ビールのトレードからポルジンギスのトレードといった怒涛のトレード祭りが開催され、さらにはビールのトレードでやってきたクリス・ポールのトレードも行われました。
まだクリス・ポールのトレードは、GSWのジョーダン・プールの延長契約施行前なので、正式には7/1にトレードが行われるそうです。
この辺の契約ルールなんかも暇なときに知っていくと面白そうです。
そして迎えたドラフトの日ですが、WASは新フロントの動きが激しすぎて誰を狙うのか直前になってわからなくなりました。
トレード前まではガードの指名が濃厚とされていて、アンソニー・ブラックかケイソン・ウォレスが有力視され、ワークアウトも行われていましたが、今ではガードが過多すぎてそこまで必要じゃなくなったことの影響が大きいです。
そうなると、地元出身のキャム・ウィットモアなんかか?となりはするものの、他チームのメディカルチェックでなんだか不穏な感じだったので、怪我が危惧されていました。
ガードでないならウィングがなかなか豊富なドラフトだったので、まさに予想のつかないドラフトとなりましたね。
今年のドラフト
本来8位指名権を持っていたWASでしたが、7位のINDにトレードアップを図り、7位でフランス人のウィングであるビラル・クリバリーを指名しました。
トレード内容
IND:2023年の8位指名権と2028年2巡目指名権2つ(1つはPHX経由)
⇔
WAS:2023年の7位指名権
SASに1位指名を受けたウェンバンヤマと同じメトロポリタンズ92というチームで活動していたそうで、ここ数か月で評価を高めました。
203cm88kgの18歳と細身で若いクリバリーの特徴としては、ウィングスパンが218cmもあり、ガードからウィングまで守れるディフェンダーのようです。
オフェンス面では荒削りなところがあるものの、十分ポテンシャルを感じるようなので、徐々に成長していってほしいです。
WASの新GMのドーキンスは、OKC所属のときにクリバリーの元に訪れていたそうで、かなり前から注目してたみたいですね。
インタビューもここ2週間で行っていたことも公表していなかったので、ばれないようにしていたのかもしれません。
モックとかじゃ1巡目中位から下位くらいだった気がします。
なのにINDにバレたのかなんなのか、脅しで2巡目を強奪されてしまいましたね…。
他の指名権では35位を持っていましたが、これはCHIとのトレードでなくなりました。
トレード内容
CHI:35位指名権
⇔
WAS:未来の2巡目指名権*?
あと42位指名権も持っており、それではセルビア人のトリスタン・ブクチェビッチを指名しました。
211cm101kgの20歳で、ストレッチビッグだそうです。
セルビアのリーグで活動していて、ハンドリングがビッグマンにしては良いそうですが、ディフェンスに課題があると言われています。
57位指名権もありましたが、これはクリス・ポールのトレード関係で途中から含まれた?そうで、GSWに渡りました。
その代わりにパトリック・ボールドウィンJrを獲得のようです。
トレード内容
GSW:57位指名権
⇔
WAS:パトリック・ボールドウィンJr
まとめ
7位へのトレードアップのために2巡目を2枚INDへ渡しましたが、CHIとのトレードで上手く回収できたので上手い立ち回りでした。
そして7位で指名したクリバリーはかなりポテンシャルを感じさせる選手で、BKNのミカル・ブリッジスやTORのOG・アヌノビー的なディフェンダーに成長してくれたら嬉しいです。
いったんドラフトは終わりましたが、ロスターは結構ダブついたポジションがあり、FA期間が始まったらまた動きそうです。
新フロントは積極的な動きを見せてくれていて、これからWASがどういった組織になっていくのかがかなり楽しみになってきました。