ウィザーズのお話

ウィザーズのお話

主にワシントンウィザーズについて話すブログ

シーズン半分を過ぎて

早いもので、楽しみにして待ち遠しかったシーズンは半分が過ぎてしまいました。
今日43試合目を終えたので、一応の節目としてこれまでの感想的なものを書いてみようかなと思いました。
つらつらと書いていくので、良かったら見ていってください。

 

予想通りか?予想外か?

例年のごとく、WASはシーズン前評価では10位~12位くらいの位置づけをされていました。
このメンバーならもうちょい行けるでしょ!プンプン
と思っていましたが、そんな前評価の通りの結果と現時点ではなっています。

 

ただ、内容を見てみると、ビールが今のとこ半分を欠場しているし、2ndユニットのライトと八村も欠場数が多かったことがありました。
それを踏まえると、クズマとポルジンギスだけでよく戦えていたなと思わないでもないです。
まぁジョニデが0.4ビールくらい活躍してくれていたらもうちょいマシだったかもしれないですね。

 

予想外だったのは、ポルジンギスが健康体で過ごせていることです。
DALから放出された理由の1つとして、膝の状態が悪かったという噂がありましたが、現状なんぞそれ?といったくらい試合に出ているし、活躍もしています。
ガード相手にも押し込めないヨワヨワフィジカルではあるものの、しっかりと試合に出てくれることには感謝でしかありません。
もうちょいアウトサイドに安定感あると嬉しいんだけども。

 

また、ライトが怪我で欠場となってから良勝もといグッドウィンの躍進も予想外でした。
サマーリーグではイノシシアタックしかできないという悪いイメージでしたが、ハッスルとディフェンスでチームに貢献する献身性を見せてくれ、欠かせない選手の1人となりました。
現在はライトの復帰によってプレータイムが減ってしまいましたが、それでも腐ることなく、ベンチを盛り上げたりしれくれるので、早く本契約を結んでほしいです。

 

予想通りという点で言えば、生え抜き3銃士の停滞があります。
八村はまたしても怪我で多くの試合を欠場し、復帰しても課題であったものは何一つ改善されていませんでした。
アブディヤもオフにハンドリング強化として有名なスキルコーチに指導を受けたという情報を見ましたが、何一つ変わっていなかったように感じます。
キスパートに関しては、もともと出来ることを常に100%に近い状態で貢献はしてくれていましたが、やはりディフェンス面での改善は見られませんでした。

 

キスパートに関して言えば、完成度の高い即戦力選手としての指名だったと思うので、現状で全然文句はないです。
ただ八村とアブディヤに関してはポテンシャルを見込まれての指名だったと思うのですが、今のままだとトレードの駒で使われる未来しか見えません。
まぁ八村ファンからしたら良いのかもしれませんが、行った先で起用される可能性はあんまり無いんじゃない?と思いますけどね。

ジョニデはある意味予想外なほど通用していないので、話題にすらあがってこないのが残念なところです。
早くあがってきてくれ。

 

現状の評価

各選手の評価をなんとなく書いていきます。

 

ガード陣
・モリス:80点…堅実なゲームメイクが良かったです。最初はシュートが安定していませんでしたが、最近は安定してきたので安心です。
・ライト:75点…出ればディフレクションとスティールが光るので良いのですが、オフェンス面でもうちょい存在感出してほしいところ。
・良勝:90点…2wayでかなりの掘り出し物でした。ライトを食えるくらい今後も頑張ってほしいです。
・ドットソン:?点…The 2way選手って感じでした。

 

・ビール:60点…スタッツは悪くはないし、リム周りなどの決定力も向上していますが、出場数が少なすぎるし、オールスターにしっかり選ばれるくらいの存在感は欲しいです。点数が低いのは期待には応えていないという面からです。
・バートン:40点…ダンシングKCPからディフェンスを取ったような存在なので頭が痛かったです。おそらくトレードでバイバイです。
・ジョニデ:10点…Gリーグでもうーんって感じらしいので、なんとか這い上がってきてほしいですね。

