ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

WASの2023オフシーズン

WASの怒涛のオフシーズンがようやく終わりを迎えつつあります。
シェパード政権が終わり、ウィンガー&ドーキンス政権になってから再建への道を取るようになって、チームの解体が始まりました。

 

以下が主なオフシーズンの流れです。
・ビールのトレード
・ポルジンギスのトレード
・クズマと再契約

まずビールのトレードから見てみましょう。

 

ビールのトレード

WAS獲得:
クリポ、シャメット
1巡目スワップ権(2024年、2026年、2028年、2030年)
2巡目(2024年、2025年、2026年、2027年、2028年、2030年)
金銭

 

PHX:
ビール、良勝、トッド

 

※PHXからの2028年2巡目はクリバリをドラフトするときに、INDとのトレードでカツアゲされました。
正確に言うとINDとの3角トレードだけど割愛

 

アホ「ビールで1巡目とれなかったm9(^Д^)プギャー」
と言われまくりましたが、そもそもPHXはKD獲得で指名権放出しまくったからトレードで1巡目は出せませんでした。
じゃあ1巡目あるチームとトレードすればよかったじゃんとかいう火の玉ストレートは止めてください。それは私に効きます。

 

ただ、WASの再建が終わっている(願望)&PHXが焼け野原(願望)になっていそうな2028年1巡目スワップ、2030年1巡目スワップは、WASが今後再建したいチームにいるエースプレイヤーをトレードで獲得するためのアセットに使えそうなので儲けものです。

 

今のPORがリラードのトレード交渉で苦しくなっているのを見ていると、ビールのトレードをいかに早く実行することが重要だったか実感しています。
仮にリラードのほうが先に決まっていたら、ビールのトレードは無理だったかもしれませんしね。

 

次にポルジンギスがPO行使するのかどうかの期限ギリギリまで交渉していたであろうという状況から、MEMとの3角トレードでBOSへとトレードしました。
BOSとLACとの3角トレードが破断したときはどうなることかと…。

 

ポルジンギスのトレード

WAS:
タイアス、ガリナリ、ムスカラ、Julian Phillips(今年の2巡目)

 

BOS:
ポルジンギス、Marcus Sasser(今年の2巡目)
2024年1巡目

 

MEM:
スマート

 

※Julian PhillipsはドラフトのときにCHIにトレードしました。
CHIからは2026年と2027年の2巡目を獲得

 

MEMからはTDLで価値がめちゃ上がりそうなタイアスと、BOSからはおじさん2人を得ました。
まぁガリナリは昨シーズン怪我でいなかっただけで、普通に稼働できればコンテンダーからは欲しがられそうなので良きです。
ムスカラも良いベテランですし、控えビッグマンとしてTDLで売り出せそうな気もします。

 

ドラフトで指名したクリバリはポテンシャル枠ですし、アブディヤやキスパなどの若手がいるチームにはタイアスのような正統なガードがいて、ゲームをコントロールしてもらえることはかなり重要だと思っています。
なのでタイアスの獲得はかなり嬉しいです。
モリスでも良かったんだけどね。ちょっとディフェンス面が…。

 

最後にビールとのトレードで獲得したクリポをアセットにしたトレードも行われました。

 

クリポのトレード

WAS:
プール、PBJ、ロリンズ
2030年1巡目(top20プロテクト)
2027年2巡目

 

GSW:
クリポ

 

下手にクリポを残留させると、案外勝ってしまう現象が起きそうなので、ここは引き取ってもらうことにしたのだと思います。
ただ契約年数が長くて高いプールを引き取ったのは少し謎ではありますが、今後タンクしたいチームに売りつけるための獲得と思えば悪くはありません。
他にクリポを欲しがるチームが無かったのかもしれませんしね。

 

年齢の高いクリポでプロテクト付きではありますが、1巡目を取れたのは大きいです。
ただ2030年ってGSWもカリーたちがいなくなって焼け野原になっていそうなので、果たしてその指名権がWASに渡ってくるかは微妙なところではありますが…。

