今シーズンが始まり、現在WASは3-1と順調なスタートを切っています。
ただ、正直再建期のINDとDET、そしてラビーンのいないCHIに勝っているだけなので、対戦相手に恵まれている感は多少はあるし、昨シーズンの10-3の悪夢があるので何とも言えない気持ちになっているのも事実。
そうは言っても勝てる時に勝っておくというのが、シーズン終盤でかなり重要となってくるので、このまま好調をキープしていきたいですね。
これまでの4試合は、
vs IND 114-107
vs CHI 102-100
vs CLE 107-117
vs DET 120-99
というスコアとなっており、CLE戦のOTが無ければすべての試合で相手チームのスコアを110点以内に抑えることができています。
ディフェンスがなかなか良くなっているとも思いますが、試合を観ているとまだまだ改善の余地があるので、これからもディフェンスコミュニケーションを取って「鉄壁の首都(笑)」とならないようにしてほしいですね。
オフェンスでの負担が減ったビールがディフェンス頑張っているのを見たときは少し感動しました。
これまでのラインナップ
プレシーズンでは様々なスターティングメンバーを試していましたが、シーズンが始まってからは変わらず以下のメンバーでスタートしています。
モリス、ビール、アブディヤ、クズマ、ポルジンギス
これ俺がシーズン開幕前に予想していたラインナップと同じじゃないか!と自画自賛しつつ、やはりこのラインナップが攻守ともに安定しててかなり良かったです。
2ndユニットでは
ライト、バートン、八村、ギャフォード
がメインで、要所要所でギルが出てきたりしていました。
キスパートが復帰したらここに加わってくるでしょう。
最初の2試合くらいは、アブディヤと八村が交代で入ってきてオフェンスが困ったことになることが多くなりました。
ただそれからはクズマを早めに八村と交代し、1Q後半には2ndユニット+クズマのようなラインナップにすることで、フロアバランスのいい構成になってきています。
こういったことから、
①ポルジンギスいるときはアブディヤ+八村orクズマ
②ポルジンギスいないときはアブディヤor八村+クズマ
がちょうど良いとアンセルドは思っていそうで、そこは筆者も同感です。
八村とポルジンギスはオフェンスでのポジショニングが悪く、結構な頻度でスペースを殺していることが多く見られます。
なのでどちらもオンコートの状態だと結構なオフェンスの停滞や、なんならディフェンスもあまり良くないことが多いので、同時起用はなかなか難しそうでした。
アブディヤとクズマはそういったスペーシングについては優秀なので、どちらかはコートにいないと困ってしまう状況になることがありました。
なのでこの構成は今後も続けてケミストリーを向上させてほしいです。
今後の課題
最近のDET戦では後半から徐々に点差を広げていって、4Qの残り2分にはガベージタイムに入ることができるくらい安定した試合運びができていました。
ただこれまでのWASカルチャー的に、いくら点差をつけても安心できないことのほうが多く、IND戦やCHI戦も10点差以上つけていても数分で追いつかれてしまうなんてことがありました。
なぜそうなってしまうのかはよくわかりませんが、ビールやクズマといったチームの中心が雰囲気を引き締めていくリーダーシップが取れるようになることに期待します。
ポルジンギスはそういった役割は苦手そう。
また、これは細かいとこなのですが、トランジションを仕掛けられたときにキャッチアップすることができていないことが多いです。
特にビールや八村はそういったケースがあり、スコブルカルチャーの負の遺産なのかもしれません。
キャッチアップができないことで、簡単にオープンの3Pを打たれてしまうor他の選手がクローズアウトして逆にリム周りが空くといったことがあるので、アンセルドはその辺を頑張って修正してほしいです。
まとめ
次のIND戦以降は、
@BOS→PHI→@PHI→BKN→@MEM
とかなりきついスケジュールが組まれています。
特にエンビートのいるPHIなんてポルジンギスが破壊されてしまうのではなんて悲観的に考えてしまいます。
ただここを勝ち越すことができれば本当にWASが強いと思えそうなので、頑張ってほしいですね。