 

ウィング陣
・アブディヤ:70点…昨シーズンとあまり変わらないし、あまり成長したところは見られていませんが、役割はこなしているためこの点数に。
・キスパート:85点…オフボールムーブや3Pは安心して見られます。もうちょいマンディフェンス頑張って。

 

・クズマ:80点…チームの顔の1人になってきていますが、それならもうちょい安定感が欲しいところです。
・八村:60点…スコアリングは助かりますが、パサーがいないから活躍できないというのは4年目にしては厳しいです。欠場数も痛い。
・ギル:70点…なんだか3Pを打ち切らない場面が多々見られ、プレー面で少し不満に思うところがありました。ギルならまだ舞えます。
・トッド:?点…本当にチームにいた…?

 

インサイド
・ポルジンギス:85点…強豪チームには手も足も出ない弱点がありますが、欠かせない選手だし、かなり助かっています。
・ギャフォード:80点…シーズン当初は不安に思うほど微妙でしたが、途中からかなり良くなってきました。ファールは減らして。
ギブソン:100点…一番信用できる選手です。ハードワークを欠かさない姿勢は全員見習ってほしい。
・キャリー:?点…個人的にもっと使ってほしいと言い続けて早1年。

 

TDLまでの展望

今シーズンも例に無くトレード市場が活発になりそうで、WASも例外ではありません。
特に来シーズンにPOとなるクズマは、オプション破棄からのFA宣言をしているため、WASとしては残すために大金を払うか、トレードして対価を貰うかの選択に迫られています。
また、八村もどうなるか不透明で、クズマの去就によっては放出も全然可能性があります。

 

ただ、WAS自体がどういった方向性でシーズンを過ごそうとしているのかは毎シーズン謎なので、そこはシェパードのみぞ知るといった感じです。
まぁビールとMAXしたことでタンクは無いでしょうが、かといって今の感じで優勝を目指すのは無理でしょう。
そのため、若手を対価にトレードするのか、はたまたポルジンギスなどエースキャラの変更を狙うのかどれになるのか…。

 

個人的には楽しいWASが見られればいいのですが、それだとそもそもアンセルドじゃ厳しいという現実があります。
そこはいったん置いといて、なんで今のWASがそんなに楽しくないのか簡潔に書きます。

 

①ハンドラーがいない
②アウトサイドがない
③P&Rからの展開がほぼ無い

 

完全にディフェンスのことは置いて書きましたが、主にオフェンスが見ていて楽しくないので書いてみました。

現時点でハンドラーになっているのがモリス、ビール、クズマ、(時々)アブディヤといった感じですが、信頼できるのはモリスくらいです。
他の強豪チームだと複数人そういった選手がいるか、少ないけど圧倒的かのどっちかだと思っています。


複数人:BKN、BOS、CLEなど
少ないけど圧倒的:DEN、MEMなど

 

また3Pを安定して決められる選手がほとんどおらず、ビール&クズマ&ポルジンギスが微妙なので、戦略として入れられないのが厳しいです。
モリスとキスパートくらいですもんね。

 

P&Rからの展開が少ないのもハンドラー不足から来ているもので、フィニッシャーの八村やギャフォードが前よりも目立ちにくいのが非常にもったいないです。
ウォールやラスという偉大なパサーを失って初めて気づく大事なこと…。

そうなってくると、それらを持った選手が欲しくなるというもので、個人的に欲しい選手を書いていきます。

 

実現ほぼ無理レベル

・デマー・デローザン(CHI)
WASと共に絶賛低迷中のCHIは、ラビーンのトレードの噂をよく聞きます。
確かにデローザンを放出するメリットは無いので、必然とラビーンが出てくるのはよくわかります。
ただWAS的に欲しいのはデローザンなので書いてみました。

 

ハンドラーとしても、ハイポストからの起点としてもWASに足りない部分を補ってくれると思うので、かなり欲しいです。
クズマとかアブディヤをアセットにしたら取れないかなと思ったり思わなかったり。