 

その他の動き

トレードが落ち着き、FA期間が始まってからはPOを破棄したクズマとの再契約がありました。
4年102milという予想よりもやや少なめのサラリーかつ、年々下がっていくという聖人っぷりを見せてくれました。

 

※クズマの4年契約のサラリー推移
$25,5mil → $23,5mil → $21,4mil → $19,4mil

 

これなら数年後にクズマの行きたいチームにトレードで出す難易度はかなり下がるし、欲しいチームも格安で取れるのでありがたいでしょう。
WASも相手チームもクズマもWinな契約です。

 

いくらチームが再建に向かっても、チームにリーダーのいない再建は意味が無いと思っているので、WASカルチャーの再構築という面でもクズマの再契約は嬉しいですね。
来シーズンか2年後にはトレードでいなくなってしまうかもしれませんが、それまではアブディヤたちの指導をお願いします。

 

あとモリスがトレードされてしまいました。

 

WAS:
2027年2巡目(BKNとDALの高い方)

 

DET:
モリス

 

タイアスを始めとして、ガードが過多な状況だったので整理するためにモリスが選ばれました。
モリスはDETがホームタウンだそうなので、ある意味良かったのかもしれません。

 

2wayの枠も徐々に埋まってきました。
Quenton Jackson → 解雇
Eugene Omoruyi → 契約
Jared Butler → 契約

 

サマーリーグを経て、暴走機関車と化したQことQuenton Jacksonは解雇されました。
まぁ試合を観ていればわかる感じなのでしょうがないでしょう…。
そしてオモルイとバトラーが加わり、これぞOKCコネクションといった印象をすぐさま見せてきました。


残りの1枠は急ぐ必要はありませんが、2巡目で指名したブクチェビッチとの契約が本契約なのか2wayになるのかといった感じでしょうか。
なんか意味深な投稿をTwitter(死語)にしていたブクチェビッチなので、2wayを打診されたのかなとか思ってます。

 

現在のロスター

2巡目で指名したブクセビッチを除いたら現状は以下のロスターです。

 

タイアス、ライト、ロリンズ
プール、シャメット、ジョニデ
キスパ、クリバリ、PBJ
クズマ、ガリナリ、アブディヤ、ギル、クックス
ギャフォード、ムスカ

 

2way:オモルイ、バトラー

 

16人いるので、誰かしらカットされると思いますが、ギルかクックス、ムスカラの誰かだと思っています。
またしてもPFの層が厚すぎてキモい。

 

シャメットを、ジョニデのプレータイムのためにトレードで放出したいところですが、他の選手と合わせてのトレードはできず、単体でのトレードでしか放出できないらしいので難しいですね。
MIAが狙っている?との噂もありますが、リラード獲得の際にヒーローやダンロビを放出したあと、シューター欲しさに狙ってくるという話ならわからなくもありません。
ただどうやってトレードしてくるのかって問題はあります。

 

できれば純センターを1人増やしたく、ムスカラがいなくなってしまうのであればなおさらです。
ガリナリのセンター起用はやばそう。
どうせギャフォードが3試合に2回はファールトラブルになるので、センターの補強は考えてほしいところです。

 

まとめ

すっかりロスターが様変わりしてしまい、新しいWASが観られるのにワクワクするのが半分、来シーズンからビールいないのかぁと残念な気持ちが半分です。
残留希望があって、アブディヤと仲良かったポルジンギスもいなくなってしまったので、喪失感はなかなかにあります。

 

新しく入ってくるプールはGSWで問題を起こしていたそうな感じですし、チームの雰囲気がどうなっていくのやら。
ただクズマが陽キャなので、プールとのコミュニケーションをすでに取っているし、チームの雰囲気はGSWよりは良さそうなのは幸いです。
派手なプレースタイルの2人なので、試合でも退屈することは無いでしょう。

 

さぁて、来年のドラフト候補生でも見るかな!