ウィザーズのお話

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主にワシントンウィザーズについて話すブログ

プレシーズン2試合

いよいよ始まった新シーズン。
WASはプレシーズンの4試合のうち、2試合を終えました。
1試合目の相手はNBL(オーストラリアリーグ)のCairns Taipansとで、2試合目はCHAでした。
まだロスターが決まっていませんが、そろそろ試合の内容次第でカットされる選手が決まってくるでしょう。

 

各試合の所感を書いていきます。

 

タイパンズ戦

タイアス、プール、クズマ、ギャフォードというスタメンは確定路線だったと思いますが、最後の1枠にクリバリが選ばれるのはサプライズでした。
アブディヤは現在国際問題となっているイスラエルの事情もあり、メンタル面への影響で欠場となっていました。
なので順当にキスパートが選ばれるかと思っていましたが、ここでクリバリが選ばれたのはお試し&評価が上がってきたという面もありそうです。

 

オフェンスはタイアスがゲームコントロールする場面や、クズマがエルボーから組み立てることが多く、あまりプールがハンドラーとして仕掛けるシーンは多くなかったように感じます。

ぶっちゃけ格下相手だから何とかなっていただけで、結構オフェンスとしてのクオリティはかなりヤバい気がして仕方ありません。
タイアスとギャフォードのP&Rから始まるものしか安心できるものがない。

 

クリバリはそこまでオフェンスに絡むような感じはありませんでしたが、ルーキーとしての初戦ということもあるので、気長に見ていきましょう。
ただディフェンスでの存在感はすでにあり、スティールからブロックと腕の長さを活かした場面が随所に出ていました。
2024年の2巡目候補らしい相手PGのTaran Armstrongくんを封殺していましたね。

 

問題は2ndユニットで、
ライト、ジョニデ、キスパート、ガリナリ、ギル
という誰がハンドラーすんねんラインナップがありました。

 

ライトは良いディフェンシブガードではありますが、良いガードではありません。
なのにメインハンドラーをやらしていたので、オフェンスがグダグダになり、いたたまれない惨状となっていました。
ただポジティブな面として、その中でもジョニデは少しずつ自信をつけてきたのか、積極的にシュートに持っていく意識が見られ、昨シーズンからの成長が見られました。
今シーズンはシャメットとのプレータイム争いがあるので頑張ってほしいですね。

 

他のメンバーで目に付いたのが2way契約のオモルイです。
12分と短い時間でしたが16点と活躍し、早くもWASクラの心を鷲掴みにしました。
ストレッチもできて、ハードワークやディフェンスもできるオモルイは貴重で、これからのWASカルチャーを築くうえで欠かせない存在となりそうです。

 

試合は145-82とボコボコにしましたが、NBAチーム相手ではないので、新チームとしての準備運動といった感じの印象でした。

 

CHA戦

今シーズンに最下位争いをするライバルとして目を付けているCHAとの試合でした。
色々と不遇なチームではありますが、そこに同情していては再建ができないので今シーズンは1位指名権いただきます。

 

CHAには2位指名権でドラフトされたブランドン・ミラーがいるので、少し注目して観ていました。
まぁ荒削りな部分が多いので、この試合ではまだそこまでの存在感はありませんでしたが。

 

前回の試合に続き、クズマがハンドラーとしてアタックすることが多く、割と今シーズンはそれがオフェンスでのメインの1つになりそう感があります。
ただ、マークマンにコースに入られても無理やり突き進むイノシシアタックなので、シュートにも行けず、崩せても無いのでキックアウトしても展開できないorカットされることが多かったです。
この試合でクズマは23分の出場時間なのに6回もTOVをするという最悪なエースとなってしまったので、しばらく大人しくしていてほしい。

 

そんなクズマだし、プールはプールでセレクションの酷いシュートが多かったので、FGが2/13という低確率をたたき出しました。
えーこれが今シーズンのエース~?と思わないでもないですが、今シーズンはタンクなので問題ないです。
スタメン同士の試合ではブリッジスとヘイワードのいないCHAに負ける悲しい結果に。

 

今のWASはかなりリバウンドが弱く、オフェンスリバウンドがCHAのマーク・ウィリアムスとニック・リチャーズに4回ずつ取られてしまい、チームとしての課題が出てきました。
CHA全体ではオフェンスリバウンド16回と、WASの10回を超える数字を記録され、これからのシーズンで何回セカンドチャンスで得点されるシーンを見ることになるんだろうと恐れています。


そもそもリバウンダーになってたクズマが4回だけと少ないし、センターのギャフォード、ガリナリ、ムスカラの3人でディフェンスリバウンドが6回という少なさが原因です。
ギャフォードは前からリムプロに行くのは良いんだけど、そのあとマークマンのセンターに余裕でリバウンド取られるからなぁ…。

 

昨シーズンと違い、P&Rでハンドラーに延々と攻められることは少なくなりましたが、ディフェンスの酷さはまだ健在です。
ここをアンセルドはどうしていくのか。
もしかしたら何もしないかもしれない。

 

主力同士のときはWASがプレシーズンなのにタンクをしていて負けていましたが、2wayのバトラーやオモルイが出ると徐々に点差を縮めていき、最終的には逆転して98-92で勝ちました。
主力で負け、控えで取り返していくカルチャーはそのままなのかもしれない()

 

まとめ

残りのプレシーズンの試合は、NYKとTORの2試合です。


ここまでくると主力は15分前後で終わりでしょうし、ロスター当落線上の選手たちがメインとなりそうなので、ある意味そこはWASクラ的には楽しみかもしれません。
果たしてカットされるのはギルとクックスなのか、それとも別の選手なのか…?