 

ディアンジェロラッセル(MIN)
MINも同じく苦戦しているチームの1つで、なぜかそのしわ寄せがラッセルにも来ているそうです。
パサーとしても、ハンドラーとしても良いラッセルは、WASに来たらフィットしそうなのではと思っています。

 

獲得しても、今シーズンで契約満了なので、ただで出ていかれる危険性はありますが、それはそれ、これはこれです。

 

・フレッド・ヴァンブリート(TOR)
or
・OG・アヌノビー(TOR)
なにやら上手く行っていないTORは解体の噂があるとかないとか…。
それならWASも積極的に介入したいところです。

 

まぁぶっちゃけそれでWASの中に欲しい人材がTOR側にあるとは思えないし、99%くらいあり得ないんですけど、ぜひとも欲しいのは上の2選手です。
FVVはオールスターにも選ばれたガードですし、モリスの上位互換だと思うので、絶対にWASには合うと思っています。
アヌノビーはアブディヤの上位互換だし、WASに足りないスーパーヘルプを発揮してくれるでしょう。

 

別にクズマだったらアヌノビーで十分だし、アブディヤとか八村が欲しそうな感じは一切しないので、希望的観測ということで…。

 

なんとなく現実的なレベル

・メイソン・プラムリー(CHA)
ポルジンギスとギャフォードというフィジカルヨワヨワコンビのインサイドしかいないWASは、デカくてごついやつが欲しくて仕方ありません。
タージは良い選手なのは確実なのですが、少しアンダーサイズ気味なので、アデバヨやエンビートといったセンター相手は少し厳しそうです。
そういった意味でプラムリーは悪くない存在だと思っているので、獲得しても面白そうだと思っています。

 

CHAは若手センターを育てたいだろうし、win-winでは??

 

・ダニエル・タイス(IND)
ポルジンギスとギャフォードというBigラインナップが崩壊しつつあるWASは、ギャフォードのところに機動力のあるビッグマンを置きたいんじゃないかと思います。
その点、タイスはアンダーサイズながらもスクリーンなどハードワークを欠かさない選手なので、ポルジンギスに組ませるならぴったりかなと。

 

現在もINDはタイスを全然使っていないですし、サラリー的に処理しておきたいと思っていそうなので、こちらもwin-winになりそう。

 

・イマニュエル・クイックリー(NYK)
WASに足りないスラッシャータイプのガードです。
今シーズンはブランソンやバレット、ランドルといった選手で勝ち越していますが、若干ウィングポジションが薄い感じがします。
そこでWASからはクズマを差し出すことで、NYKからはクイックリーを含めた選手たちを貰うという算段です。

 

どさくさに紛れてトッピンとかレディッシュ、指名権を貰ってしまいましょう。
なんなら2023年のWAS指名権を返していただいて…。
クズマもニューヨークなら喜んでいきそうな気もします。

 

・ケリー・オリニク(UTA)
もうどうせならゴンザガ集めちゃおうぜ!ってことだけでなく、ポルジンギスの相方に適していそうだと思ったので挙げてみました。
WASクラは「オリニク帰れ!」と思うでしょうが、ここは過去を水に流していきましょう。

 

軟体ビッグマンでアウトサイドもあるけど、1Bigだと頼りないオリニクなので、同じく1Bigだと頼りないポルジンギスと組ませちゃおうぜっていう発想です。
ギャフォードよりかはディフェンス面でフィジカルあるし、ダーティさもあるので、悪くはないと思います。

サラリーダンプ要員で控えているバートンさん、出番ですよ。

 

まとめ

まぁつらつらと書いてみました。
シーズンはもう半分過ぎた、けどまだ半分あるという印象です。
ただWASはこれからどう過ごしていくかを決めないと、暗黒期と言われてもしょうがないシーズンを送ることになってしまいます。

 

果たしてTDLまであと1か月となった今、どうロスターを再編していくのか楽しみです。