彩を欠いていたので、全部が全部そうなのかはわからないとこがありますが、攻守にわたって微妙でした。
特にディフェンスではフォーニエに狙われまくり、相手の攻撃の起点になってしまっていました。
オンボールプレイヤーなのでビールと相性が悪く、バートンに関しては普通に控えからの出場でいいと思います。

 

ここにアブディヤとキスパートがどう起用されていくかも試して行かないといけないし、ケミストリー構築にはなかなか時間がかかりそうですね。
色んなラインナップが試せるのは良いことですが、それぞれが中途半端になってしまうのが一番良くないことなので…。
というかフォワード陣は整理した方がいいし、TDLでその辺動かすんだろうと信じたいです。

 

スタメンと控え
八村の控え起用に始まり、NYK戦でのモリス微妙からのライト絶好調、クズマのシュート絶不調という流れから、そもそものスタート起用はビールとポルジンギス以外こうするべきなんじゃ?と様々な意見が出てきました。

 

特に八村に関しては国内のみならず、海外でもそういった声が公式SNSに届けられていて、「まぁなんて過激なこと(オホホホ」と思いましたが、今シーズンもアンセルドは色々と難しい立ち回りをしなければいけないようです。
アブディヤについてもイスラエル代表コーチから「アブディヤの使い方が違う」なんてことも言われちゃったしね。

 

そこで、ここではこうしたらいいんじゃない?的なラインナップを書いていきます。
それが以下です。

 

スタート:モリス、ビール、アブディヤ、クズマ、ポルジンギス
2nd:ライト、バートン、キスパート、八村、ギャフォード

 

スタメンではビールとポルジンギス中心、控えではバートンと八村中心にオフェンスを展開することで、極端にスタメンと控えでオフェンス力に差を付けない方がいいんじゃないかなと思いました。
これだとまた「アブディヤの使い方が~」とイスラエル代表コーチに言われそうですが、アブディヤはとりあえず何かしらの武器をいったん身に着けることがいいんじゃないかな?
ディフェンスはもう良いので、3Pかリム周りのフィニッシュ精度を上げてほしいです。

 

モリスとライトは悩みましたが、ビールとポルジンギスが同時にいるときに、ゲームコントロールできる人がいないとヤバそうな匂いをジャパンゲームで感じたので、モリスかなぁと考えました。
ATLとかみたいにバックコートデュオが強力な場合はライトの方が良い場面もありそうですね。

 

ジョニデ
2022年ドラフトで10位指名のジョニデは、かなり微妙だったサマリを経て、プレシーズンではその汚名を返上してくれるかなと期待しましたが、慣れないハンドラーを任されたせいか、またしても微妙なプレーを連発しました。

 

最後の方は果敢にシュートを狙いに行って決めきるなど良い場面もありましたが、現時点では復帰するキスパートやアブディヤを使わずにジョニデを起用する可能性は0に等しく、シーズンどうするんだろうなぁという気持ちでいっぱいです。

 

すでにGリーグで頑張れと激励の言葉を結構貰っているジョニデですが、本当にGリーグ送りとなるのでしょうか?
ガード陣の層が割と薄い問題は、アブディヤをハンドラー起用させれば足りますが、そうするとSFが足りなくなるので、やはりジョニデをなんとかハンドラーにしようという狙いがありそうな気もします。
果たしてどうなることやら…。

 

まとめ
とうとう10/20の木曜日からWASのシーズンが始まります。
初戦はアウェイでINDのようなので、気持ちよくINDにタンクさせてあげましょう。
というかタンク協力するので負けてくださいお願いします。